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社会主義と資本主義/ENFJ視点

私は社会主義も資本主義も大嫌いだ。
殴り合う人間が嫌いだからだ。
殴り合いの原因になる凝り固まった思想も嫌いだ。
こんなことを書くといろんな人からバッシングされるんだろうか。

人間が一つの考えに凝り固まると、百発百中で弾が悪いほうに流れていく。
何故殴り合ってまで自分が正しいと証明したいと思うのだろう。
殴りたいと思えるだけの信念がある、と思えば肯定的になれるのだろうか。
ENFJの性質だからか、そこが理解しがたくて苦しい。

共産主義はまだ思想の出発点は分かる。
限りある地球の資源を平等に分け合う、博愛主義的出発点でいいと思う。
だが、精神医学博士ディヴィット・R・ホーキンズ博士によると、全世界人口の約8割は利己的な考えを持っており、利己的な人間はよっぽどのことがないと利己的な考えを捨てられない、という研究結果が出ている。

いやあ、利他的な人間が100%じゃないと共産主義は無理なのでは‥‥。
私個人の考えでは、人間は精神が安定すると次第に利他的になっていくと思う。
しかし、それには根気強い啓蒙と、地球単位での救済システムの確立が必要だ。AIの発展が大きく寄与するかもしれない。
京都大学が親鸞と擬似会話出来るChatGPT-4を開発したとネットで読んだ。意外と人類は悟りに近づいているかもしれない。


だが、利他的な考えが全世界人口の過半数以上を占めるまであと少なくて200年はかかるだろう。
AIが十分に発展し、人間の精神安定を保つのに役立ち、そしてそれが全人口に日常的なものとして普及する、という見積りで200年くらい、としたい。素人の遊び推測で。
おおかた、もしかしたらアニメのPSYCHO-PASSみたいな世界かもしれない。

そんなSF染みた未来世界が来て初めて、人間は共産主義について考え始めてもいいだろう。
実際、そうなったら人間は既に地球人というより宇宙人染みた生物になっているだろうし、共産主義なんて唱えなくても人々は分け合うのかもしれない。
マルクスも天国で泣いて喜ぶかもしれない。
人類よ、嫌な奴は殴っていいよなんて言ってごめんな、殴らなくても革命を起こせるまで成長したんだな、えらいぜ、人類、なんつって。

とりあえず、共産主義、および社会主義は現実の人間のレベルでは達成できない。悪い思想だと言ってるのではなく、人間がそこまで成長してないせいだ。
だから、社会主義の国々には、申し訳ないが、世界征服は諦めていただきたい。だって今やってもどうせ崩壊するもの。
でも、きっとあなたたちが夢見る世界はいつかくるから、それまで自国と信念をあたたかく守って幸せに生きていてほしい。


次に資本主義だ。残念ながら、私はこれも好きではない。
欲望というものは麻薬よりも確実に人間の骨をスカスカにして歩けなくさせる。
しかもCT検査でもMRI検査でも検出出来ない。
薬物検査にも引っかからない。
だから人間が最も注意すべき毒物である。
気づかないうちに致死量になって骨抜きにされて死んでいる。

資本主義は残念ながら、この毒物の自動生成システムと認定できる。
走り車に乗せられたハムスターのように、欲望の上を延々と走り続ける人間をベルトコンベアーで次々と生み出していく。
これを自由と呼んだ産業革命はもう過去の話だ。
走り切ってゼイゼイ言っている富豪ほど、欲望が毒物だと薄々気づき始めている。
資本主義は決して全ての正解ではないのだと。
人類よ、まだ戻れるから、ちょっと足元を見てくれ。
ハムスターみたいに同じところをぐるぐる走ってないか?

貧しければ、欲しいと思うのは当然だ。
持っていない国ほど持っている国をうらやむだろうし
富豪がどんなに叫んでも
貧困に苦しむ人にとってはやっかみにしか聞こえないだろう
しかし、欲望はたしかに毒である。
そして資本主義は地球を埋め尽くしていいほど煌めいた理想ではない。

共産主義の国々は資本主義に偏りがちな世界のバランスを取っているのではないかと感じることがある。
全ては中庸で、だいたい真ん中に留まっているのが一番よい状態だ。

これは全てに通じる真理だ。

世の中に完璧な思想なんぞ、決して存在しない。
もし存在するとしたら、それは全ての思想を統合できる、柔軟な頭だ。
とりあえず、人間は自分がなんも知らないということを速攻で学ぶべき。
そしてグニャグニャ曲がって形を変える柔軟な脳みそをみんなで目指すべき。
多分それこそが人類が目指すべき境地。


戦争が何を起こすのか。
まずは人類全体の精神的健康指数が大幅に下がる。
犯罪、自殺、失業、精神疾患が世界的に上昇する。
集まったマイナスパワーはまた戦争を広げていく。
2度の世界大戦はこうして起こった。

世界各国はウクライナの悲劇が第三次世界大戦につながらないよう必死だ。
もう少しばかり人間の平均意識が上がれば、後押しになるかもしれない。
もしかしたら国内の世論がその国の首相をメインの仲介役として立ち上がらせる力を与えるかもしれない。
プーチンみたいな稀有な例を除けば、首相は国民の総意を反映したカメレオンであるはずだ。
国民が望むのならば勇気の一つも出てくれるんじゃないのか?
ひとつそこんとこ、頼むよ。

今必要なのは、優秀な仲介役と、プーチンを大統領から退任させるのに十分なだけの世界中の反戦運動だ。

全てのマイナスの感情は、敵がいるから起こるのではなく、
自分の中でどす黒い炎が燃えているからだと気づいてほしい。
恐怖は外から来ているように見えるかもしれない。

いいや、それは君の中にあるんだ。よく見てごらん。
大丈夫、信じてもいいんだ。
全ての人が君を殴ってくるわけじゃない。
殴られるかもしれないから殴ってくるだけだ。
無抵抗な人間を殴り続けれるほど
精神がマイッてしまった人間はそういないのだ。
最初に炎を消せた人間が一番強いのだ。
ガンジーは殴られても殴られても
炎をともさなかった
やってみようぜ


多くの善良な魂が苦しんでいる。

別に戦争がダメだって書かなくったって、世界はもうそれを知っているってわかってる。
ただ、世界が、今の私のように、わめくだけわめいて、椅子の上に座ったままだから何も変わらないのだ。
不甲斐なくて頬をべちっと赤くなるまで叩きたくなる。

光は、必ずある。

ENFJのある日の妄想でした。

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