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【書評】 リセットする習慣 やり場のない感情を整える62のヒント


リセットする習慣 
やり場のない感情を整える62のヒント

【禅的習慣で心が軽くなる】毎日のモヤモヤをリセットする62の方法

禅を通して、ネガティブな感情に振り回されない、軽やかな毎日へ。

現代社会は忙しい。仕事に家事、育児と追われる日々の中で、心も体も疲れ果ててしまうことがあります。さらに、SNSなどで他人と自分を比べやすくなり、不安や焦燥感に苛まれることも少なくありません。そんなネガティブな感情に振り回されず、自分らしく生きるためにはどうすればいいのか?

本書『リセットする習慣 やり場のない感情を整える62のヒント』は、そんな現代人のモヤモヤを禅の教えに基づいて解きほぐしてくれる一冊です。曹洞宗徳雄山建功寺の枡野俊明住職が、日常生活の中で簡単に取り入れられる習慣を62のヒントとして紹介しています。

禅の教えが、現代人の心に優しく寄り添う

本書では、難しい言葉や経典などは一切登場しません。枡野住職は、ユーモアを交えながら、親しみやすい言葉で禅の教えを解説しています。たとえ仏教に馴染みがなくても、すっと心に入ってきます。

紹介されている習慣は、どれも簡単で実践しやすいものばかりです。例えば、

 * 散歩に出掛けて自然に触れる

 * 深呼吸をする

 * ありがとうの言葉を心の中で唱える

 * できることに集中する

 * 過去のことは考えない、未来のことは心配しない

など、忙しい毎日の中で実践できる習慣が揃っています。

ネガティブな感情を手放し、自分らしい人生を歩む

これらの習慣を毎日続けることで、次第に心が落ち着き、ネガティブな感情を手放せるようになります。そして、今この瞬間に集中して生きられるようになり、自分らしい人生を歩むことができるのです。

本書は、禅の教えが現代の私たちの生活にどのように活かせるのかを教えてくれる貴重なヒントを与えてくれます。ネガティブな感情に悩んでいる方、自分らしく生きたい方はもちろん、日々の暮らしに癒しを求めている方にもおすすめです。

毎日が軽やかに、心豊かに。

枡野住職は、「禅の教えは、決して難しいものではありません。むしろ、誰にでも実践できるシンプルなものばかりです。これらの習慣を毎日続けることで、心が軽くなり、自分らしい人生を歩むことができるようになるでしょう。」と語ります。

本書を通して、禅の智慧に触れ、自分自身と向き合うことで、日々の生活がより充実したものへと変わっていくことでしょう。


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本書を読んだ感想として

ネガティブな感情を抱くことは誰にでもあるものです。

特に現代人は日々忙しく、せわしない日常の中で一度ネガティブな気持ちになると、それを立て直すことは難しいものです。

ネガティブな感情が別のネガティブな感情を呼び、いつもどことなくイライラしたまま過ごしてしまうこともあります。

そんな連鎖を断ち切りたいと感じている方には、本書がおすすめする「リセットの習慣」を試してみることをお勧めします。

著者である、曹洞宗徳雄山建功寺の枡野俊明住職によれば、心軽やかに生きている人はネガティブな気持ちを自ら「リセット」できるそうです。

禅の根本の教えである“今を生ききる”という考えを中心に、本書では気持ちをリセットする方法をわかりやすく解説しています。

「今しかない」とこの瞬間を生きる禅的な生き方は、一瞬一瞬新しい心にリセットする生き方とも言えます。

本当にそんなふうに生きられたら、どんなに心が軽やかになることでしょう。

禅と聞くと厳しい修行を連想するかもしれませんが、本書が紹介するのは、日常のふとした場面で取り入れることができる習慣です。

忙しく心がざわつく日々にこそ、心穏やかになれる禅の教えが役に立ちます。

いつもどことなくネガティブな気持ちになっている、日々のくらしになぜだか不満が募るというときに、本書はやさしく心を解きほぐしてくれることでしょう。

本書で紹介される「リセットの習慣」は62のヒントにまとめられています。

その中には、行き詰まったときにその場から距離を置いてみることの大切さや、丹田呼吸を通じて集中力を高める方法などが含まれています。

禅の教えに基づくこれらの習慣を取り入れることで、日常生活の中で心をリセットし、ネガティブな感情から解放されることができるのです。

また、禅の教えは「今この瞬間」に集中して生きることの大切さを説いています。

「前後際断(ぜんごさいだん)」という禅語は、現在が過去とも未来とも切り離されている絶対的な存在であることを意味します。

「一生」は「今」という瞬間の積み重ねであり、「今」この瞬間に集中して生きることが充実した一生につながります。

他人と比較することによるストレスから解放される方法についても、本書では述べられています。

仏教では、自分をよく見せたいという「自我」を否定し、「放下着(ほうげじゃく)」という禅語で、自分のプライドやこだわりを捨て、執着から離れることを教えています。

他人と比較せず、ありのままの自分を評価することで、自分ならではの充実した生き方ができるのです。

本書の教えを実践することで、現代の忙しい生活の中でも心穏やかに過ごすことができるようになります。

ネガティブな感情の連鎖を断ち切り、心軽やかに生きるためのヒントをぜひ本書から学んでみてください。

本書を特におススメしたい人

 * ネガティブな感情に悩んでいる方

 * 自分らしく生きたい方

 * 日々の暮らしに癒しを求めている方

 * 禅の教えに興味がある方

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本書のまとめ

現代人は忙しい日々の中でネガティブな感情を抱きがちで、その連鎖を断ち切るのは難しいものです。

しかし、曹洞宗徳雄山建功寺の住職である枡野俊明氏は、「リセットの習慣」を通じてネガティブな感情を自らリセットする方法を提案しています。

本書では、禅の教えである「今を生ききる」という考えを中心に、ネガティブな気持ちをリセットする方法を分かりやすく解説しています。

禅的な生き方は、一瞬一瞬新しい心にリセットすることを可能にし、心を軽やかにします。

厳しい修行ではなく、日常生活の中で取り入れやすい習慣を紹介しており、忙しく心がざわつく日々にこそ役立つ内容となっています。

また、自分を他人と比べることの無意味さを説き、自我を捨ててありのままの自分を評価することの大切さを教えています。

さらに、行き詰まったときにはその場から距離を置くことの重要性も強調されており、頭の中をリセットする方法として散歩や自然に触れることを推奨しています。

この本を通じて、ネガティブな感情に対処し、心をリセットするための具体的な方法と禅の教えを学ぶことができます。

 

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