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ロードバイク乗りが「ランナーのカラダのなか」を読んだ感想

ロードバイク乗りが「ランナーのカラダのなか」を読んだ感想

Twitterでたまたま見かけたタイトルにもあるこの本。

ロードバイク乗りの自分がなぜこの本を手に取ったかというと、Twitterでフォローさせていただいている方が著者の方の販売告知をリツイートしていたのを見かけて「ん?」と気になったのがきっかけ。

著者の方のアカウント覗くとこの本は信頼できる&興味深そうな内容が載ってそうだったのでAmazonで購入予約までしてゲットした、というのがことの顛末

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PIXAR|TO PIXAR AND BEYONDを読んで

PIXAR|TO PIXAR AND BEYONDを読んで



Amazon prime readingで読めたので読んでみた本。ピクサーの作品はめっちゃファン、という訳では無かったけどトイ・ストーリーはやっぱり見ていたし中学生くらいの時にバグズライフも衝撃を受けた記憶がある。1番印象深いのは大学院生の時に初めてみたトイ・ストーリー3やったと思う。あれは思わず泣いてしまうやつ。おもちゃに感情移入したり、自分の昔のおもちゃに思いを馳せたり。

そんな多くの人

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ニュータイプの時代 を読んで

ニュータイプの時代 を読んで

今更ながら読了。良い課題を見つける力が課題を解決する力よりも希少になっている、という話が一番刺さった。10年前に今の会社に入社して一番感じた違和感をこの一言が全てを表してくれているような感覚になった。

これ、技術者として興味があるから取り組むのはいいけど実現する価値あるか?こんな商品欲しい人いるのか?みたいな薄っすらとした違和感。どこからもこれぞ!という課題や作りたい未来の話しが出て来ない。これ

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感性ポテンシャル思考法を読んで

感性ポテンシャル思考法を読んで

感性ポテンシャル思考法を読了。感性価値と一言に言っても色々ある中で、今まで読んできた論文など文献の中でも最も分かりやすく、かく的確にまとめられていると個人的には感じた。

感性ヘキサンゴンという捉え方で表現すれば、かなり感性価値とは何かを多くの人に説明しやすい。モノづくりの指標としてもとても優れていると思う。詳細は下記サイトを参照。

事例なども豊富に記載されており、感性価値を商品やサービスに付与

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"なぜ 僕らは今、リノベ―ションを 考えるのか" を読んで

"なぜ 僕らは今、リノベ―ションを 考えるのか" を読んで

リノベに興味がありブルースタジオの大島さんの本を読了。リノベ=何かおしゃれ、みたいな考えが自分の中にもあったけど、そういうことじゃないよなぁ、というマインドセットを変えてくれる本やった。

住宅を社会の一部と捉えて周囲との関係性も意識した社会とのコミュニケーションの設計までを含めてリノベーションとして捉えられている。これから空き家率が高くなっていく事を考えると、大島さんのような思想を持った人がどん

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他者と働く

他者と働く

ちょっと前に読み終わった。朝の通勤時にちまちまと読み進めてた。他者と働くことは避けては通れない事やけど、みんなが何かしら悩みを抱えるところやと思う。自分のナラティヴをいったん脇に置いて、相手のナラティヴに入って観察する、という話や適応課題という技術的に解決できる単純な話ではなく複雑なことが絡まり合って解決が困難な課題の話しを中心に色々と語られている。

現状、特段人間関係に悩んでいるわけではないけ

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”編集思考”を読んで

2020年1冊目は佐々木紀彦さんの編集思考。

説明されている”編集思考”と言う考え方は特別新しいとは思わない反面、普遍性を感じた。この本読んで個人的に一番良かったのは、編集思考を具体事例で説明するために取り上げられている各企業の変遷。知らない話が多くてとても面白く、そして参考になる。特にネットフリックスの先見性・選んだら任せるというスタンス(文化)、ディズニーの短期的ではなく長期的なビジョンの描

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