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音楽系大学院生による調査とその発信。芸術家の生年関係から、クラシック音楽と文化を視る。Twitterも @catcatus URL:https://twitter.com/catcatus

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    「音楽で人と思考をつなぐ」をコンセプトに、音楽コンテンツを配信するNotieのプロジェクトのひとつ。noteでは、音楽や文化を中心にした記事を配信いたします!Notie HP: https://www.mlprojectmusic.com/ では音声配信や、音楽家や芸術家へのインタビュー記事も配信しております。

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最近の記事

「ブランデンブルク」でつながる門とバッハとワーグナーとは?【後編】

前回に続き、「ブランデンブルク」と「ブランデンブルク門」について紹介し、それらと関連するバッハとワーグナーのエピソードをご紹介します! 今回は「ブランデンブルクという地」と「ブランデンブルク門が象徴すること」、そしてワーグナーのバイロイト音楽祭とのつながりについてを扱います! ブランデンブルクという地について前回の記事でお話ししたように、ブランデンブルク門はドイツ・ベルリンにある門でしたね。 現在の地図上でどこにあるかといえば、もちろん、ベルリン州にあります。 よーく

    • 「ブランデンブルク」でつながる門とバッハとワーグナー【前編】

      今回と次回にわたり、「ブランデンブルク」と「ブランデンブルク門」について紹介し、それらと関連するバッハとワーグナーのエピソードをご紹介します! 今回は「ブランデンブルク門とその建設経緯」、そしてそれらと縁のあるバッハのある楽曲についてを扱います! ブランデンブルク門とその建設経緯とはブランデンブルク門はドイツ・ベルリンにある門で、この門の東側には広場(Pariser Platz)があります。 この門はある人の命令で1791年に作られました。 その命令を下したのはフリードリ

      • 灰色にまつわる楽曲って思いつく?―リストとドビュッシーのあの曲!

        日本では3/3に桃の節句がありましたね。一方、キリスト教の行事では3/2に「灰の水曜日」がありました。 そこで今回は「灰の水曜日」とは何かを解説した後、「灰色」にまつわる楽曲とその作曲者をご紹介します! (こじつけですが(笑)) 灰の水曜日灰の水曜日とは、カトリック教会の暦において、復活祭の46日前の水曜日のことです。 「復活祭」は日本では「イースター」として知られていますが、キリスト教で最も重要な祭典の一つですね。 この、復活祭(=イースター)の46日前の水曜日が「

        • 【後編】「ドラゴンクエスト」の作曲家すぎやまこういちと同世代の日本の作曲家はこんな人!

          「ドラゴンクエスト」の音楽を作曲した、すぎやまこういち。 惜しくも昨年(2021年)の9月に亡くなりました。 前回から、すぎやまこういちと同世代の日本の作曲家を取り上げておりますね。 前回は、すぎやまこういち・武満・林について扱いました。今回は、冨田・一柳・三善について扱います! 冨田 勲 (とみた いさお)冨田勲は、1932年(昭和7年)に生まれ、2016年(平成28年)に亡くなりました(享年84)。 彼は日本で初めてシンセサイザーを個人輸入し、作曲に用いました。まさに

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          【前編】「ドラゴンクエスト」の作曲家すぎやまこういちと同世代の日本の作曲家はこんな人!

          「ドラゴンクエスト」の音楽を作曲した、すぎやまこういち。 彼は惜しくも昨年(2021年)の9月に亡くなりました。 今回と次回の記事は、すぎやまこういちと同世代の日本の作曲家を取り上げます。 年表まずは、すぎやまこういちと同世代の日本の作曲家をみていきましょう。 ふむふむ、すぎやまこういちと同世代なのは、 ・武満 ・林光 ・冨田 ・一柳 ・三善 ですね。 すぎやまこういちが2021年に90歳で亡くなられたけど、この人たちも生きていたら90歳あたりだったんだなぁと思うと

          ワーグナーと同時代の芸術家

          先月まで「ワーグナーのオペラの基礎知識」の3篇シリーズを書いた。 そこで今回と次回では、そんなワーグナーと同時代の芸術家・学者についてさくっとまとめていく。 ワーグナーと同時代の7人のうち、今回はワーグナーよりも年上か同い年の4人を、次回はワーグナーより年下の3人を取り上げる。 ワーグナーと同時代の芸術家 (7人) 私のtwitterアカウントでは歴史上偉大だと思う芸術家や学者の生年関係のツイートを毎日している。 以前にここでワーグナーを取り上げたことがある。 すなわ

          ワーグナーのオペラの基礎知識【後編】―ワーグナーとドイツ帝国の成立、そして「バイロイト音楽祭」

          『帝国のオペラ』という本を題材に、ワーグナーとバイロイト音楽祭についての基礎知識をまとめるシリーズ。 今回は、ワーグナーの人生とともに「当時の世界情勢」(=歴史) を取り上げる。 これを読めば、なぜワーグナーが自分自身でゼロから「バイロイト音楽祭」を作り上げることができたのか、そのワーグナーの凄さがわかるはず! ワーグナーが生まれた頃、当時の世界情勢は… ワーグナーが生まれたのは1813年、当時のザクセン王国(現在のドイツ)であった。 (ワーグナーについて復習したい人は前

          ワーグナーのオペラの基礎知識【中編】―ワーグナーの「バイロイト音楽祭」計画と、バイロイトという土地の歴史

          『帝国のオペラ』という本を題材に、ワーグナーとバイロイト音楽祭についての基礎知識をまとめるシリーズ。 今回は、ワーグナーがなぜバイロイトという街を良いと思ったのかを知るために、バイロイトの歴史と文化、そしてワーグナーの「バイロイト音楽祭」計画を掘り下げようと思う。 バイエルンの歴史的・文化的な背景バイロイトという街はドイツのバイエルン州にある。 バイエルン州の地理的な背景、つまり地図上の位置は前回の記事でご紹介したので、本記事では割愛する。 ここからは、現在のバイエルン州

          ワーグナーのオペラの基礎知識【前編】―ワーグナーとバイロイト音楽祭、現在のドイツの地理

          『帝国のオペラ』という本がある。この本には「ワーグナー」から「R.シュトラウス」のオペラに関する全体像が書かれており、とても勉強になる。 だが、この本を読むには幅広い前提知識、特に地理と歴史とオペラに関する知識が必要だと感じた。 少なくとも私にはその知識が足りていなかった。そこで、まずはワーグナーとバイロイト音楽祭についての前提知識にまとめてみようと思う。 『帝国のオペラ』について 【ちょっと脱線。『帝国のオペラ』の書誌情報】 広瀬 大介『帝国のオペラ:《ニーベルングの指

          5分でわかる!武満徹―2021年メモリアルイヤーの彼の、代表作と派生する文学作品や映画を知る

          今回の記事は、今年がメモリアルイヤーの一人、武満徹(没後25年)を紹介する。武満自身のことから、関連する文学作品や映画などまで。 夏休みの映画鑑賞・音楽鑑賞・勉強のネタにしてみては? (ちなみに、サン=サーンス(没後100年)も今年) 武満の生没年 (Wikipedia: 「武満徹」) 武満徹は、1930年(昭和5年)に生まれ、1996年(平成8年)に亡くなった(享年65)。 今年2021年は、没後25年のメモリアルイヤーである。 (武満徹は教科書に載る歴史上の人物の

          井伏鱒二、マグリット、ガーシュイン。実はこんな繋がりが…!

          『日本語の作文技術』という本に登場した「井伏鱒二」。あれ、この人何を書いた人だっけ? …そんな疑問から、本記事では、井伏鱒二と同時代の文化人についてまとめました。 『日本語の作文技術』 日本語で文章を書く時に、「あれ、何かわかりにくい文章になってしまう…」と感じるときはありませんか? そんな時には、この本! 『日本語の作文技術』をお勧めします! (心からおすすめしたいのに、表面的な宣伝っぽい文章になってしまった。) この本では、 「修飾語をどう配置するとわかりやすいか

          楽器の展示だけじゃない!「国立民族学博物館」ってどんなところ?

          先月の記事では、浜松市にある楽器博物館を紹介しました。 今月は、浜松市楽器博物館と同様に、色々な国の楽器を展示している「国立民族学博物館(みんぱく)」を紹介いたします! 国立民族学博物館(みんぱく)とは 国立民族学博物館(みんぱく)は世界の諸民族の社会と文化に関する博物館です。 1977年に大阪の万博公園内に開館しました。 国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学に関する調査・研究をおこない、その成果に基づいて世界の諸民族の社会と文化に関する情報を人々に提供し、

          お家で博物館を見学!―バーチャル浜松市楽器博物館

          緊急事態宣言が延長となり、全国的にもコロナの陽性者が増加していく現在、「お家で何をしよう?」と思っている人も多いのではないでしょうか? そんな方に、ぜひおすすめしたいのが、お家での博物館見学です! 今回の記事では、お家での楽器博物館の見学として、今月(2021年5月1日)公開された「バーチャル浜松市楽器博物館」についてご紹介します! 浜松市楽器博物館 浜松市楽器博物館は、静岡県の浜松市にある、日本で唯一の公立楽器博物館です。 1995年に、浜松市が進める「音楽のまちづく

          音大入試とは~日本でただ一つの国立の音大・東京藝術大学を模擬受験してみよう!~

          前回は、今年のコロナ禍での変則的な音大入試を書いた。今回は、従来の音大入試には何の試験が行われるのかをまとめる。心が削られる実技試験が多い、音大入試について紹介する。 記事の最後では、例として、もし藝大のピアノ科を受験すると、どのような曲を、いつ試験するのかをまとめた。 音大の主な試験科目従来の音大入試の主な試験科目を紹介する。 【私見で絞り込んだ東京の有名な音大(50音順)】 (この記事での略称) ・桐朋学園大学 (「桐朋」) ・国立音楽大学 (「くにたち」と読む、「こ

          コロナ禍の音大入試―分刻みのスケジュール、苦肉の策であの入試科目をカット!?

          音大入試は長い期間かけて行われる。専科試験、副科ピアノ、聴音、新曲視唱などなどと、科目が多いうえに、1人ずつ一曲ずつ演奏を聴くからだ。 そんな音大入試が、今年はコロナ対応にも追われた。 きっと、密にならないよう、飛沫感染をしないよう、校舎内の広いスペースを探し、限られた時間を駆使したことだろう。 今回は、そんなコロナ禍の音大入試の現状を、各大学の基本的な入試情報から考えてみた。 (なお、音大入試には何の試験があり、どんなスケジュールかは来月に記事を書きます!) 音大入

          あなたは何問解けるかな??―芸術にまつわる人物の生没年クイズ!

          【記事は無料、年表だけ有料】この記事では、Twitterアカウント(LUCA@catcatus)で行った新春企画にて、芸術にまつわる人物の生没年クイズを一挙にまとめます。 問題と解説に分かれています。問題を解いて答え合わせをしても、最初から解説を読んでも、お好きなようにお読みください! 問題1. ゲオルク・ヘンデル(1685生)と同年に生まれた、有名な作曲家は誰と誰? 2. ゲオルク・ヘンデル《メサイア》が初演された1742年、日本・江戸では徳川吉宗がある法典を制定したよ

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