全天候型・全年齢型、神戸どうぶつ王国
前日確認した神戸の天気予報は大雨。傘マークに斜めに雨が降り注いでいるヤツ。屋外動物園だったら多少のペナルティがあっても旅行自体をキャンセルする選択肢もあるのですが、神戸どうぶつ王国だけは違います。園内約半分いや3分の2が屋内及び雨除けがある施設なので、全く迷う事無くGO!迷ったのは撮影機材をどうするか?ぐらいでしょうか。更に神戸空港からポートライナーで1駅5分の計算科学センター前駅からも、改札口から1分(雨に濡れない)ほぼ直結なので安心です。国内のカピバラを飼育している動物園・水族館の中で、もしかしたら最寄り駅から一番近い施設かもしれません。
園内の特徴は、全天候型であると共に、全ての年齢層のお客様が楽しめる動物園だと思います。動物園には珍しい立地のほぼ平ら、高齢者や足の悪い方にも安心なバリアフリーです。室内が多いので暑さや寒さの対応も楽ですし、疲れたら喫茶や無料休憩所や至る所にベンチが置いてあります。小さいお子さんは、動物のふれあいが出来る場所が多く生き物を肌で体感出来るそんな動物園です。
個人的にはカップルさんもおススメ。動物と触れ合う体験は結構「本性」が見られる時間です。その動物とのファーストタッチを観察しましょう。声を掛けるのか?近づく速度は?貴方を気遣うのか?などなど。餌あげなども最高の瞬間、差し出す方法も人それぞれで豪快にあげるのか?あげる振りをして寸前で止めるなど最悪、周りにいる動物に公平に分けるのか?などなど。お昼が近かったらバイキングもおススメです。動物を観察しながらお相手も観察しましょう。
さて、カピバラ達は屋内施設の熱帯の森コーナーにおります。大人のカピバラが7頭、この日はマーラとケツメリクガメと一緒に放飼場をお客様の餌と休息の場所を求めてワラワラ・フラフラとしておりました。放飼場内には冬季はお風呂、夏季は池となる水場もあり時折ですが泳ぎも披露してくれます。ふれあいは自由、餌あげは3種類から選べます。①手からあげる笹②スコップであげるペレット③トングであげる野菜、お客様の年齢や経験を踏まえて選べるので小さなお子さんでも安心です。
私のおススメタイムは、開園直後。開園直後に放飼場に一直線に向かうと、実はカピバラが無の状態です。そこから飼育係さんが隣接する飼育小屋から順次カピバラ達を放飼場に出す作業が見どころ。走るように飛び出して来て池に一直線にジャポン!のカピバラがいれば、気乗りしないのか、まったりとお出ましになるカピバラなど、それぞれ。また、その飼育係さんが忙しい間、目を盗んで売り餌が置いてある台から、高い位置にもかかわらず立ち上がりながら盗むカピバラもいたり・・・この時、私、どうしてよいか迷います。こら!と盗むのを止めるのが筋だと思いますが内心は盗む光景をじっくり観察したいのが本心。結局いつも止めるふりだけして観察するというカピバラには心の広い私です。
動物園自体は来る度に、新しい動物が入ったり子供が生まれたり、放飼場が変更になったりと毎回ワクワクしてしまいます。今回は日本で二か所しか見れないグンディは貴重、ペリカンフライトは出来たら最前列で見て頂きたい、目の前を大きな体で飛び走ることによる風を感じて欲しい、動かないので有名なハシビロコウは時間を置いて何回も観察に行くと意外と動くことが分かります。屋外のbirdパフォーマンスの迫力も凄い、何処まで飛んでいくのか心配になるロングフライト、目の前を音も出さずに飛んでいく姿に目が離せませんでした。
さて、私みたいに遠くから見学される場合や宿泊される場合、荷物をどうするか迷いますね。私は毎回、園内にあるコインロッカーを使います。何より嬉しいのが、お金を入れたなら終了作業をしなければ滞在中は何回でもドアの開閉が可能なので、暑くなって上着が邪魔になったり、カメラのレンズを取り替えたい時、追加料金なく使えます。ちなみにロッカーはお土産コーナーとオオカミの間にあるのがベスト。カピバラに近いこと、逆の駅側にあるロッカーはチケット確認場所の外にあるので「ロッカーに行きます」と伝えないと行けない為に面倒ですので、こちらがベストです。
追記するなら、神戸どうぶつ王国は、特別なイベントが盛り沢山なので行く前にホームページで開催時間と場所を確認しましょう。一日に1回しか開催されないものもありますから作戦を練ることが重要です。そのイベントの間にカピバラに戻るパターンがおススメ、色々な姿が見れると思います。それから昼食はドリンクバー付きバイキングがおススメ。ゆっくり食事を堪能するには13時30分以降が空き始めます。
神戸どうぶつ王国 https://www.kobe-oukoku.com/