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知らないとヤバい⁉内定承諾前に判断をするための3つのポイント


根強い!石の上にも三年説

昔から言われていることですが、1社の在籍期間が3年未満の人の場合については、すぐに辞める傾向があるので書類審査で落とすというのが人事が唯一持っている決定権である。

30歳までなら3社経験、35歳までなら5社経験までが許容範囲とされており、大企業で仕事をしていたり、業界内で有名ということになったら、免除されることが多い。

転職が当たり前になっている時代とはいえ、いまだに昭和の古臭い考え方が正解と思い込んでいる人事も9割いる。
特に大企業になればなるほど傾向が強くなっているので気をつけたいところ。

20代と30代以降では少し数値が変わってくるのですが、最初の転職を100点としたときに、2回目(通算3社目)には80点ぐらいですが、20代だと60点ぐらいまで下がっていく。

3回目(通算4社目)は60点ぐらいまで下がり、20代だと50点以下になってしまう。

人事の基準は基本的には減点法であるため、採用基準点以下と判断をされるとお祈りメールが届くことになるシステムになっている。

ただし、スタートアップ企業界隈の場合、即戦力を期待することが前面に出てくるので、この法則には当てはまらないケースも多く存在している。

最近の人事の手法としては、転職サイトに登録されている情報から検索軸を決めたうえで、片っ端から無味乾燥の内容を送ってくることが常套手段になっている。

いまだに母集団を形成するために応募者を獲得してから、ふるいにかけているのが現状である。

最近ではエンゲージメントを高めて、離職する人を減らす企業が増えているにもかかわらず、人手不足から大手企業からスタートアップ企業まで様々な企業が採用を続けている。

長く勤められる会社なのかどうかということは、入社して一緒に働いてみないとわからない。

採用のミスマッチを失くそうとしているけど、一定数は減らすことができるけど、ゼロになることはないだろう。

では、どうしたらいいのかということを考えていくことにしましょう。

1:前職の不満には過剰に引きづられないこと

転職の意思決定のプロセスについては、次の3つの段階を経て決定されている。

その1:退職理由
その2:転職の軸
その3:入社決定をした理由

その1についてはすごく重要なファクターであり、転職軸や入社の決定理由にもつながってきます。

本音では言えないけど、あなたが退職をした理由って、自分自身にしかわかりません。

表向きはポジティブな理由で退職をしたとしても、本音ベースでは全く違う。
「業績が悪くなっていく一方で将来が不安になった」
「業界内で倒産するうわさが流れて将来が見えなくなった」
「給与水準が安すぎて、長時間労働で残業代もでないから」
「上司やチームとのコミュニケーションがうまくいかずに、昇進できるかどうか不安だったから」など、
人間関係、賃金関係、長時間労働が3大退職理由といわれている。

例えば、安月給で長時間働かされていたことが原因で転職をしたとするのであれば、高給な仕事で残業時間が少ない、ホワイト企業やプラチナ企業にターゲットを絞って、最高金額のオファーをくれた会社に入社を決めたというケースである。

自分はこれぐらいもらって当たり前だし、仕事はできるし、実績も残しているのに、評価をされずに後輩に追い越されてしまっていたりするケースも多い。

仕事上の不満を解消するために転職をするという選択は政界なのですが、入社後に想定していなかった不満が出てくることに気づいていない人の思考パターンになってしまう。

働いていくうえで幸福度が高くなる基準というのは、多岐にわたりいろいろな項目があるため、すべてを全部クリアできる材料が揃っていないのが現実です。

もし、自分が理想とする働き方を追求するのであれば、フリーランスになるか、独立して自分の理想を実現する会社をつくればいいのだから。

自分が気持ちよく働けて、自分の幸福度が上がるポイントについて、転職活動をする前から言語化しておくことが必要だ。

2:仕事軸は次の3つがポイント

自分にとって働き甲斐がある会社であったり、仕事って何だろうと考えることになるのですが、その際に営業、企画、開発など職種に目が行きがちになりますが、ここでは次の3つのポイントに絞って考えてみましょう。

あなたにとってやりがいのある仕事とは、『誰に』『何を』『どうやって提供するのか』という3つのポイントについて考えてみましょう。

その1:『誰に対して』という軸

より具体的にすることはもちろんですが、誰でもできることだからといって価値がないと思っていたことでも、他人にとっては価値のあることですから、些細なことでも言語化してみることをオススメします。

まずは『誰に』という部分ですが、マーケティングやコンテンツをつくる際にも使われる手法ですが、具体的に細かく言語化することで自分が働き甲斐があるというパターンが見えてくることになります。

価値を提供する人が多いのか、少ないのか、男性なのか、女性なのか、年齢層は20代なのか、30代なのか、法人なのか、個人なのかというように多様な物差しがあるので、自分自身の過去を振り返ってみた時に、やりがいがあったり、モチベーションが上がったりしたことをしっかり思い出してください。

その2:『何を』という軸

職種や業種に近いものではありますが、自分自身が今までに実績を出せた分野について考えてみてください。

例えば、有形商材なのか、無形商材なのか、法人向けなのか、個人向けなのか、マッチングサービスなのか、研修サービスなのかなど、どんなものを誰に対して何をやったのかということがポイントです。

その3:『どうやって提供するのか』という軸

この軸については、実績を残せた時にはどんな仕事の進め方をしていたのかを振り返ってほしい。

実績を残せていた時にはパターンが存在をしていて、それが点になり、線になり、面になっていることがよくあります。

実力が5、運が3、調子が2の10点満点中で、相手の期待値を越えた時に初めて実績を残すことができるようになる。

『スピード感をもって決裁権者とコミュニケーションをとりながら』、
『規定されたルールに則って、相手との信頼関係を築くことができた』、
『相手のニーズをくみ取って、自由な発想と臨機応変な対応だった』、
『従来の方法にとらわれることなく、できることからはじめてみた』など、
仕事のやり方で実績を残せていることが多い。

求人条件にある給料や仕事内容、休日、残業以外にも働き心地があがって、幸福度が上がっていくことになり、天職になる可能性も高くなる。

3:組織・人間関係・制度など会社関係の軸

自分に合う会社、自分に合わない会社、幸福度が上がる会社など、大きな影響が出てくるのが会社軸の部分です。

組織風土については、その企業が重視している価値観が、自分自身とマッチするかどうかが問題になります。

例えば、品質重視なのか、価格重視なのか、トップダウン方式なのか、ボトムアップ形式なのか、仕事重視なのか、プライベート重視なのかなどといったことになります。

求人票を見ていると、風通しがいいとか、社長との距離が近いとか、残業が少ないからプライベートも充実とか、いろいろな文言で書かれています。

人間関係については、個別のコミュニケーションではなく、組織としてのコミュニケーションについてです。

体育会系の上下関係がはっきりしている会社、フレンドリーでフラットな会社、若手でも意見をいえるような会社など、いろいろなコミュニケーション方法があります。

その中でも自分のスタイルに合わないということになってしまうと、居場所を失うことになり、また転職をすることになるので注意してください。

人事制度や評価制度については、各社いろいろな独自性を持っているので、自分自身が理想とする方法をとっている会社を選択してほしい。

ジョブ型の雇用なのか、メンバーシップ型の雇用なのか、将来の転勤はあるのか、ないのか、配属先が将来変わることがあるのか、ないのか、成果主義なのか、プロセス主義なのかなど、求人票に書いていることも多いけど、面接や内定承諾前に質問をしたら解決することが多い。

実際の仕事探しについては、100%の理想を叶えることはできませんので、どこを譲れて、どこは譲れないのかということを転職活動をする前から考えておく方が理想的です。


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