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【完全網羅】転職にIR情報を活用せよ



まえがき

こんにちは。キャリアビルディングの富澤です。転職活動をしているアラサーさんから

「IR情報は転職において重要って本当ですか?」
「IR情報のどこ見たらいいですか?」

といった相談を受けます。

転職を進める中で企業の情報を集めることはとても重要になります。そこで、より深く企業理解をおこなうために用いてほしいのが、企業が投資家向けに開示している情報「IR」(アイアール)になります。

IRと聞くと「理解するのが難しそう」「数字ばかり記載されているのではないか」「損益計算書/貸借対照表/キャッシュフローシート」など、苦手意識をもっている方もいるでしょうが、実はIR情報は企業に関する数字ばかりが並んでいるだけではありません。

それどころか、企業研究はもちろん、志望動機や自己PRの作成に用いることができる超有益な情報が多く開示されています。転職を有利に進めたい方は積極的にIR情報を確認することをおすすめします。IR情報をちゃんと見て面接に臨んでくる人が少ないですからそれだけで好印象です。しかもIR情報はネットに落ちている信ぴょう性が確かではない情報と違い、すべて真実になるので間違いのない企業情報を入手できます。

ここまでIR情報の大切さを説明してきましたがIR情報を一から見ていきましょう!的なのはここではやりません。(笑)
他にそんな記事は沢山あると思うのでそれらを見てください。
ここでは転職に特化して「結論ここを見ろ!」という箇所を端的に書いていきますのでめんどくさがり屋の方はこっちを見た方が良いと思います。

有価証券報告書界のgoogle”EDINET”について

「有価証券報告書」には様々なデータが載っています。企業ごとに調べるのは面倒なので有価証券報告書界のgoogleのようなサイトでEDINETというサイトがあります。これを活用して効率よく転職に役立ててください。有価証券報告書は数百ページに及ぶため、決算短信よりも情報量が多く、経営状況や財務状況に加え、設備状況などについても記載されているので見た瞬間に「うわっ!!読みたくねー」ってなるので事前に言っておきます。でもピンポイントで必要な箇所だけ見ればOKなように以下で説明してますのでご安心ください。

企業の情報収集で使う

①企業の強みと弱みを把握しておきたい。

「有価証券報告書」の「事業別売上高の事業別(セグメント別)の売上高」を見て下さい。企業の強みが見える「どの事業に力を入れていて、どのくらい売り上げているのか?」 「企業の強み・弱みは何か?」がわかります。特に多角化戦略を進めている企業は、1つの事業に留まらず、複数の事業から成り立っています。コア事業とその他の事業の売上を比較してみることで、企業の強み・弱みが見えてきます。売上高の中で事業が占める売上の割合が低い事業は、企業にとって今後伸ばしていきたい、または何かしらの改善策を考えている事業といえるでしょう。自分がやりたいことと、企業が注力している事業が一致しているかどうかは、企業を選択していく上で重要なポイントになるため、確認しておきましょう。

②企業の平均年収などの情報を知りたい。

「有価証券報告書」を見てください。

「年収どれくらいですか?」とかって面接時には当然聞けないし、入社時から給与がどれくらい上がる見込みがあるのかも事前に知っておきたいですよね。他にも”平均勤続年数”、”従業員数”、”平均年齢”の情報が手に入ります。
平均年間給与については、他業種と比較して水準を把握することも可能です。国税庁長官官房企画課が毎年発表している「民間給与実態統計調査」などを参考に比較してみましょう。ここで注意です。平均給与よりも高いからとか低いからとかで一喜一憂しないこと。自分が何を転職における軸にしているのかが重要で年収が高いとか低いとかが全てではないですからね!!

それでは具体的な見方に関してです。
EDINETの「提出者/発行者/ファンド/証券コード」に企業名を入力

②~四半期となっていない報告書(1年)をクリック

③従業員の状況をクリック

③今後の企業の方向性を知りたい。

企業の将来が予想できた上で、転職するかどうか決めたい

そんなときは、今後の戦略や経営計画が記されている「中長期経営計画」を見てみましょう。数年〜数十年後にわたる中長期のビジョンを発表しています。個人の自己分析の際に良く行うAs Is To Be分析と同様に考えてみると非常にわかりやすいです。中長期経営計画とは、中長期的に企業が目指す「あるべき姿」と現時点における自社の状況との差異(ギャップ)を埋めるための計画を指しており、中長期的な経営構想(ビジョン)を実現するために、今後の3年間から5年間にやるべきことを可視化したものとなります。その整理した経営目標をクリアするために具体的にどんな施策を実行すればよいのかが記載されています。入社した場合、その具体的施策のどの部分を担う可能性があるのか、自分の経験がどの施策なら貢献できそうなのかを把握することができます。企業が求めている人材を把握し自分の強みを合致させた自己PRを作ることができれば魅力的な自己PRになるでしょう。

④社内制度など会社の雰囲気を知りたい。

「アニュアルレポート」や「統合報告書」を見てください。

入社後、実際に働く上で密接に関わる、社内制度や事業以外の活動についても知っておきたいですよね。「アニュアルレポート」は、企業を過去・現在・未来という3つの時間軸、そして、あらゆる視点から見ることができるため、企業の全体像を掴むことができます。歩んできた歴史や現在の取り組み、社員のメッセージなどから企業の社風や雰囲気も伝わってきます。事業における活動だけでなく、サステナビリティ活動などについても知ることができます。たとえば、廃棄物量削減などの環境問題への取り組み、ダイバーシティの推進や育児休暇制度の拡充などの働き方改革に関する取り組みなど、非財務的な活動について記載されています。

以上、【完全網羅】転職にIR情報を活用せよでした!
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