42歳ワーママのキャリア再考。強みを活かして後半戦をどう闘う?
最近、ドミノ倒しのようにキャリアについて考える出来事があったので記しておきたい。乱文お許しください。
40歳の壁という言葉を知り、少し前に尾石晴さんの著書「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」を読み、まさに今の私はこの壁にいるんだなあ、と打ちひしがれている。
小1の壁だけじゃなかったのか…。
キャリアについても考える機会が多い。
上司と年末査定の面談をしたときも「5年後どうなってたい?」と聞かれて、正直動揺した。
今と全く同じことはしていないだろうけど、何をするかも決めてないのだ、ぶっちゃけ。それに5年後どうなってるか、より、1年後の予想も無理、という心境だ。
それで気分転換に先日社内公募サイトをふらっとのぞいてみた。
私の目にとあるポジションが飛び込んできた。
今私の所属する会社はもとの大企業から分社化したスタートアップなのでこのポジションはおそらく元の組織にまだ依存しているのか、何ヶ月もオープンだった。しかも、シニアマネジャーかマネージャーのポジションだが、給与はディレクター並みという、なんとも言えない雑駁な案件だった。
私がその大企業の方で以前やっていた業務で少し接点があった職種で、会社に1人か2人しかいないようなマニアックかつ高度に専門的な職種である。でも必ず需要がある。その当時、そのポジションに正式につける人はそもそもディレクタークラスで、その人のための手足となる人がポジションの外の組織で何人も兼任して私もその1人だった、というわけだ。中小企業では、別の部の部長なんかが兼任している。
なぜが急速にこのポジションに興味を持ち始めた私は(そうだ、そもそももともとやってみたかったのだ、と後で思い出す)、エージェントに連絡して求人を送ってもらったらやはり数が少ない。マニアックな職種なので仕方ない。しかも、やはり、ディレクター。
早速、私は英文レジュメに直近の職歴を足して、関連する職歴の部分を少し詳しく書き出してエージェントにディレクターは難しいかもしれないけどポジションダウンして打診が可能か聞いてみた。聞いてみるのはタダ、失うものもない。
まあ、いいニュースは来ないかもしれない。
けど、こうして、新しくやってみたいことを考えるのも気分転換になる。今やっている仕事の何が今後宣伝材料になるかを考えることで、今の仕事にもハリが出る。
そもそも、3年ぶりに英文レジュメを上書きした。この作業、転職予定がなくても毎年やっておくべきだったと反省する。今何をしていてどこに向かいたいのか考えるため、これからはもっと頻繁に更新しよう。
ついでに社内公募の方も人事に「興味があるけど経験が少ない。応募は可能か?」と聞いてみた。正直、経験が豊富な方でないと厳しいと思うが、書面審査にはかけられる思うと返答が来たので、とりあえず検討します、と伝えて放置している。エージェントに先に連絡してしまったため、この職種で勝負をかけるから、今の会社の商材でなく、医療機器で行きたいと自分で気づいてしまったからだ。
人生は、こうして、ささいなボタンの順番で別々の方向へ走り出すからおもしろい。というか、怖い。
そうそう、このマニアックな職種というのは、いつかやってみたかったけど、ディレクターが主人公なのでとても手が届くはずのないものだとずっと思っていた。
しかし、そこまで大企業でなく、むしろ小さな会社なら他の業務も併せてやる形で、私もトライできる求人があるのでは?という気分にもなってきた。
これは大きな発見だった。
思いつきでエージェントに連絡してみてよかった。
(応募できる求人があるといいな)
ずっと、長いこと私がやっていた職種は専門職種だが求人は多い。そこからさらに私はもっとマニアックな方向へ舵を切ることを夢見始めたわけだ。
社会人になるときは、会社の中にどんな職種があるか詳しくは知らずにいる。しかし、沼にハマっていけば、こうしたマニアック職種は一定数存在すると今頃気づく。
私は長い間医療機器業界にいて、今は化粧品を扱っている。けれど、2歳の息子が将来補聴器を使ったり手術をするというパーソナルな事情があるから、医療機器業界でなんらかの貢献をしたい、できたら息子と同じハンデの子どもたちにも役立つようなことを…という欲が出てきた。そんなことも職選びの軸になってしまった。
もちろん、効率よくワークライフバランスを保ち高収入を得たいという軸もある。
両方一気に叶えるのはなかなか難しいだろうな、とここは覚悟はしないといけない。
エージェントから「こんなのもどうですか?」と別の求人も来る。こちらも、相当にマニアックだった。しかし、おそらく、大企業にしか存在しない職種だ(今も、そんな類の仕事をしている)。
選べる立場じゃないかもしれないけど、好き勝手言わせてもらうと、大企業でしかできない仕事に長い期間浸かってしまうのは心配になる。いざ、手を動かさないといけないとき「誰かがやってくれる状態」に慣れていると自分のフットワークが悪くなってしまうようで、「働かないおばさん」になったら悲しいからだ。
そう、最後まで、自ら人の役にたち人に喜ばれる仕事のできる人でいたい、というのもまた軸のようだ。
そんなこんなで、人生後半戦をかけた職への探究が始まった。
自分の限られた持ち物なるべく上手に使い切りながら、家族に良い影響を与えられるように仕事をしていきたい。
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