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#54 永遠を生きる ~エターナルズ~

おはこんにちこんばんは。
さぁ遂に…

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エターナルズ公開から1週間が経ちました!
遂にでもなんでもないんですが(笑)
僕は公開日に観に行って(しかもIMAX)、その日に
「これは…!これは語らねば…!」
と思ったんですけど、さすがに公開初日だった且つ

この映画は完全なネタバレなしは無理だ…!

という判断に至ったので、7日間じっくりコトコト感想を煮込みました。
宣伝で
"地球滅亡まで、あと7日"
って言われてることもあったので、
とりあえず7日過ごしてみました。

地球、滅亡しなくて安心。

てな訳で。MCUシリーズ最新作
エターナルズ、感想&レビューです!💁‍♂️(多少のネタバレありです)


MCUファンが「想像していた物語」ではない

今作、宣伝文句として

"アベンジャーズエンドゲームは始まりに過ぎない"
"地球滅亡まで、あと7日"

という言葉が使われていました。
この宣伝文句を見た時に

新たなフェーズの大きな扉がバチコーン!と開くのか…!?
永遠の時を生きるエターナルズという種族にフォーカスされる物語なら、
そりゃあド派手でとんでもない作品になるんじゃないのか…?

と思っていました。
ですがこのエターナルズという作品、今までのMCU作品と比較すると
そんなに派手派手ではないです。
バーン!ドーン!みたいな雰囲気は、そんなにないです。
(ゼロではないけど)


派手という言葉より、「壮大」という言葉がピッタリ。
当然、7000年前に地球にやってきて…
という設定が予告で言われていたので、
めちゃ壮大で難しい話になるんだろうと思ってました。


が、壮大なんだけど、大味ではない。
壮大でありつつも、描かれる描写がすごくすごく人くさくて繊細。


MCU作品ってどれもこれも、とにかくヒーローの人間描写が
兎にも角にもすごーく人くさい。

そこに確実に存在する感情を逃さない。
今作もしっかりキャラの感情を拾ってくれる。
設定としてはシリーズ随一の壮大さを誇りますが、
ちゃんとMCU。


個人的にすごく思ったのは
「すげぇ泣くやん…😭」
です。

長い長い時を過ごしているなら、涙なんか朽ち果ててしまいそうなのに
この映画はエターナルズの彼ら彼女らの感情を繊細に描く。

壮大な設定の中に生きるその時代の人々を、
エターナルズとしての存在の彼ら彼女らを、
壮大且つ繊細に描き切る。


この作品はMCUシリーズ世界の歴史を描きつつも、
大味な映画ではない。

とんでもない大作に出会ってしまったな…というのが
率直な感想です。


でも、元々エターナルズって……


原作設定を知っていると余計に面白い

このエターナルズという種族、原作コミックだと

「セレスティアルズが作った種族の中の一つ」

です。
地球の類人猿を改造、遺伝子組み換えして
人間、ディヴィアンツ、エターナルズ
という存在を作り上げた。

(ディヴィアンツは、原作ではセレスティアルズの失敗作であり、
化け物みたいな見た目の類人猿の亜種。超超ザックリ言うと。)


僕はこれを知っていたので、この見方をして今作を観ました。
フンフンと。まぁエターナルズ強いもんね、と。
思ってたんですが、妙な違和感があった。それが

あれ、エターナルズ、思ってたほど強くないな…?

原作設定として、結構…いや相当強い存在だった。
なのに、なぜ…?あれっ…?
MCUのパワーバランス、崩れてなさそうな…?
エターナルズ、ほぼ一人一芸だな…?
どうなるんだ…?


今作のエターナルズという種族の出生、原作設定と違います。
さすがMCU、うまい。
セレスティアルズが作った存在、というのは同じですが
根っこの設定が違う。まーあびっくらこきました。
希望的な出生というより、ある種絶望的な出生。

地球の人々を長い長い間、見守ってきた
という大きな設定、しっかりと守られてますが、
これまた正しくて嘘。


そして原作設定として、エターナルズは不老不死。
(厳密には不死ではないですが)
この設定、なんと……あるのは不老のみ。
姿形が不変。
生み落とされた姿形のまま、長い長い時を生きている。



それしか知らなきゃ、良いんです。
ディヴィアンツを倒し、地球人を守る存在
であれば思うことも悩むこともない。
ただただ任務を遂行する存在であればいい。

…んだけども、地球人を知るという生き方をする、選ぶ。
それが描かれるエターナルズ10人各々違う。
十人十色という言葉がハマりそう。

セレスティアルズが作り上げたエターナルズ、
なんで"感情"を排除しなかったん…?
ていうことがジワジワと人間味に繋がっていきます。
非常に、非常にむごいです。
原作設定として同じなのは

"エターナルズは人間(ホモ・サピエンス)ではない"

なのにも、なのか。だからこそ、なのか。
これは今作を観た人だけが知り得る感情、なのかなと思います。



僕はこの映画、公開決定された2019年から
ずっとずっと楽しみにしてました。
公開順は色々と変わってしまいましたが、
エターナルズ予告動画の一発目が公開された5月から

何があろうともこの映画だけは絶対に映画館で観たい…!

と思ってました。
そして観た今…毎日ジワジワと面白さが染み渡ってきてます。
10人のエターナルズの中で、個人的に一番好きになったのは

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ドルイグです。
これまた彼は、原作設定を少しでも知ってると、余計にめちゃ面白い!


当然今後公開予定の
スパイダーマンNWHも、
ドクター・ストレンジMOMも、
映画館に足を運びます。
何が…何があろうとも!
某ウィルスさん、いい加減お眠りになって頂きたい。


今年から始まったフェーズ4になってから、今まで以上に
正義と悪の境目がグレーになったなぁと。
ある意見とある意見に賛同する人数によって、
正義なのか悪なのかが決定づけられる。

シリーズを長年追ってるからこそのオタクだからこそ、
なのかもしれませんが、フェーズ4は
どれも「初めてのMCU」でも楽める!と思います。


初見NGにはしない…そして今日からディズニー+

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シャン・チー/テンリングスの伝説
が観れるように、なりました。
9月公開だったのに…早いね、すごいです天下のディズニーさん。

今作も初めてのMCUでも十分楽しめます。間違いなく。


僕が長年追っている映画シリーズはMCUしかないです。
未だリアルタイムで追えてること、これ幸せでしかない。

僕があの日にアベンジャーズを観に行って、
勢いでアイアンマンとキャプテンアメリカをTSUTAYAでレンタルしたあの日
未だに忘れません。
MCUは俺で、俺の理想はMCU。


おしまい!
では、また!

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