お家で博物館を見学!―バーチャル浜松市楽器博物館
緊急事態宣言が延長となり、全国的にもコロナの陽性者が増加していく現在、「お家で何をしよう?」と思っている人も多いのではないでしょうか?
そんな方に、ぜひおすすめしたいのが、お家での博物館見学です!
今回の記事では、お家での楽器博物館の見学として、今月(2021年5月1日)公開された「バーチャル浜松市楽器博物館」についてご紹介します!
浜松市楽器博物館
浜松市楽器博物館は、静岡県の浜松市にある、日本で唯一の公立楽器博物館です。
1995年に、浜松市が進める「音楽のまちづくり」の一環として設立されました。
この楽器博物館では世界から収集した楽器を展示しています。
また、楽器にまつわる、楽譜や絵画、書籍、視聴覚資料も数多く所蔵しているようです。
楽器博物館の展示エリア構成は次のようになっております。
(HPの館内設備の館内マップ参照)
1階
・第1展示室 アジア
・第4展示室 電子楽器 / 国産洋楽器
地下階
・第2展示室 オセアニア・アフリカ・アメリカ・ヨーロッパ
・第3展示室 鍵盤楽器
以上のような常設展以外にも、特別展や企画展も行っています。
例えば、企画展には、今年の7月31日から12月7日まで開催する予定の、「琵琶~こころとかたちの物語~」などがあります。
加えて、展示以外にも、レクチャーコンサートやミュージアムサロンなどの演奏会も行っております。
例えば、レクチャーコンサートとして、過去には「涙のきらめき~17世紀ザルツブルク・祈りの宮廷音楽~」が行われました。
また、今月の29日(土)にレクチャーコンサートとして行われる予定の、「伝統再発見~語りの平家・地無し尺八・白繭の箏~」もあります。
バーチャル浜松市楽器博物館
この浜松市楽器博物館が、オンラインでも楽器を見学できるようにと「バーチャル浜松市楽器博物館」を公開しました。
このバーチャル浜松市楽器博物館は、高画質な撮影と高性能な測量により、オンラインでも「現実の室内空間を実際に歩いているかのような感覚と臨場感を味わえる」ように、作られたようです。
[浜松市楽器博物館のお知らせより(こちら)]
浜松市楽器博物館ではパソコンやスマートフォンで楽器博物館を見学できる「バーチャル浜松市楽器博物館」を公開しました。オンライン上のコンテンツのため新型コロナウィルス感染症の拡大によりご来館が難しいお客様にもご自宅にいながら楽しんでいただけます。
専用の3Dカメラによる高画質撮影と高性能測量システムにより、4Kの高画質かつ繊細な映像の3D空間を作り出します。まるで現実の室内空間を実際に歩いているかのような感覚と臨場感を味わえるのが特徴です。
このバーチャル浜松市楽器博物館を観ると、本当に高画質で綺麗です。細部までよく観察できます。
最初はバーチャル浜松市楽器博物館で観る方法がわからないなと感じるかもしれません。
私が使った範囲で理解できた使い方を簡単に述べておきます。
[バーチャル浜松市楽器博物館の使い方]
〇ドラッグすれば、今いる位置から、360度、周りを見ることができます。
〇拡大や縮小にも対応しています。
〇進みたいところをクリックするとそちらへと移動できます。(Google Street Viewで場所を動かしたことがある人はそのイメージです。)
〇バーチャル浜松市楽器博物館の中では、青い丸と、薄い白い丸が表示されています。
・青い丸は参考となる動画があるという印です。
・白い丸は、その場所まで移動できるという印です。
そのため、白い丸を目印にクリックすると、スムーズに場所を移動することができます。
ただ一点の難点は、解説文は小さすぎて読めないことだと思います。
これはぜひ、浜松市楽器博物館のHPに掲載されている、「種類別楽器紹介」や「エリア別楽器紹介」の解説を参考にして、いろいろな楽器を楽しんでください。
また、先述した、浜松市楽器博物館のHPの館内設備の館内マップを見ながら、バーチャル浜松市楽器博物館を楽しむと、どこに何が展示してあるかがわかりやすいと思います。
さらに、画面左下にアイコンが4つあります。
左から順に、
・博物館全体を斜めから表示する / 今いるところを表示する
・博物館全体を斜めから表示する / 博物館全体を上から表示する
・博物館のフロアを移動する(1階と地下階)
・博物館の中の任意の2点の距離を測定する ※携帯では測定しにくい可能性あり
となっているようです。
これらも合わせて、博物館の中を移動して、世界中のいろいろな楽器を楽しんでください!!
おわりに…
バーチャル浜松市楽器博物館はいかがでしたでしょうか?
最近、コロナで博物館や美術館に行けてないな、という方はぜひ、一度楽しんでみてください。
本当に綺麗な画像で、いろいろな楽器を楽しむことができると思います。
そして、やはり実際の目で観たいと思うかもしれません。
その場合は、コロナが落ち着いた時に、ぜひ浜松市楽器博物館に足を運んでいただければなと思います。音楽に関わる人間として、切にそう願います。
もしよろしければ、サポートいただければ幸いです。 (ポイっと50円、コーヒー代100円、カフェ代400円、お昼代800円…などなど) 今後の継続した活動の励みになります!