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小学生ママ日記。たんぽぽのちえと息子との公園遊びと、四則演算と。

息子が小学2年生になり、理科と社会を某塾で学び始めた。内容は、大人顔負け。

おもしろいのはカリキュラム。
同じ日に実施する理科と社会は関連した内容になっている。理科で習ったことに関係する内容を社会の観点からする。

もともと、小学2年生ではまだ理科と社会は生活という科目で境目がないように、理科も社会も私たちを取り巻く世界のことと考えたらふたつの科目の中身が繋がっているのは当たり前だけど新鮮。

でも似たようなことは塾でなくても起こる。

例えば、国語で出てくる「たんぽぽのちえ」という話は、たんぽぽが種を飛ばすまでの過程。種ができて広まるという仕組みも、背を高くすると風があたりやすいというのも理科のよう。そんなことを考えていた。

週末にその小学生息子と公園のアスレチックを楽しんでいたら公園の端っこにたんぽぽが咲いていた。

アスレチックがひと段落してから、たんぽぽを見ようと息子を誘った。雨が降りそうで、綿毛がついたたんぽぽはお休み中だった。晴れた風の日に飛んだ残りの綿毛が半分くらい残っていただろうか。

体育の時間にたんぽぽを観察する。
国語にあったはずのたんぽぽの話が、理科になって…絵を描こうと思えば図工の時間にもなる。

もし、たんぽぽで算数をしたいなら。図工用に手折ったたんぽぽの花びらを数えて計算するのもいい。幼児教室では、よく、お花畑にさまざまな花が咲いていて何の花が多いか、とか、うさぎさんがみんなで分けたら何本ずつになるかという数の問題をやったのを思い出す。たんぽぽの重さを測ってgとmgの換算をしてもいい。

今、学校では算数で足し算引き算をしているけど、塾の問題では掛け算の走りみたいな問題をやっている。掛け算はかけるほうとかけられるほうを入れ替えても同じ、とか、掛けたものを割るともとに戻る話をすると息子はとても興奮していた。こう言う話をすると、板チョコを一緒に割りたくなる。生活は算数の題材に溢れてる。

電車好きだった息子には、新幹線の時速を覚えた頃「はじき」の問題をよく出題されたものだ。まだ本人に乗除の知識はなかったが計算すると距離や時間が分かることはわかっていた。新幹線好きゆえに、日本地図を覚えたのもその頃。もちろん、電車にまつわる本もよく読んだ。

科目、とか点数なしに学ぶのは楽しい。

夏になればカルピスを入れて濃度計算をしてもいいし、氷作りの実験もいい。こよなくカルピスを愛する私はいつか工場見学にも行ってみたいと思っている。

子どもの学びは、こうやって、身近な話題で科目を越境するのもおもしろいように思う。

勉強が難しくなってきたら専門性が問われるからそうそうできないかもしれないけど、まだ口を聞いてもらえるうちはこんな独特な学び方もありかな、と思う。

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