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しかがみさま

〈あらすじ〉
片田舎の高校に通っていた神代健太。彼は“夢で起きては夢の世界を生きていた”
無論学校生活を疎かにしていた訳でなく、彼の“夢語り”はクラスのちょっとした名物になっていた。親友とクラスメイトと先生と家族。小さなコミュニティが形成されたこの町で、いつもの日常を生きていく。

いつもの日常は夢に侵されていき、健太は夢に生きたがる。彼が選ぶ世界とは?
2つの『しかがみさま』の存在とは?
夢の異世界に生きる意味を求めた少年が、夢に支配されていく物語

序章

―――…現住建造物等放火罪及び殺人罪の疑いで指名手配されていた佐々木健太容疑者(当時17歳)の身柄が拘束されました。佐々木容疑者は入院しており、身体が回復次第事情聴取が行われるという事です。


佐々木容疑者の知人は
―中学時代の佐々木容疑者はどのような人物でしたか?―
佐々木容疑者の中学時代の知人「いやぁ、そんなことする奴には全然見えなくてぇ。むしろ気のいい陽キャって感じっすかね(笑)でもちょっと夢見がちっていうか...普段は野球部のキャプテンで友達も多い奴なんすけど、たまぁに不思議ちゃんみたいな事言う事はありましたね」
―卒業後も交流はありましたか?―
佐々木容疑者の中学時代の知人「えぇ、まぁそこそこありましたよ。高校がバラバラになっちゃったんでそんなに頻繁に連絡とったりはしてなかったっすけどね。それでもそんなおかしい様子とかは無かったっすよ。」

関係者によると、警察は容疑者が潜伏拠点としていた廃ビルを家宅捜索する方針を固めたという事です。

2026年8月6日



※1話以降のリンクは公開次第埋め込みます

第一夜 ハゲ猿
第二夜 夢世界
第三夜 リンク
第四夜 寝坊
第五夜 田舎
第六夜 美緒
第七夜 お預け
第八夜 登山
第九夜 思ひ出
第十夜 ある種の終焉


※追記。大変申し訳無いのですが、当方が多忙により一章までしか書き終わっていません。落ち着くのは来年度になると考えられます。そこまで気長にお待ちいただけるのならとても嬉しい限りです。

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