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こんにちは、カタリストエージェントの勝田です。
先日、日本経済新聞に「企業の採用広報解禁、対面選考が拡大」という記事が掲載されました。詳細は下記をご覧下さい。

対面での選考が復活?

この記事は新卒のケースですが、コロナ禍で見合わせていた対面の選考を拡充する企業が増えているという内容が書かれていました。適性や志望度を見極め、学生及び企業双方にとってミスマッチを防ぐというのが対面復活の理由のようです。

コロナ禍で一般的になったリモート面接にも沢山のメリットがある中、このように多くの企業が対面の選考に戻している背景には何があるのでしょうか?

以前私は「リモート面接でマスク?」という投稿の中でリモート面接のメリットとデメリットをお伝えするとともにメリットを活かしきれていない事例を紹介しました。詳細は下記をご覧ください。

その投稿の中で、「面接における本質的な部分はリアルでの面接と何も変わらない」と述べさせて頂きました。

当然ですが、面接では対面かリモートかという形態よりも、その中身が重要です。対面に面接を戻したからといっていい人材が採用できる訳でもなく、リモート面接だから駄目だということでは全くありません。

そこで今回の投稿では、対面やリモート問わず、面接で本当に重要なことについて考えてみたいと思います。

面接が上手い企業の特徴は?

よく面接が上手い企業とそうでない企業という話が人材業界で話題になることがあります。

面接が上手い企業というのは、適正な人材をしっかりとスクリーニングするのはもちろん、応募者の意欲も面接を受けて高まるというケースです。これは必ずしも大手企業や有名企業だからできるということではなく、面接官のスキルや人柄、あるいは会社の人材に対する考え方によるところが大きいと思います。

弊社の取引先にもこの面接が上手い企業があります。その企業の特徴としては以下のような点があります。

■面接が上手い企業の特徴
・会社としてのビジョンをしっかり持っており、どんな人材を求めているかが明確である
・経営トップや部門長が魅力的(=この人と一緒に仕事がしたい)
・1次面接から最終面接のプロセスに無駄がない(=面接官の役割が明確)
・応募者のキャリアの強みにフォーカスする
・当該部門以外も含めてポジションの可能性を検討する
・各応募者にとっての魅力づけがうまい(=プライベートオファー感)
・選考結果が出るのが早い

 

ポイントは応募者の「強み」にフォーカスして、可能性を探っていることと事業や仕事の魅力をしっかり伝えることですが、これは一人ひとりの応募者とのコミュニケーションを大事にしているということを意味しています。

面接が上手くない企業の特徴は?

一方で面接が上手くない企業の特徴は概ね、この逆のケースです。つまり、上から目線で選考をしてあげているというスタンスを持っている企業です。

面接が上手くない企業の特徴
・上目線でコミュニケーションが一方通行(=威圧的)
・選考基準が不明確
・応募者のキャリアの欠点にフォーカスする
・面接を選考の場とだけ考えている
・応募者の疑問点を解消する面接になっていない
・選考結果が出るのが遅い

    

面接はコミュニケーション

以上みてきたように、面接で重要なことは対面かリアルかということよりもその中身、具体的には面接の場をコミュニケーションと捉えているかどうか?がとても重要だと思います。

もっと言えば、選考プロセス全体を通して、しっかりと応募者(又はエージェント)とコミュニケーションが取れていることで初めて採用が成功していくのだと思います。
例えば、いくら面接が上手でも選考結果が出るのに何日もかかっていたらやはり、それはネガティブな印象を応募者に与えてしまうリスクがあります。

弊社カタリスとエージェントとして

このような面接を効果的な場にしていく上で人材紹介会社の役割はとても重要だと思います。

弊社、カタリストエージェントでは面接における応募者のフィードバックを即日、詳細にとるようにしています。その上で企業に対しても面接で良かった点、あるいは本人が懸念と考えている点などについてフィードバックを徹底しています。

単なる感想や意向のフィードバックではなく面接の良かった点をフィードバックしていくことでより企業とのリレーションを強化できればと考えています。

これからも同業他社の面接を数多く見てきたからこそのアドバイスを企業、求職者双方にできればと考えています。

採用や転職に関する相談は、是非お気軽にお問い合わせ下さい。






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