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"結論から話す"は学生にとって面接の鬼門

フリー面接トレーナーのnoriさんです。

面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。

本日、若手社員向けの企業研修で講師を務めました。
こういった仕事もご依頼いただけることに感謝です。

「報告・連絡・相談」は社会人として働くうえで最初に教えてもらう内容と言っても過言ではないかもしれません。

コミュニケーションの手段の一つなので、理屈だけ聞いたら「そんなの当たり前」くらいに感じるかもしれません。

しかし、実際に実行できるかどうかで言えばまた別問題です。

タイトルにもしていますが、「結論から話す」という話し方は、慣れていなければ思ったように結論から話せません。

そんな社会人でも取り扱いが難しい、「結論から話す」ことについて、面接テクニックと照らし合わせて結論から話せるように対策を考えていきましょう。

今日の【めんたいこ63】

面接は「結論から話しましょう」とは面接対策を始めた方は一度は聞いているかもしれませんね。

社会人であれば、先にも述べたように、報告・連絡・相談の学習の過程で習得しているかもしれません。

ですが、社会人研修を実施する身としては、社会人5年目程度の方でも、結論から話せず、ダラダラと理由や事例を延々と述べて、「何の話だっけ?」と言わんばかりの話をされる方も少なくありません。

そういう意味では、多くの学生にとって「結論」から話すことは、未知の体験です。
練習したことがないテクニックを使えと言われても、それは野球初心者が「フォークボールを投げて」と言われるようなものです。

それでは結論から話せるようになるために大切なことを事例から考えましょう。

何が「結論」か理解する

「報告・連絡・相談の研修」では、結論から話をする練習を行います。

主に、結論⇒理由付けの順序で話すように指示を出します。

例えば、5年目会社員の方に
「サッカー・野球・100m走・テニス」の中であなたが得意なスポーツと苦手なスポーツを教えてください。また理由を簡潔に教えてください。
というお題を与えたところ、ほとんどの方がこのように答えてくれました。

・サッカーは得意です。10年以上続けていたから得意です。
・野球は苦手です。速いボールを打てないからです。
・100m走は得意です。50mを6秒台で走れるからです。
・テニスは苦手です。ラケットなど道具を扱うことが下手だからです。

このように話してくれました。
これは間違いではありませんが、正解でもありません。

問題点は、ひとつひとつの事柄をいちいち説明している点です。

サッカーは得意。〇〇だから。野球は苦手、〇〇だから。
のようにひとつの事柄に対して結論+理由を話していては、指示者が一番聞きたいことが見えてきません。

「サッカー・野球・100m走・マラソン・テニス」の中であなたが得意なスポーツと苦手なスポーツを教えてください。また理由を簡潔に教えてください。

結論とは、相手が一番聞きたいことです。
ここで言う結論は、得意なスポーツと苦手なスポーツです。理由は簡潔に教えてくれということです。

私が得意なスポーツは、サッカーと100m走です。苦手なスポーツは野球とテニスです。なぜなら、サッカーは10年以上の経験があり、50mを6秒台で走る力があるからです。一方で不器用なところがあるので、バットやラケットなどを扱うスポーツが苦手だからです。

このように、まとめて結論として話した方が、相手が聞きたがっている得意・苦手は何か?が直ぐにわかります。
逆に、前者の話し方はサッカーは〇〇、野球は○○・・・と全てを語り切らなければ、聞きたい得意・不得意がわかりませんので、聞きたい情報が最短時間で手に入りません。
結果的に、何の話か分からないってことにもなりかねません。

相手の質問をよく聞いて理解することで、結論は何か?が見えてきます。

最後に

結論から話すことは、社会人でも意外とできているようでできません。

型にはめた話し方は、初めは窮屈ですので、直ぐに我流の話し方に戻ることもあります。

だからこそ、徹底したトレーニングで身に付けることが大切です。

面接でも、自分自身で「途中から何の話かわからなくなる」という傾向がある方は、結論を最初から見失っている可能性があります。

自分では「できている」と過信せず、まずは誰かに聞いてもらい、自分の話が結論から話せているかどうかを確かめるところから始めましょう。

今回はここまで。それじゃあまた(@^^)/~~~

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