見出し画像

パニック症の鬼門

これまでパニックの大発作は2回しか経験してません。
それも20年以上前。
それでも未だに怖い!!
あの恐怖感を体験したら、もう普通には戻れないような気がします。

以降、あんなに好きだった飛行機にも乗れなくなった他、
高速道路の運転(特に片側一車線の道路)や高速のトンネル、
床屋(理容室)、歯医者が駄目になりました。
僕などは、まだいい方で、レジに並ぶことや、全校集会で立ったままでいること、通勤の電車、それに、家にいてさえパニック発作が起こる人
もいます。
生活の質(QOL)がガタ落ちです!!
基本的には、医者にかかって処方薬を飲むしか解決策はないと思うけど、
「慣れ」という部分も、意外に大きな要因です。

僕が苦手とする中で、一番身近にあって困るのが床屋さんでした。
歯医者は、歯が痛まなければいいのだし、飛行機は新幹線で代用できるし、
高速も、下道を使ったり、時には奥さんに運転をかわってもらったり。
しかし、床屋は月1度はお世話になる場所です。

他県に住んでる時に、最初のパニック発作を経験したのですが、
それから床屋を探すのに、めっちゃ苦労しました。
結果、いつ行っても客がおらず、高齢のおじさんが一人でやってるような
店を見つけることが出来、毎回緊張しながらも通ってました。
で、地元へ戻ってきてからも、毎月2時間かけて他県の床屋へ
通い続けました。
で、月日は経ち、地元でも、同条件の床屋を見つけることができ
もう10年は通ってるのですが、先日行ったら「都合により当面
お休みします」の張り紙が…….
ガーン!!(*´ω`*)
どうしたんだろう、何があったんだろうと頭が真っ白。
また1から、床屋を探し回るのも大変な労力です。
入店する際に、他の客がいるかどうかは確認できますが、
切ってる途中で、他の客が入ってきて、待ってるという状態もNG。
異様に緊張するのです。

普段は4週おきに切るのですが、今回は6週経ちました。
で、昨日、その店を通り掛かると営業中になってた!!
この安堵の気持ちを理解してもらえるでしょうか^^;
さっそく、今日、カットに行ってきました。
店主さんは、年末に胆石発作が起き、入院、手術をしてたそうです。
てっきり、このまま店が閉店してしまうだろうと考えていた僕は、
大いなる安心感と、6週間ぶりにカットした爽快感を
今味わっているところです(笑)

パニックの経験のない方には、なかなか理解出来ないことでしょうが、
パニックに限らずメンタルに問題がある人間にとっては
「普通のこと」が、こんなにも大変なんです。

という訳で、皆さんも、今日一日よい時間をお過ごしください〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?