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42歳ワーママが思う、子育て中のキャリアアップの悩ましい点とどうにかなってるぽい人のタイプ

まず、キャリアアップって言葉にひっかかるけど

極めて感覚的な感想だけど、最近はワーママ界(?)では、キャリアアップという言葉も廃れているように思う。

アップ、というと、平社員が主任になり係長になり課長になり部長になり、と一つの会社でベルトコンベアに乗って競争しながらみんなが上へ上がる世界では、まぁ、意味をなすなぁ、と思うけど、ここ最近は護送船団方式とか終身雇用なんてワードは聞かなくなってきた。

その代わりに、FIREとか副業とか複業とかフリーランス、といった言葉を聞く頻度が圧倒的に増えた気がする。

アップとかダウンというような縦の動きだけでなく、今や多くの人が、活躍分野の広がりや重なり(相乗効果)考えて人生のプランニングをしているのかな?と思う。

会社員でそこそこの報酬を確保しつつ、副業で節税してやりたいことをやるという「いいとこ取りスタイル」の宣伝をしている人を見ると器用で羨ましいと思う。

今のところただのサラリーマン以外の道にいく気概も実力もない私。なんの資格もなし、商売できるスキルなし、ビジネスセンスなし、資金なし、などなど。

できることをしつつ家族のためにできることを追求してきたら、結果的にキャリアアップという選択肢を目指すことになってきた。

現状キャリアアップを目指す形のワーママが考えたことを書く

そんなわけで、「キャリアアップ」自体がそこまで共感を得るものでもしがみつくべきものでもなくなってきていることを理解しつつ…。

結婚し子どもを育てつつキャリアアップする道すじについて考えたことを記してみたい。

ちなみに、キャリアアップはここでは「責任を広げる、裁量権を増やす、収入を増やす」といった意味あいで使いたいと思う。

ワーママにとってキャリアアップの何が悩ましい?

ワーママにとってキャリアアップを目指すとは、何かを失うこととセットで語られる。

家族や子どものこととなると失えないものが多い。だから難しい。ここが第一のポイント。

(介護や病気の家族のケアをする人も似たような悩みがありそう。どうだろうか?)

トレードオフの例はこんな感じ。

責任が重くなるから、ストレスが増える
責任範囲が広がるから、時間を割かないといけない
肩書きがつくから、家庭へかける時間を減らさないといけない
収入は増えるけど、節約に励む余裕もなくなり家事代行サービスなどを使い手取りが減る
失敗したら他のワーママに迷惑になるから怖い

一方で、よくある管理職ワーママの記事ではこんな話も語られる。

裁量が増え、自分の都合で予定が組めることが増えた
依頼ごとが簡単に通るようになった
苦手なことを人に任せられるようになった
ライフワークバランスのよい職場を自ら作りその恩恵を自分で受けられるようになった
働きがいが増し自分が満足することで、子どもに前向きに向き合えるようになった

おそらく、キャリアアップで得られるものが、失うものを上回ると「自分が」感じられるか?が、キャリアアップに踏み切れるかのポイントなのだと思う。

会社がいくら「残業もないし、職場のサポートもバッチリだよ!」と言ってくれても、子どもは何人か?子どもは手がかかるか?夫は子育てや家事をする人か?実家など家庭運営をサポートしてくれる人がいるか?といったプライベートの事情が全くもって人それぞれなのだから「私にはできない」「行けるかも!」と判断が分かれてしまうのは当たり前のこと。

職場が残業出張だらけでハードモードならなおのこと。

期待されて重荷の人も、期待されずやる気を失う人も、今の職場や職種ではそもそもムリという人も、あらゆるバリエーションの人がいる。

そう。
悩ましい現象の別のポイントは、「やりたいのにできない」と感じる人が、できる人もいるのになぜ私はできないのだろう、と他人軸に振り回される環境が確かにあることだ。

それは、世間の風潮だったり社内外の成功事例を取り上げた情報だったり。

そして、子どもが小さいうちは家庭に注力しなよなどと配偶者に言われると途端に追い込まれて行く。さらに、妻の家庭における過度な労働を踏み台に男性を会社へ忠誠を尽くさせる時代遅れな会社により、歪みが強くなって行く、なんてことが起こる。

それらを全て跳ね返す強靭な女性もいる。

そして普通は、なかなか、そうもいかない。

ワーママのキャリアアップの道すじの結論的なもの

では、そんなにガッチガチにバトルをしないでナチュラルにキャリアアップをはかりながら子育てをしているっぽい(あくまでも、側から見るとそう見えるってだけ)女性に見られる特徴はどのようなものがあるだろうか?

それをまとめてみたい。

結婚前や子どもができる前から明らかに出世しており、子どもができても同じポジションに戻る…一番、オーソドックスな形。

子どもにご飯を作りお風呂に入れ寝かせることができる配偶者をもつ人が同僚との出世競争を勝ち抜いた…これも稀に見る

両親が近居または同居、または頻繁にきてくれて、保育園の送迎や食事作り、子守り等をしてくれる人が、同僚との出世競争を勝ち抜いた…一昔前の典型的な事例

会社からスター人材とみなされ引き抜かれて目立つポジションに置かれている(実力もある、と推定される)…外資系ではこれがあからさまなものもある

弁護士資格を持つリーガルのディレクターや医学博士を持つメディカルアフェアーズのディレクターなどの高度かつ希少な専門職種の組織長…必ず一定数存在する

独特な特技があり少々自由な働き方をしつつも認められているユニークな人や、長年定着したポジションで上司が抜けて持ち上がり上がって行った人、実力はあるのにポジションがないから会社がその人のために新たなポジションを作ってくれた、など「組織の妙」が作り出したキャリアアップ現象…この現象に運を託すのは危険だがあるにはある

現職では組織のリソースの都合でキャリアアップが難しくても、転職することで今できる範囲でキャリアアップをするポジションにつく…転職に慣れている人のあるある例


こんなところだろうか?
以上、いくつかあげてみた。

この記事をご覧になっている方が、キャリアアップをしたいと思ってらっしゃるワーママだったら、参考になりそうな事例があっただろうか?

今はママばかりがこうした悩みを抱えているような印象だが、今後はパパも似たような、でも少し異なる悩みが出てくるかもしれない。

✏️

読んで下さった方、どうもありがとうございました。

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