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解けない問題を解く楽しさ

中学の時、塾に通っていた。
3年生になると、高校入試の過去問をやり始めた。
とある高校の数学の問題を解いて、楽しいと感じたことを、鮮明に覚えている。
その高校の数学は、難しいというので有名で、塾でも、「60点取れればいい」と言っていた。
いざ、解いてみる。
時間がないから100点を取れないのではない。
計算を間違えたから100点を取れないのではない。
難しくて、解けない、わからない。
自分に解けない問題があるということが嬉しかった。
その問題を解くのが楽しかった。

同じようなことは、大学入試でもあった。
とある大学の物理の問題。
とても面白い、良い問題ばかりで、楽しかった。
第一志望ではなかったので、過去問などは解かずに、本番に挑んだ。
問題を読んで、びっくりした。
設定が、より現実に近いものだった。
教科書に載っているような、簡略化された世界ではなかった。
今までに解いたことがない問題。
一見すると、習ってない、知らない、わからない問題。
それを、知ってる知識を使って、どう解くかを考える。
現実の世界を、物理を使って解き明かすという体験をした。

どちらにも共通したのは、
解き終わった後、時間が終了した後、とても満足に感じていたこと。
問題を解くのが楽しいと感じたこと。
答えを見て、自分の考えが合っているか確認するのが楽しみで、ワクワクしたこと。
そして、もっとやりたいと思ったこと。

これらのような、問題に対する満足度の高いテストを経験することは、少ないと思う。
こういう経験をもっとしたいと思う。

考えるのが好きなんだなぁ、と気付く。

久しぶりにマインスイーパをやりたくなった。

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