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最近の学び。かけられた言葉で人生変わるのかも?

「私なんて」

これは昔、私が自分にかけていた言葉です。
自分に価値がないと思っていました。

結婚し、子どもができ、家族を持つ過程でだんだんと自分をそのままに受け入れるようになっていきました。

心の中で「誰かに認めてほしい」と思えば思うほど、自分の内側と外側は乖離していった記憶があります。

他人に認めてもらうには?

その答えは自分の求めるものと離れていくことはしばしばあるし、私の場合は、自分が何を求めているのかすら長年見失っていました。

だから、子どもが産まれたとき一番に考えたのは、この子が自分を好きになってほしいということでした。

自分なんて、と子どもが思いそうな時は言葉の力を借ります。

そのために大切だと思ったのは子どもに贈る言葉でした。贈ると言っても手紙や遺言ではなく普段の会話です。

子どもに対する期待は私の場合はささやかです。元気でいることと、自分を好きでいることくらい。

しかし、夫は違うようでした。
なりたいものがなければ、お医者さんを目指せ。やりたいことが見つかったら路線変更できる。行きたい大学がなければ東大を目指せ。行きたい大学が見つかったらそこに目標を変えればいい。親として必要なことはする。

こんな具合です。
そんな極端な…そんなに勉強したいかはわからないじゃない?!と最初こそは思いましたが、これもまた悪くないと思えています。

なぜなら、私がもし幼い頃そう言われて育ったら、もっと早いうちから自分は難しいことにでも挑戦する価値がある人間だと信じたかもしれないからです。

親が勝手に期待をかけると、自分の価値に期待して上手くいかず失望してより残酷な結果を招くかもしれないという意見もあるかもしれません。でも、夫のおかげで、子どもたちは自然に自分に期待することを知り、失敗しても挑戦することを学ぶと思います。

子どもたちは、幸い、周囲の期待に振り回されて自分の姿を偽ることはなく、自分に素直でいます。まだ幼いのかもしれません。そして、これからも、そうだったらいいなと思います。

だからこそやってみたいと思うことはどんどんやってほしいし、やるからには、最高レベルの世界を覗いてみたいと思ってほしいです。結果より、やってみることを大切にしてほしいと願っています。

自分には価値がないと思って大きくなってしまった私でも、踏ん張りたいと思う時にお守りにした言葉はあります。言ってくれた人は親しい人からそうでない人まで様々です。

「あなたならできる」
「あなたはいずれ人の上に立つ」
「あなたの力が多くの人の助けになる」

本人は意図せず言ったかもしれない些細な言葉たちを大事に握りしめながらここまで来ました。がんばりたいときに自分を信じる気持ちにさせてくれる言葉をかき集めてしまっておきます。

いずれまた、子どもたちが迷い始めたら私の宝箱からどんな言葉を取り出すかを考えたいと思います。

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