フォローしませんか?
シェア
しゅうのもり
2024年1月14日 17:54
「降ります」のボタンを押そうとゆっくり腕を伸ばして、もう少しでボタンに触れるというところで他の人が押した音が鳴った。その時にふと思い出した。小学生の時、バスに乗るとたいていの子どもが必死になって「降ります」ボタンを押す競争をしていた。みんなどうしても自分が鳴らせたかった。たまたま何人かで乗って、最初から誰が早く押すか、やろうぜという時まであった。降りる一つ前の停留所ですでにみんなボタン
2023年10月9日 22:21
小学校の頃、私は意外に活発だった。そのせいで怪我も多く、お風呂に入る時にはお湯があたるとヒリヒリして大騒ぎをしていた。ある日友達と冒険ごっこをすることになった。山を削り取っっている工事中のところへ出かけた。入っていいんかなといいながらどんどん進んだ。山肌が削れて土が剥き出しの箇所があった。凸凹なので登るのにも時間がかかる。2、3度上り下りを繰り返しているうちにスピードを求めるよ
2023年10月4日 21:23
小学校の頃、5丁目と呼ばれる地域は一戸建てだった。私を含めて団地の子が5丁目で遊ぶことはほぼなく、またその逆もしかり。立地的にも小学校を挟んで反対側なので遠い印象があってなかなか遊びに行かなかった。ある日5丁目の女の子が団他の子を何人か誘ってくれた。家に遊びに来ていいと言う。私たちは驚いた。まず家で遊ぶということじたいが異例。当時はみんな普通外で遊んでいたし、そもそも団地は狭い
2023年9月17日 22:26
小学校の近くに池と、それを囲むように林があった。当時は山と思っていた。細い道があってずっと歩くと池を一回りして戻るようになっていた。ある日誰かが洞窟があるという情報を得て何人かで行ってみることになった。「探検しようぜ!」もうみんなわくわくして急いで家に帰ってランドセルを玄関に置いてすぐまた小学校の校門前に集まった。まず池のザリガニを確認してその後すぐに林の中へ入った。ちょうど池