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シドニーCanva本社で2年働いて分かったCanvaという会社

こんにちは、植山周志です。Canvaで働き始めてもうすぐ2年になります。Canvaで働くために東京からシドニーに引っ越したので、私と私の家族にとってはこの2年間は人生の中でとても大きなイベントの1つになりました。

この記事では僕の目線から見たCanvaでの生活とCanvaという会社の文化を伝えていけたら嬉しいです。楽しんで読んでいただいたら嬉しいです。

1. 世界中から人が集まっている

Canvaはシドニーにオフィスがあります。GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)、さらに他のグローバルIT企業の多くはサンフランシスコ周辺に本社をおいています。MicrosoftとAmazonはシアトルですけどね。なのでこれらの企業が欲しい優秀な人材はすでにサンフランシスコ周辺に住んでいるのです。

シリコンバレーと違うから、世界から集めるしかない
Canvaが本社を置くシドニーは違います。だからCanvaは世界中の優秀な人材をシドニーに呼んでいます。その結果シドニーオフィスにいる人の半分ぐらいの社員たちは海外から移住してきた人たちです。私もその中の一人です。

下の写真はオフィスの6階で働いている人たちが自分の出身国にシールを貼った世界地図です。これを見たとき世界中から人が集まっているんだなと実感しました。

2. 社員のケアをしっかりしてくれる

移住するのは楽ではありません。初めての国に引っ越すのは旅行に行くのとは違って、新しい生活を築く必要があります。右も左も分からない土地感がない土地で住む家を探すのは、僕にとっては大変ストレスのかかる作業でした。

また僕は移住当初は家族がまだ日本にいたので、ホームシックといろんなことを築いていかなければいけないストレスで精神的に病んでしまいました。

そんなときCanvaがセラピストに行かせてくれたり、人事の人が助けてくれました。このときに学んだことを下の記事に書いたので興味ある方はよかったら読んでみてください

またシドニーで家探しをして、失敗やいろんな学びがあったので、それもしたの記事にまとめてます。誰かのお役に立ったら嬉しいです。

Canvaは移住してくる人たちをいろんな面でサポートしてくれます。まず、同様に移住してきた先輩社員を紹介してくれます。あとは人事部の担当者がシドニーでの生活について相談にのってくれます。

Canvaが社員たちをケアするために行っている特に面白いことが3つあるので写真付きで紹介しますね。
2-1. 社食、なんてったってご飯だよね!
2-2. クラブ活動
2-3. 会社にペット連れてきてOK!

2-1. 社食、なんてったってご飯だよね!

やはり一番大事なことは食べること!(笑
シリコンバレーで成長しているイケイケIT企業の多くはご飯を支給します。会社によっては社食を設け、シェフを雇ってご飯を社員たちに提供しています。「これをしないと優秀な社員が来ないのよ」と前職のDropbox本社でリクルーターが言っていました。
Canvaも嬉しいことに本社には社食とキッチンがあり、シェフたちが毎日、朝食とランチを作っています。また金曜日は夕飯も作ってくれます。

面白いことにCanvaは牧場と提携していて、毎日牧場から野菜を仕入れています。なので元気な野菜たちが食べれるとても自然派なご飯を社食で提供してくれています。

1階のキッチン・カフェスペースが下の写真で左奥にバリスタマシーンがあり、コーヒーを飲みたいときは自分で美味しいコーヒーを作れます。

アボカドトーストとフルーツたっぷりの朝食が僕の好み
朝食はビュッフ形式になっていて、パン、フルーツ、野菜、玉子などを自分で取って食べます。下の写真の感じでフルーツがたっぷり食べれるオーストラリアらしい朝食を自分で作れる!アボカドをトーストに塗るアボカドトーストも最高!!

朝食のパンはパン作りを教えているNPO団体を卒業した難民たちから購入。小さなところからも世界に貢献しようとしています。

天気の良い日は屋上でもランチを食べれて気持ちいいんです!ご飯を食べるのは社食だけでなく、自分の机で食べてもいいし、屋上もあるので、天気の良い日は屋上でご飯を食べることもできる!

朝食、ランチのみならず、ソフトドリンク、アルコール類ドリンク、スナックも提供してくれているのでオフィスで社員同士でかなり楽しむことができます。だから、別部署の社員たちとも仲良くなるチャンスがお多いです。

金曜日の夕方は会社で宴会になります。1階のキッチンではカクテルと夕飯が振る舞われ、屋上でも飲み物が振る舞われます。屋上にピザ窯があるので、シェフたちがピザを作って振る舞うときもあります。もう多くの社員たちが会社で金曜日の夕方を楽しんでいます。

2-2. クラブ活動、部署・役職を超えた仲間作りを推進

社内で仕事とは関係ない部署の人たちと仲良くなることも大事です。特に共通の趣味、興味ある活動で仲間ができるなんて嬉しいこと。そんなことでCanvaではクラブ活動が活発で、さまざまなクラブがあります。

人気なクラブとしては”ワインクラブ”で定期的に集まってはワインを一緒に飲んでいます。その他に”シュノーケリング クラブ”は夏の週末にビーチに行ってはシュノーケリングをして魚たちを見ています。”ハイキングクラブ”は週末にハイキングをしているみたいです。

意外なクラブで僕が所属して、部長まで担当しているのが”逆立ちクラブ”です。逆立ちができるようになりたい人たちが集まるクラブで部員が76人います。オフィスにジムがあるので、夕方に集まって逆立ちなどのトレーニングを一緒にやったり、家で逆立ちの練習した結果をSlackでシェアしあったりして練習しています。下の動画は逆立ちクラブを宣伝するために作った動画で僕がCanvaで軽く作って社内に公開しました。

このような感じでクラブ活動を誰もが自由に作れて、仲間を作る仕組みを会社が応援しています。
Canvaでビデオ編集もできるの知ってましたか?下の記事で分かりやすく紹介しているので、よかったら見てみてください。

2-3. 会社にペット連れてきてOK

Canvaはペットを会社に連れてきていいことになっています。なので下の写真のように会社に猫ちゃん、ワンちゃんがいるんです。面白いですよね。

下の動画は猫が逃げないように、折り畳みの猫の家をデスク横に置いた同僚です

ペットも大事な家族の一員なので、会社に連れてくることで飼い主も家にいるペットを心配することなく仕事ができます。

Canvaが社員たちをケアしている例を3つほど紹介しました。Canvaが社員たちをとても大切にしていることが伝わったら嬉しいです。

3. Canvaは凄く志の大きい会社

CEOのMelがよく言うことで僕の好きな2つの文章を紹介します。

1. 「世界一価値のある会社なることと、世界に一番いいことをする」
2.「 私たちはやりたいことの1%しかできていない」

世界に対していいことをすることと企業として価値を上げるための源泉の一部を紹介します。

3-1. 世界に対していいことをする

Canvaが大切にしている下の6つのバリュー・価値観があります。

(8/2 追記)Canvaのミッション&バリューの日本語が一新されました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

・Be a force for good : オープンで正直でいいコミュニケーションをして、人としていい人でいよう
・Empower others:社内外の人たちが彼らのゴール達成を助けよう
・Pursue excellence:最高のパフォーマンスをし続け、成長し続けよう!自ら手本となろう
・Be a good human:前向きな行動で世界をより良くしていこう
・Make complex things simple:難しいものをシンプルにしよう
・Set crazy big goals and make them happen:高いゴール設定をし、達成しよう!

その中のバリューの1つに

Be a force for good よりよい世界にしていくための行動をしよう!

があります。なので会社全体で世の中をよりよくするための行動をするのが大事なことになっています。

いくつか例をあげると、会社全体で使っているトイレットペーパーとティッシュはWho gives a Crapのものを創業早い時期から使っています。このトイレットペーパーは利益の半分を発展途上国でトイレを作ることに寄付をしています。だから、自動的に発展途上国にトイレを作ることに貢献しています。

もう一つの例は、コロナウイルスで医療酸素が不足したインドに対して複数企業とタッグを組んで寄付をしたり、さまざまな世界貢献をすることを行い続けています。

最後には、教育機関と非営利団体に有料版のCanva Proと同じサービスを提供するサービスを提供しています。是非とも日本の学校の先生、生徒たちと非営利団体の多くの方たちに使っていただきたいです。無料ですからね。
Canva for Education
非営利団体向けCanva
また、Canvaの株の1%を世の中にとっていいことに使うPledge 1%にも参加し、世界をより良くしようと経営者から社員の多くが考えています。

3-2. より価値ある企業になるために頑張っている

企業としての価値を上げるために、僕がよく聞くことを3つ紹介します。

1. スピード早く動くことを大事し、それを強みの1つとしている
2. 志が大きい!「まだ、やりたいことの1%にしか到達していない」
3. すごい大きなゴールを設定して、達成したらお祝いをガッツリやる
 

では、1つずつ紹介しますね。

3-2-1. スピード早く動くことを大事し、それを強みの1つとしている

Canvaの大きな強みの1つとしてはスピードがとにかく早いということです。そして、そのスピードを保つ、またはさらに早くしようと常に努力しています。その中の1つとしては、意思決定、企画調査のスピードを上げるためにデータ環境への投資もすごくしています。

「Canvaをワールドクラスのデータ環境にしてくれ」

とCOO Co-founderのクリフがデータチームにリクエストしたのです。
だから社員たちが必要なデータにすぐにアクセスできて、分析できることで迅速に次の戦略、打ち手、対策を考えることができます。そして、データに基づいて話しをするので、上司たちに話をしたときもデータの根拠があるので意思決定も早くできます。
データ環境が整っているだけでなく、社員たちのデータ分析力、データを見る目も養われているのも大事なポイントです。

他にもいろんな例がありますが、とにかくスピード早く動くことを私たちの強みの1つとしています。

3-2-2. 志が大きい!「まだ、やりたいことの1%にしか到達していない」

CEOのメルが頻繁に下のことを言うんです。

「私たちはまだやりたいことの1%しかできていないのよ」

現状に満足せずに、さらに高みを目指そうということを彼女の言葉で表現しているのだと僕は思っています。いつもこのことをメルは言うので、社内でも浸透しています。
これをサポートするように会社のバリューの一つとして下ものがあります。

「Set crazy big goals and achieve it」(クレイジーな大きなゴール設定をして達成しちゃおう!)

これは普通に考えて実行するゆるやかに成長(Growth)するのでなく、すごい成長(Hyper Growth)をすることにマインドを置いて仕事していこう!と私は捉えています。


3-2-3. すごい大きなゴールを設定して、達成したらお祝いをガッツリやる 

大きなゴールを四半期の始めに設定をし、頑張って達成したらお祝いをします!ちゃんとお祝い用の予算も設定されているんです。
例えばファインアンスチームが大きなゴールを達成しました。そのときはメキシコをテーマにお祝いをしました。まずは、社食ではメキシコ料理を代表するタコスを作り、みんなに振る舞います。もちろんコロナビールもありました。さらにカクテルのマルガリータも振る舞われました。
会社の屋上ではプロレスラーたちを呼んで、プロレスを披露してもらったんです。全社員たちとお祝いした楽しいひと時でした。

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プロレスの様子はここから見れます

4. その他の面白かったこと

中国の旧正月の日のランチタイムに社食でとても中国らしいショーがありました。

また、僕が入社して間のないときのランチタイムの社食にマリアッチが来て演奏してくれたのです。このときは面白い会社に入っちゃったなと思いましたね(笑

最後に

2年間私がCanvaで過ごして感じたことを紹介してみました。楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
Canvaは会社として、手短く表現すると下の2つのことが僕の中から出てくる

1. 社員をとても大事にしている
会社が社員を大切にしてくれる。だから社員たちも社員同士を大切にするし、会社のことも好きでいる
2. Work hard play hard
世界中の素晴らしい人たちを集めて、高い志をかかげて最高の仕事をしようと、常に努力していまる。そして、たまに時間をとって振り返りみんなでお祝いをする

Canvaは誰でも簡単に手早くデザインが作れるデザインプラットフォームです。それを作り、どんどん進化させている会社Canvaで働くってこんな感じというのが伝わったら嬉しいです。

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