お金の不安は幻だった 〜お金はいつもあったのだ。〜
これは、狭く不自由な『お金の不安』という名の塔に自ら入り、窮屈な思いをしていた怖がりのお姫様が、塔には鍵がかかっていなかった事に気づき、少しずつ広い世界に飛び出していく。
次々と現れる『思い込み』という敵を見つけては潰し、『優しい世界』『欲しかった自由』『本当の豊かさ』を手にいれる物語です。
このお姫様はあなたかもしれません。
🩵第1話
🩵第2話
🩵第3話
🩵第4話
🩵第5話
2021年7月
起業塾のサポート講師のお誘いを受けて、迷う事なく
「やります！！！」と答えた私。
起業塾に入ってから、自分の想いをのせたオンリーワンのダイエット継続商品を作り、募集したところ、初めての募集でお申し込みがあり、めちゃくちゃ嬉しかった。
でも、毎月お祭り騒ぎで募集をしても、1人も申し込みがない時もあり、
同期の仲間達が月収100万円を超える中、私が100万円を超える事はなかった。
起業初期というのは、
基本的にビジネスを学びながら、見えない未来のクライアントさんに向けて日々発信をするという地味な作業が続く。
しかも正解がわからないまま進んでいくので、とても怖い。
自分を信じる力、体力、気力が試される時期なのだが、
そんな毎日に少し疲れてきていた。
起業という不安定な道を選んだが、
相変わらず『安心したい』『安定したい』という私がいるのも確かだった。
なので、サポート講師として、毎月の収入が少しでも得られるのは本当にありがたい事だった。
加えて、私の先を行く先輩講師に近づけたことも嬉しかった。
起業している人は優しい方ばかりで、『ビジネスは愛』という事も体感で学んだ。
そしてこの頃、
資格があるからこれしかできないと思い込み、ダイエットカウンセラーとして起業してみたものの、クライアントさんが思い描く変化と私が提供しているものに大きな溝がある事がわかった。
クライアントさんの持つ切実な「痩せたい」という悩みに全く共感できなまま、独りよがりの商品を作ってしまったことに気がついたのだ。
ダイエットの発信はやめよう。
実はこの頃には、多くのお金を稼いだ訳ではないのに、
起業塾に入るという大きな決断をしたこと。
大きい金額を自分に投資できたこと。
稼ぐ事ができるビジネスの王道のやり方を学んだこと。
お金の不安の解消法を知ったこと。
億女が持つお金のマインドを知ったこと。
楽しく自由に稼ぐ女性達の環境にいたこと。
さらに、
ビジネスを進めていくうちに、次々に出てくる
稼げない自分
上手くいかない自分
他人との比較
などといちいち向き合い、感情を手放していったことで、
私の潜在意識にあったお金の大きな不安が、いつの間にかなくなっていたのを感じていた。
これは私にとって面白いことだった。
私の根っこにあった大きな不安。
それは、
『お金がなくなったら、家族で路頭に迷いホームレスになり孤独死する』
という、「そんなわけねーだろ」と突っ込みたくなるものだったのだけど、小さい頃に潜在意識に入ってしまったのだからしょうがない。
(もちろん、1人ではここまで掘り下げる事はできなかった)
そして、今まで自分がいかに『ない』にフォーカスして生きてきたのかという事にも気がついた。
お金がない。
時間がない。
自由がない。
こんな風に思ってきたけど、
お金はある。
いつも充分過ぎるほどあった。
不安のせいで、お金を貯め込み、中途半端なお金の使い方しかしてこなかったからわからなかったのだ。
私がその豊かさも、愛も、優しさにも気づかず、見ていなかっただけなのだ。
小さい頃からあんなにお金がなくなることを恐れていたのはなんだったのだろう？
と、拍子抜けするくらいに『何があっても絶対に大丈夫』という安心感を手にしていた。
今考えると、お金の不安を持つ事で、長い間無駄にエネルギーを消費させていたのだろう。
それまでの私は、やってみたいと思った願望や、自分自身の可能性に無意識に制限をかけて生きてきていた。
「稼ぎたい」「お金を自由に使いたい」というピュアな欲望を持ち、
起業を始めなければ、自分と真剣に向き合う事もせず、外せないブロックだったのだと思う。
安心感を得たことで、
本やブログをいくら読んでも腑に落ちなかった
【お金はエネルギー】という事もわかってきた。
私が今まで1番頭を悩ませていたお金の事。
私が今まで悩んできたことや解消してきた事。
『これを伝えていきたい』そして『喜んでもらいたい』と使命のようなものを初めて感じた。
お金や自分自身に対する思い込みを書き換え、ブロックが外れたことで、
今まで好きだったけど、遠くから眺めているだけで手を出せずにいた
『スピリチュアル』を学ぼう。
という気持ちになっていた。
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