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一次面接と最終面接で同じ答えはダメですよ?


■まえがき

【こんな人に見て欲しい】
・転職活動を考えている人
・転職活動を戦略的に行いたい人
・転職活動がうまくいっていない人
・最小限の努力で最大限の結果を出したい人
・転職への理解を深めたい人

この記事の内容を知っているから知らないかで転職活動に多大な影響があります。もし「ためになったな」と思っていただけたら”スキ”をしていただけると励みになります!よろしくお願いいたします。

【この記事で得られるもの】
・書類選考、一次面接、二次面接、最終面接で求められていることがわかる
・エントリーから内定獲得までの体系的理解できる
・各フェーズでの最適な回答がわかる
・よくある質問の裏の意味がわかる

さて、転職活動をやったことが無い方でもわかりやすくするために転職活動を婚活と置き換えながら説明していきます。
「転職と婚活?全然関係ないじゃん。なんかふざけた記事っぽいからもういいや」って思った方、後悔はさせませんので3分時間を取ってください。

今から難しいこと言いますね。

転職で大切なことは

書類選考、一次面接、二次面接、最終面接で求められていることを把握し体系的に理解し各フェーズで自分を適切にアピールする。

難しいですよね。言ったじゃないですか。難しいこと言いますって(笑)
焦らずゆっくりもう一度読んでください。

一次面接と最終面接では同じ企業でも求められていることが違うんです。

チェックされるところも違えば、質問の意図も違います。どの企業でも多少の差はあれど基本的にはこれからお話することで間違いはないのでしっかり覚えてくださいね。

■採用の裏側の理解

まず初めに会社の採用の仕組みを理解しておくことが重要です。これを理解することで面接官の立場を理解して選考に臨むことができます。

面接官もサラリーマンです。
面接官の独断と偏見で合否を決めているのではなく会社の方針、方向性をもとにフェーズごとの評価基準があり仕事として行っています。

企業は人を採用するときにまず「採用計画」を立てます。採用計画とは、「何人採用するのか」、「どの雇用形態で採用するのか」、「いつ採用するのか」を決めることです。必要な採用人数の決め方は、人件費や業務量から割り出す方法や、事業戦略から算出する方法があります。ここでまず会社として今期は〇人採用するということが決まります。

次に「採用戦略」を立てます。採用戦略とは、自社に必要な人材を獲得するための「採用活動における戦略」です。事業計画と現在の組織体制を確認し、どんな人材が今会社に必要なのかを明確にします。

本来は、採用戦略・計画の考案、採用媒体・選考プロセスの決定、入社後の育成まで一貫して行う活動を指すのですが、今回は企業はどんな人材を〇人採用するという計画をもとに採用活動を行っているということを認識してください。それでは実際の転職活動における具体的な行動を見ていきましょう。

■書類選考

さて、まず転職するか!となった時何をしますか?そう。まずはエントリー(応募)です。履歴書と職務経歴書を書いて希望企業にエントリーしますよね。

では、婚活ではどうでしょうか?相手を見つける時に最近ではマッチングアプリや結婚相談所を使って結婚相手を見つける人も少なくありません。マッチングアプリを始めるには、まずはプロフィール写真や自分の趣味や興味を持ってもらえるようなプロフィールを作ります。それが出来たら好みの方を見つけて「いいね」を押しますよね。しばらくして相手から「いいね」が返ってきたらマッチングになります。

もう勘が良い方はお気付きかもしれませんが、

転職でのエントリーは婚活の「いいね」
転職での履歴書や職務経歴書は婚活のプロフィール

と考えます。エントリーした場合、企業側は履歴書や職務経歴書を見て「いいね」を返すかを判断します。「いいね」が返ってきたら書類選考通過、要はマッチングしたという状態と同じです。

この時点で人事が注視しているのはネガティブチェックがメインです。誤字脱字が無いか日本語が変ではないか年齢、学歴、職歴を確認して大きな欠陥や応募条件と合致しているか等を確認します。
マッチングアプリの「いいね」を返すかどうかも会ったことも話したこともない人なので情報量が少なすぎて趣味が合いそうかとか楽しそうな人だなとかをプロフィールを見て判断しますよね。プロフィールが魅力的に欠けているかどうかでマッチング率は変わってきます。転職では履歴書、職務経歴書を魅力的に作り上げる事が大切です。

■一次面接(人事)

一次選考って誰が面接をすると思いますか?ある程度の規模の会社であれば人事が面接を担当します。そこでまず人事とはどんな役割かを理解しましょう。

各事業部ごとに「こんな人材を〇人採用したい」という要望を理解し実際に採用計画を立て選考を行い入社までしてもらうのが仕事です。

例えば、営業部では「事業の拡大に伴って法人営業に力を入れたい。BtoBの営業経験者でマネジメント経験のある責任者候補を3名採用して欲しい」と要望が来ます。

人事は営業部からの要望に合った人材を選考します。ここでポイントです。一次選考での人事の考え方はこんな感じです。

「この人は現場の偉い人に合わせても大丈夫か?」「欲しいって言っていた人材と相違はないか?」

一番人事担当者が気にするのが営業部の偉い人から「変な人材を二次面接に上げてくるな!」と言われるのが一番嫌なんです。
先に言っておきますが二次面接は現場のマネージャークラスの人間です。そう考えると一次面接で重視されるポイントが自ずとわかってきます。

婚活で例えるなら結婚相談所の窓口の方です。一旦マッチングアプリは忘れてください。(笑)結婚相談所って私は使ったことが無いのですが、結婚相談所を経営している知人から聞くと仲人型とデータマッチング型があるらしく仲人型は仕事内容や年収、趣味、好みの異性の条件を聞いて登録者の中でこの人となら気が合うかもしれないなと思う方とお引き合わせをするようです。変な人でなさそうならまずお引き合わせをすることが多いようです。

一次面接も一緒で人事が実際に話してみて営業部の偉い人に紹介しても大丈夫かどうかを確認します。では具体的にどんな部分を確認しているのかお話します。

書類では分からないネガティブチェック

  1. 身だしなみやにおいなどの清潔感
    志望職種に見合わない服装ではないか?
    シャツやスーツにシミやシワがないか、サイズは合っているのか?
    髪型やひげがきちんと整っているか?
    など社会人として不快感を与えないような基本的なことです。

  2. 振る舞い方(言葉遣い・話し方・表情・姿勢)
    友達と話すような口調や、語尾が伸びた話し方ではないか?
    敬語や丁寧語など言葉遣いには問題がないか?
    表情や声の大きさは適切か?
    質問内容に対して答えが適切か?

  3. 社会常識はあるのか(マナー・モラル)
    常識的なマナーやモラルが備わっているか?
    礼儀をわきまえているのか?
    倫理観を持って仕事に臨めるのか?
    など基本的な人間性について見られています。

  4. 転職理由(定着できそうか)
    せっかく入社してもすぐに辞めてしまっては困ります。なのでこのような質問をしてきます。

    ・転職活動に至った背景を具体的に教えてください
    →「辞めた理由が上司と合わなかったからとかだったらうちでも離職しそうだよなー」

    ・○○株式会社の就業履歴が短い理由を説明してください
    →「短期離職したことがあるのか。危険かも」

    ・転職先を選ぶうえで、どのようなことを重視されていますか?
    →「うちのカルチャーとマッチするかな?」

    ・あなたが仕事をするうえで、大切にしている価値観を教えてください。
    →「どんな価値観なんだ?プライベート重視?やりがいは?」

■二次面接(現場マネージャー)

二次面接の面接官は現場のマネージャークラスの人物が担当することが多いです。ここでやっと結婚相手に会うイメージです。毎日同じ屋根の下で過ごす(仕事をする)パートナーとしてふさわしいかの判断をします。

毎日一緒に働きたいと思えるか?

人間性やコミュニケーションスキルを確認します。同調性や思いやりの心、一緒にいて楽しいかどうかは結婚相手を選ぶ際の重要な要素だと思います。

ですので二次面接ではチームワークや協調性、コミュニケーションスキルがあるのかを確認しますし、お互いに協力しながら仕事をしなければならない場面でどのようにチームに貢献できそうかを確認します。企業側は、なぜ自社に興味を持ち、そのポジションに応募したのかも聞きてきます。

能力と価値観のマッチング

価値観が合うから結婚したとかよく聞くと思うのですが、価値観というのはそれほど大切な項目なのです。食の趣味が合うのか、お金の価値観はズレていないか、子供は欲しいのかなど自分の結婚観と相手がマッチしているのかを判断する必要があると思います。

これは二次面接でも一緒です。企業のカルチャーや価値観に適合するか確認をします。

なぜなら、企業のカルチャーや価値観が合わなければ、すぐに離職してしまう可能性があるからです。

企業のカルチャーに合う人材であることを証明するためには、どんな組織で働いてきたのかをエピソードを交えて伝えるべきです。例えば「グループで意見を出し合い協力して仕事を進めていく環境で生産性を高めてきたので、この経験は御社でも活かせます」と伝えれば、企業もイメージができます。企業のビジョンやミッション、文化をリサーチしておくことが必要です。

具体的にどうすればよいのか?

ここでやることはアピールです。
「一人暮らしが長いので家事は全てできます。なんなら掃除は好きな方です。子供も大好きで趣味は体を動かすことで定期的にジムにも通っています。仕事も真面目で稼ぎも平均以上です。こんな私どうですか?」婚活でもこれをうまーく伝える必要がありまますよね。

二次面接では以下が重要です。
・自身の経験とスキルを具体的に数字を使って伝える
・自分のやりたいことと企業のやりたいことの合致点を伝える

上記をアピールすることで企業側は、具体的な事例や実績を聞くことにより、応募者の能力や経験の幅広さ、業務遂行能力を判断できます

■最終面接(社長、役員)

最終面接は社長、役員クラスが面接官になります。婚活で言うと相手のご両親にあたします。最終面接では以下の2点が主に問われます。

なぜこの会社に入社したいのか?

なぜうちの子と結婚したいのか?ということです。ちょっと想像してみてください。初めて相手のご両親に挨拶をするとします。自己紹介をして世間話をしてしばらくして軽くお酒も飲んだころでお義父さんから「うちの娘のどこがよかったんだね?」と質問されたときになんて答えますか?「顔が可愛いからです」とか「趣味が合うからです」と答えるよりは「はい。私が辛いときにそばで支えてくれたからです。仕事の人間関係で悩んでいた時に、、、、、、」など具体的なエピソードとともに気持ちを伝えた方がお義父さんに伝わると思いませんか?これは転職も一緒です。社長や役員は会社の生みの親であり育ての親でもあるんです。浅はかな気持ちは感情を動かすことはできません。企業分析を行い明確になぜ入社したいのかを話せることが必要です。企業分析に関しては別のnoteで説明していますので後ほど見てみてください。

入社してどんな活躍をしてくれるのか?

うちの子をどうやって幸せにしてくれるのか?ということです。これは婚活の場面で相手のご両親から直接言われることはないと思うのですがこの質問で「覚悟やビジョン」が問われています。自分のキャリアプランと企業情報を事前に照らし合わせ、自身のキャリアに対しての的確な答えを用意しておく必要があります。あいまいなキャリアプランはすぐにわかります。答えに食い違いや、矛盾が生じた際は、「当社では実現できない」「当社が求める人材ではない」と判断されますので、現実的かつ将来性のあるキャリアプランを相手に伝えましょう。

■内定

内定=結婚です。転職ではここでやっと立場が逆転します。どういうことかと言うと今までは企業(選ぶ側)>求職者(選ばれる側)という構造になったいました。確かに求職者も企業を選ぶ側なのは間違いないのですが、内定という確実なものを手に入れるまでは強気にいけないことを考慮すると立場は上記の通りになります。内定を取ったらこちらも条件を詰めていきます。具体的には以下です。

選考中には聞きにくかったことを確認する

選考中には聞きにくいなとかマイナスな印象になりそうだからやめておこうと聞けなかったことを聞きます。例えば、社宅についてとか家賃補助などの細かな福利厚生の確認など。

細かな条件待遇に関して交渉する

入社の時期や入社時のポジション、役割、インセンティブの確認や交渉を行う。ここで数社から内定を獲得していると「他社からは〇〇万円で内定を頂いているのですが正直迷っています」などと企業と交渉することで数万円であれば全然上がりますので交渉してみてください。

■まとめ

転職はたしかに求職者が企業を選ぶ時代になっていますが、お客様気分ではいけません。企業と自分の強み、価値観、キャリアプランの接点を探し、かゆいところに手が届く気の利いた人材になることが内定への近道です。

転職は100%受かる方法はないが100%落ちる理由がある。

以上、一次面接と最終面接で同じ答えはダメですよ?でした!
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