ごろ助

よく優しそう、素直だねと言われがちですが、 意地悪なことも腹の底で考えているアラサーO…

ごろ助

よく優しそう、素直だねと言われがちですが、 意地悪なことも腹の底で考えているアラサーOLです♪ 趣味は読書で、最近読んで一番良かった本は、 鈴木涼美さんの「娼婦の本棚」です。

最近の記事

女子が女子と一緒にいる時

街を歩いてる時にみかけるオシャレで派手な格好の女子と 地味目で落ち着いた格好の女子の違いって何だろう。 外見への関心、自意識、ただ服が好きだからとか いう理由が関係してるのだろうか。 ちなみに私は、黒色や白色やベーシックな感じの服装が 多いので後者の方だ。 というのも、 昨日、友達と街で買い物をしている時、 彼女が私に前方を歩いてる女の子を二人組を見て、 一方は派手で、片方は地味目の服装だけど、 なんか友達って感じでいいねと私に言ってくれた。 これは学生時代にこびりつ

    • 読書記録「きりこについて」

      西加奈子さんの「きりこについて」を読みました。 なんだか、明るいような、切ないような小説で 久ぶりに心臓をぐっと掴まれた気がしました 「きりこはぶすである・・・」から始まるこの話は 黒猫ラムセス2世が語るきりこの数奇な人生の 話である。 赤ちゃんの頃からぶすだったきりこは、 パァパとマァマには可愛い、可愛いと言われて育ち、 自己肯定感も東京タワーなみに高く、 小学5年生で初恋の男の子から、 「ぶす」と言われるまで 自分がぶすであることを自覚せずに育つ。 小説の中できりこ

      • 映画「パーマネント野ばら」

        アマプラで映画「パーマネント野ばら」を 観ました。 夏の季節の田舎の港街が舞台になっていて、 映画の中では、鈴虫の声が聞こえる寂れた町と 漁港の様子が描写されていて、 私的にはツボでした。 劇中には、ダメ男に翻弄される女性達が 登場してくるのだが、その描き方が、 コメデイの側面もあり、切なさや諦め、 一通りの男女のいざこざを経験した 図太さがあるなあと思いました。 正しくなんかなくていいから、 パーマネント野ばらに登場する女性のような 人生の方がいいかもしれない。

        • Mother達

          最近、ちょうど私の母ぐらいの年齢の女性達の話を 聞くことが好きだ。 彼女達の人生経験やジタバタ経験を直接お会いして 聞かせてもらうこともあるし、YouTubeで聞いてる こともある。 彼女達が発する言葉は恋愛、結婚、キャリア、家族も含めて 一般論から外れていて、どこか飛び出ていて、 どこかが凹んでいる。 ネットに溢れる、正しくて、沢山の人間が幸せになれる という考え方より、開けていて、爽快だ。 彼女達の話を聞いてると、どこかおかしくても 人生を続けられるし、面白おかしく

        女子が女子と一緒にいる時

          心の穴を自覚したという話

          私の場合、その時々により、いつも何かしらの項目に 頭の中を独占されている。 例えば、片手間に行っている仕事や 朝の出勤前の準備が落ち着いた時 仕事終わりに家でほっとするとき。 頭の中に思い浮かぶのは、あの人は私のことを どう思っているのだろうかとか、 これから予定している一泊入院での大腸ポリープの 手術のこととか。 自分の力でどうにもできないことを何故か考えがち なのである。 このある特定の事柄が頭の中から離れない現象が 自分の心の穴なんじゃないかと 最近思う。

          心の穴を自覚したという話

          私が好きな関西

          もうすぐ、関西に引っ越して2年になる。 ということで、私が好きな関西についてまとめてみたいと思う。 まず、良くしゃべる人が多い。 美容室、歯医者、その他病院とうとう、日常のあらゆる場面で なにかと会話をする文化がある。 私にとって良かったことは、喋ることへの抵抗がなくったことだ。 確実に関西にくる以前より、この2年間でおしゃべりな人間に なったと思う。 そして、関東圏と違った情が関西にはある気がする。 なんか、言葉にしにくいのだけれど、 お互い助けあっているというか、人見

          私が好きな関西

          映画「PERFECT DAYS」

          古びた畳の部屋で、暗闇の中、ベッドサイドランプに照らされながら、 読書する役所広司の姿が映る予告編に興味を惹かれたのと、 ダンサーの田中泯さんが出演すると知って、 先日、「PERFECT DAYS」を観に行った。 スクリーンには、東京の公衆トイレの清掃員である 平山の単調な日常が映し出される。 古びたアパートで、日が昇る前に起床して、 朝は、缶コーヒー1本で仕事に向かう。 仕事が終わったら銭湯の一番風呂に入って、 行きつけの居酒屋に行く。 平山の部屋は、大量の本と、彼が育

          映画「PERFECT DAYS」

          ブロマンスというジャンルがあってだな

          アラサーになってから、恋愛ドラマを見るのが億劫になってきた。 理由は、女優さんが綺麗でいくら演技が上手でも、 相手の俳優さんが無茶苦茶かっこよくても、 この行動は男の気を引くためにわざとやったのでは、 この男性主人公は頭のネジが外れているんじゃなかろうか と気軽に共感してキュンキュンできなくなってきたのだ。 しかし、最近、中国のブロマンス時代劇の「山河令」という ドラマを観たのだが、純粋に面白いと感じることができた。 ちなみに、ブロマンスとBLの違いだが、 ブロマンスは「恋

          ブロマンスというジャンルがあってだな

          読書記録 「説得」

          1か月程前、アマゾンプライムで観た、 ドラマ版「プライドと偏見」が 余りにも名作だったので、 ジェーン・オースティンの「説得」 を読んでみました。 「説得」は1816年に、オースティンの晩年に 書き上げられた作品で、 7年前に結婚間近まで仲を深めたにも関わらず、 周囲の反対により別れてしまった令嬢のアンと 海軍のウェントワース大佐が再び結婚するまでの 物語である。 読んでみてまず考えたのは、国や時代が違えど 恋愛や結婚について人間が考えることは 変わらないということである

          読書記録 「説得」

          読書クラブ

          毎朝、電車で会社に通っているわけだけれど 10分少しの乗車時間の中で、 大体読書か、半分寝ているような 状態でいるのどちらかである。 朝の通勤電車を見渡すと大体、6割から7割の人が スマホを触っている。 残りが3割から4割が眠っていたり、 何もしていなかったり、本を読んでいたり、 という具合である。 毎日、同じ時刻に、同じ駅から通勤していると、 素性は全く知らないが見覚えのある人が ちらほら出てくる。 私が覚えている人たちの中には 読書をしている人も何人かいる。 先日

          読書クラブ

          言語化できなかったモヤモヤを文章にしてみた

          先日、地元で働いている姉と話していた時のことである。 (現在、私は、地元を出て都会よりの関西のある町に住んでいます。) 姉は地元のある地域で、専科の教員として、 小学校で働いている。 彼女の仕事について、こんなことがあったそうだ。 勤務している地域内で、同じ専科の先生が自主的に集まり、 勉強会などを行う集まりが定期的に開かれているとのこと。 この集まりは、仕事中は勿論できないので、 土日によく行われるとのことで。 勿論、勤務時間外なので、給料や手当は発生しない。 この集ま

          言語化できなかったモヤモヤを文章にしてみた

          読書記録 「少女神第9号」

          今回読んだのは、フランチェスカ・リア・ブロックの「少女神 第9号」 90年代のアメリカが舞台のティーンエイジャー向けの小説で、 9つの物語で構成された短編集だ。 早速だけど、私はアメリカの中学生、高校生の生活がどんなものなのか想像がつかない。勿論、映画とかドラマでは、どんな感じなのか見たことあるけれど。例えば「glee」「ハイスクールミュージカル」「レディ・バード」「ダッシュ&リリー」とか。 想像がつかないというより、もはやファンタジーの世界なのだ。 この短編集には様々な

          読書記録 「少女神第9号」

          ダンサーじゃなくても、多分、誰でも踊ってる

          先週久しぶりにバレエを観た。 演目はパリ・オペラ座の「白鳥の湖」だ。 エトワールのオニール八菜さんの美しさを語り尽くしたいけれど、 変な気づきがあったので、粗末すぎる言い回しと言語で書いてみるとする。 女性の身体の柔らかさ、男性のダイナミックな動き、そして、 神(ルイ14世)に向かって常に美しいポーズをするバレエ。 女性と男性の身体をどうすればいきいきと美しく魅せることができるのか、考え尽くされている舞踊だと改めて感じた。 と、私が思ったのも、半年間でシルクドソレイユとある

          ダンサーじゃなくても、多分、誰でも踊ってる

          読書記録 「ライ麦畑でつかまえて」

          インチキ。インチキ野郎。 作中で主人公のホールデンがよく呟いている言葉だ。ここでいうインチキとは何か。大人の世界のことだと私は考える。心にも思っていないくせに形式的で儀礼的な優しい言葉で溢れている世の中のことを彼は指しているんだと思う。  青春小説の古典ときたら、堅苦しく難しい小説に違いないと思っていたが、ホールデンが2ページに1回のペースで事件を引き寄せてくれるので、スラスラとページをめくることができた。通っていた学校であるペンシーを辞めることから、同じ寮生のストラドレイダ

          読書記録 「ライ麦畑でつかまえて」

          選んだ孤独は・・・?

          年明けに実家から関西に戻ってきてから、暫くの間は今までにない孤独感に頭がヒリヒリしていた。実はこの孤独感の正体は検討がついていて、家族がいる実家から一人暮らしに戻ったからというのと、生理前のPM何とかのせいだからである。というのも、生理が終わりに近づいた今、私の心は安定を取り戻しつつあるからだ。 加えて、孤独に耐えかねて集まりに顔を出して、運が良く気の合う人に出会えたことも孤独の解消に役立ったと思う。  今思い返すと、なーんてっ薄っぺらい「孤独」だったんだ。 しかし、確かに「

          選んだ孤独は・・・?

          読書記録「鈴木 涼美 /娼婦の本棚」

          ものすごい好きな本について語るのは難しい。好きすぎて、書きたいことが多すぎてなかなか文章にまとまらない。(でも、書いてみた!) 中学生まで私は文学少女で、隙あらば本を読んでいた。しかし、高校生になってからぴたっと読まなくなってしまったのである。読書をしない習慣が身についた私は、大学生の頃もあまり本を読まなかった。 なぜ高校生から読書しなくなったのかというと、本を読むことがダサいと感じていたからである。スクールカースト的な意味で、教室で読書しているところを誰かに見られるのは嫌

          読書記録「鈴木 涼美 /娼婦の本棚」