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平均年収2000万円の大企業からスタートアップへ。転職を決めた理由とは?

ハイキャリアのための転職相談プラットフォームCareerSuiteでは、実際に転職を決められた方にインタビューして転職体験記を掲載しています。
今回は平均年収2000万円と高収入で有名な株式会社キーエンスからハードウェアスタートアップに転職したKさんの転職体験記をお届けします。

簡単に自己紹介をお願いします。

東京大学を卒業し、新卒で株式会社キーエンスに開発職として入社しました。レーザ顕微鏡や三次元測定機といった産業用精密機器の開発に携わり、その後ロボット開発を行うハードウェアスタートアップに転職しました。

なぜ転職しようと思ったのですか?

大きく分けて理由は2つあります。
1つ目は、キャリアが固定化することに危機感を覚えたからです。キーエンスは良くも悪くも古い体質の大企業で、社内で使われている技術もレガシーなものが多いです。開発職として入社すると基本的には定年までずっと開発に携わることになるため、レガシーな知識のままキャリアが固定化することに危機感を覚えていました。自分の市場価値を客観的に見たときに、より新しい技術に触れられる環境に身を置いたほうがいいと考え、転職することにしました。
2つ目は、発想の幅を拡げるためです。
キーエンスは巷で噂されているように社員を厳しく管理する会社です。例えばオフィス内では原則的に私語が禁止だったり、一度出社するとコンビニなどで外出することが禁止だったりします。私は基本的に新しいアイデアを考えて取り組むことが好きなのですが、このような環境にずっといると、自分の発想の幅が狭まっていることを感じました。これではいけないと思い、より自由な環境に行くことを決めました。

転職前後で転職先の働き方や業務内容、企業文化などにギャップはありましたか?

大企業からスタートアップへということで、様々な点でギャップはありました。ただしどれも良い変化でした。
まずは自由が大きく増えました。出社時間が決められていないため、自分のタイミングで仕事を始めることができるようになりました。勤務時間中も過ごし方は自由なため、好きなタイミングで散歩に出かけて気分をリフレッシュしたり等、働きやすさは大きく変わりました。
企業文化という面では、やはりスタートアップはエンジニアを大切にする文化があると感じました。もちろんキーエンスでも開発職は花形部署なので大切にされていないということはなかったですが、エンジニアという人種の性質を尊重してくれるという意味ではスタートアップはとても進んでいると感じました。エンジニアが快適に仕事ができるようにあらゆる面で制度を整えてくれているのは嬉しかったです。

入社後どのようにオンボーディングされましたか?

キーエンスで産業用機器の開発はしていましたが、ロボットの開発は未経験でした。そこで筑波大学のロボット研究室に出向して研修を受けることになりました。こんな機会を作っていただけるなんて、なんていい会社なんだと思いました。
筑波大学では、ロボット開発で主に利用されるROSというフレームワークを勉強させていただきました。

転職後の企業で新たにどのような知識をインプットしましたか?

キーエンスでは使用することがなかったモダンな技術を触ることができました。
まずはgit。そう、キーエンスではgitすら使っていなかったのです。ただソースコード管理ツールを全く使用していないということはなくて、gitではない別のツールを使用していました。
それから前述したROSやDocker、Linuxのあれこれ(キーエンスではWindowsがメインでした)。
途中でWebにも携わる機会があり、Reactも触ることができました。

前職の経験はどのように活きましたか?

ロボット開発は未経験だったものの、同じ製造業という括りではあるので、メーカーでの経験は活きたように思います。ロボットの量産のためのソフトウェアを主導して進めることができたのは前職の経験があってこそだと思います。


インタビュー前編は以上になります。
後編に続きます!


ハイキャリアのための転職相談プラットフォームCareerSuiteでは、今回のインタビュー対象者に実際にキャリア相談をすることができます。
興味がある方はこちらから↓

https://careersuite.jp/s/lp/?ref=note


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