42歳ワーママのキャリア。転職で思うこれからの椅子取りゲーム。
42歳ワーママシリーズ。
シリーズ化の予定はなかったけど、どこに行き着くか自分でも気になってきた。あちこちぶつかり思うことを記していく。
なお、営業や経理、のように一般的な職種でないためあまり参考にならないかもしれません…。あしからず。
管理職になるのか?
今私が転職なり異動なりしようと思うと、現在の年収や職歴の都合で管理職になる。
そうしないと年収ダウンになる、責任が広がる仕事がない、と言う意味で、必ずしも上を目指さないといけないわけではない。
そして、1社目の内定が管理職で出る予定で、昨日源泉徴収票やら給与や賞与の明細を提出した。
喜ばしいことではあるが複雑な気持ちにもなる。
この記事ではその理由に迫ってみる。
ここまでの経緯
振り返ると、人生最後の育休が明けて一年でキャリア後半戦をどう生きる?と思いたち…
ほんの少しの行動で大きく事態が動き出した。
図らずも転職活動の大海原?へ漕ぎ出すことに。
フルリモートで管理職、外資系でも珍しくなっていく?
家庭の事情で、フルリモートを続けながら、キャリア開発も、などと夢見ていたが現実はそう甘くないかもしれない。
内定が出そうな会社は、実はかつて勤めた会社で当時いたのとは別の部門。
その会社はアメリカ系であらゆる業務が電子化されているためフルリモートが当たり前、頑張ることより成果を出すことにフォーカスするザ外資系なので、今のフルリモートかつ裁量労働制をそのまま続けられると思いきや。
「グローバル本社でも、オフィス出勤推奨ムードになり、アジア本社でも週3出勤必須になっている。日本もそのうち出社推奨日数が通達されそう」とのことだった。
来てる。
じわじわ来てる。
脱コロナ、脱リモートの波が。
やむを得ない、とも思う。
なぜなら、今いる会社も今年はドッと海外の偉い人たちが東京オフィスに訪れ始めた。
潮目が変わってきてるな、と思う。
だいたい、今私は、幼い子がいるという身分にあぐらをかき、偉い人が訪問中でも出社しなかったり、子どもの看病で偉い人とのコーヒーチャットをドタキャンしているものだから、これじゃぁ「管理職」としては不十分だろう(現在、私は非管理職の最高層で部下はつけられると言う謎めいた職位。部下はなし)。
育休から開けたばかりの別の部の女性マネージャーは、泊まりがけで国内出張に出ていた。私にはできない…。少なくとも、シニアマネジャー陣は週半分は出社している印象だ。
以前はリモートと対面は差がなかったが、リモートワークで全てをやり切れる仕事はその程度、と、緩やかに溝ができ断裂してきている気もする。
今の会社でさえ、リモートワーカーは今後も存続するが、上を目指したければたまには出社が吉、と出ている。(何の占い?)
日本人は、集団心理が働きやすく「みんなやってる」ことに従おうとするため、皆出社し始めるとその流れが加速するというのもありそう。
世は出社の流れ。フルリモートにしがみつく?
そもそも今の会社も週5といかなくてもいつかは多少出社することになるし、上を目指すならノー出社スタイルは脱さなければならない状況。
翻って、内定の出そうな会社も、いつかは出社推奨の潮流。更に、業務の範囲が変わり、責任も重くなる、ならばリモートだけでは厳しくなりそうだ。それに、業務上、現場のある場所へ出向く必要性も感じるし、管理職でその業務内容だと「顔見知り」を作り、人脈の中で合意形成するプロセスが大事な気がする。
いつかはしなければならない、脱フルリモートワーク。
もし、脱するなら、同じ仕事を続けながら出社という負荷だけかかるより、やりたい仕事に移行しつつ前向きに脱するのがいいのかなぁ、とぼんやり思う。
働き方は大事だが出勤何日までなら許容出来そうか?
今、上の小学校1年生は3日学童で習い事しつつ過ごし、残りの2日は私が習い事や勉強を見たりオンライン英語の見守をしている。その学童の3日を出勤に当てたらちょうどいいのかも?今はお迎えにいきつつ宿題を確認したり、送っていきつつ申込書を渡し先生と話したりする。今後は宿題もお便りも子どもに任せて子どもの自立を促すことができるだろうか…。
上の子も来年2年生だし、自立は良いチャンスかも…。
それとも、まだ、他のフルリモート管理職を探すか?
正直、難しく感じる。
なぜなら今内定をいただけそうな求人は相当マニアックな職種でどこの会社にあるわけでもない。これまでの全ての経験からの相性が抜群なのだ。
おそらく、同じ求人はすぐには来ない。
他に興味がある職種は今はない。
(実はこれと別に憧れの職種があったのだが、高い専門性を必要とするため応募しても回答が全然来ない。単純に今世では縁がなかったと思う。)
仕事内容を取るか、働き方を取るか?
働き方の方が大切だと思っていたものの、フルとは言わなくても週2の在宅が確保できればイキにしようかな…と心が揺れている。
管理職に身を置く長期インパクト(妄想)
ここからは妄想。
部下なし管理職というのも存在するけど、基本的に、管理職になることはチームをマネジメントすることを意味する。10人のチームに管理職が1人として、10人が管理職にはなれない。ここで椅子取りゲームがある。
管理職を続けるには、管理職という椅子に座り続ける必要がある。
当然、組織の再編があれば、椅子の数はずっと同じとは限らない。
誰かが抜ければその椅子をめぐり椅子取り競争になる。
管理職にも階層があるから上に行きたい人は、更に次の椅子取りゲームに参加することになる。
少ない椅子を取り合う競争により晒されることになる。求人の数も減るのだろうと思う。
内定をいただいた職に就いた時、そのポジションがなくなったら(私のやる仕事の界隈ではよくある)、会社に残るにはどこかの管理職ポストの椅子取りゲームに参加することになるんだなぁ、と少し身震いしている。まあそれは今仕事もまるで同じなので、仕方ない。
しかし、このめくるめく椅子取りゲームへの参入という事実を上手に咀嚼できない。かと言って今いるポジションも、職種的にも非管理職なのに部下をつけられるという中途半端さから、永遠にあるものではないマニアックなものである。どこかで旅立たないといけない、と悶々とする。
まとめ
いつかの記事にまとめたのだが、子どものためより柔軟に働けるように流れ流れついたのが、超絶不安定なポジションだった。
安定して、守ってもらえる、代わりのききやすい職種がワーママ向きと思いきや、必ずしもそうじゃないとの気づきがあった。
参入障壁が高い利点と、謎めいた業務内容を隠れ蓑にして、家族のために時間を割きながらなんとかサラリーマンをやってきた。
迫り来る「脱フルリモート」の流れの中で、自分の限られたわずかな持ち物を最大限に使い切りながらキャリアの後半を闘う場所を探し今に至る。
過去の経験を総動員して挑むマニアックなポジションが現れた。
業務の範囲が広がり責任も重くなるけど、そして、めくるめく椅子取りゲームへの入り口だけも、チャレンジするか否か…。
逆に、実務者の中での椅子取りゲームから管理職の中の椅子取りゲームにステージチェンジする機会と捉えるか?
第一果たして家庭運営は持ち堪えられるのか?
不安は尽きない。
オファーが来たらもう少し考えてみたいと思う。
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