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42歳2児の母の転職記。ワーママの面接は風当たりがきついか?

40代でふたり子どもがいて…

冷静に考えただけで転職は怖い!と、思う。

そして、私は、実際42歳7歳と2歳の子どもを抱えて転職した。

ネタを明かすと、特殊な個人的事情が重なり無理なく転職できた。

その事情とは、前にいた会社に戻ったこと、しかも業界最大手企業から戻ること、応募職種がマニアック過ぎて世間に応募する人がいないこと、採用側の人事の方も同世代で私と同じ会社にいた人、雇用担当マネジャー(本部長)が知っていた人…などなど。

もし、これが、新しい会社や新しい業種や職種、他にも応募者がたくさんいる職種だったら、私のような凡人は転職の難関を潜り抜けることが難しかっただろうと思う。

その、「転職には追い風となった特殊事情の形成がどのようにされ、ワーママの身分に関わらず、これまで転職をどのようにしてきたか」の部分はこちらの記事ににまとめたので興味のある方はご覧いただけると幸いである。

そして、転職関連の記事をいくつか書いてみて、実際ワーママの転職ってどうなんよ?と思われる方が知りたいかもしれない「面接」についてまとめておくことにした。

疑問1、ワーママであることをわざわざ言う必要はあるのか?

おそらく、一般的な勤務時間に働ける限り言う必要はないと思う。例えば、お子さんはいますか?と聞いてイェスだから落とす、とすると会社は何らかの差別をしていると言われるリスクがある。だから、私は聞かれなかったのだと思う。

しかし、私は、後で揉めると困るし、オープンに人間関係を構築したいので開示していた。

職務履歴書の備考欄に7歳2歳の子がいると書いて、面接でも、「申し訳ないけど中抜けをしたり急な休みをいただく時があると思う」と申し添えた。

疑問2、面接官からワーママであることに関して痛い質問を受けたか?

面接官から一度もそれに関してネガティブな反応はなかった。

反応は、「そういう時期だよね」「同じ年代の子がいる社員は多いよ」「自分も同じだよ、楽しく仕事しよう」くらいのものだった。

おそらく、職種やチーム員の状況にもよるかもしれないけれど、そもそも、子育て世代が多い職階だったり、「子育てしても続けられる職場」であることを会社としてうたっているのもあるかもしれない。

子育てできる職場を立証するには、そもそも子育て社員が必要だ。

もしも、管理職の女性を増やしたい職場ならなおのこと。

疑問3、ワーママとして転職するうえでやっておいてよかったことは?

そもそもワーママとして転職することを前提にしていたわけではないけれど、たまたま、キャリアのために30代でしておいてよかったことがある。

それは、慣れた職種から離れて新しい分野を経験することと、MBAを取得することだった。

たまたま、そこに子どもの誕生が重なった。

先方が同じ意識だったかわからないけれど、私にとって、「これがあったから安心して転職に臨めた」と言うことを挙げるとつぎの3つだ。

1.前職でも子どもを抱えて成果を出していたこと

2.子どもがいても新しい分野に取り組んで経験値を増やしていること

3.下の子が生まれる前に上の子がいる状態でMBAを取ったこと

もちろん、子どもがいて勤務時間には制限があったけれど、結婚した頃を機に「かけた時間がそのまま成果になる仕事ではない仕事の仕方に移行した」ことは大きかった。この概念は、当時のカリスマ上司に教えてもらったことだった。

最後に。キャリアの積み上げ方で考えたこと。


社会人になりたての頃は、10年後20年後を見据えて仕事を選ぶのは難しい。

私はアドバイスできるような大したことはしていないのだけど、何回かの転職を経て、なんとか満足度のある仕事を続けられていることについては、過去の自分の行いに感謝することがある。

それは、自分の理想に近しい人を見つけて近づいたり、ワクワクできることや理想の仕事を常に探していたことだった。年齢があがると、だんだんいるべき場所に誘われるような感覚がある。

理想を描くこと、わくわくすること、それに沿って動くことが上に書いてきたような「やっててよかった」を生み出してきた源泉なんだろうな、と思う。明日は今日の続きだし、今日の礎は過去なので当たり前と言えばそうだけど…。

これから先も、細々とでも、仕事にせよ何にせよワクワクできるようにしていたいと思う。

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