明日、仏検2級を受ける小象さんへ
こんばんは🌛。
フランス語翻訳家のそよそよです。
明日は仏検 2次試験(面接)の日ですね。
長くレッスンを受けてくださっている小象さんに、面接対策のzoomレッスンをしました。
以前にも仏検の二次試験まで漕ぎつけたことのある小象さん。面接官のフランス人男性がスキンヘッドに学ランを着ていて謎にテンパり、あわあわしたまま面接を終えてしまったとこのnoteで知りました。
そのときは残念ながら不合格となってしまったそうですが、試験のときのテンパり、なんだかわかる…。テストに臨むときのドキドキと、予想外なことが起きたときのあわあわ。
2級の面接時間は5分なので、きっとあっという間に終わってしまったことでしょう。
2級でたいせつなこと
公式サイトの概要欄にもある通り、コミュニケーション力も大きな評価基準となっています。
コミュニケーションをとる気があるかどうか
Qu’est-ce que vous faites dans la vie ?
「何をされている方ですか?」
(学生、仕事、主夫・主婦など…)
と尋ねられ、
Je suis traductrice.
「私は翻訳家です」
だけで終わったら、面接官の質問待ちの人という印象になってしまいます。
でも、ちょっと装飾をつけるだけで相手が返答しやすい文になります。
Je suis traductrice et interprète depuis 15 ans.
「15年前から翻訳と通訳をしています」
「へぇ、15年?」とか、「通訳もするんですね。観光ガイドをしたことはありますか?」とか。
フランス暮らしにも活きる練習
フランス語を教えていると、こんな声が聞こえてくることがあります。TCFやDELF/DALFなど世界共通の試験に比べ、仏検は受ける意味があまり感じられない、と…。
でも、こんな5分の面接に向けて練習することが、フランス暮らしにとても役立つと私は思います。
フランスで暮らしていたとき、
Vous mangez les mots !
「(日本人へ向けて)あなたたちは言葉をたべているね」
と言われたことがありました。
どんな意味かというと、ひと言話したら止まり、またひと言話したら止まり…と、言葉を区切り、最後まで終わらせないどころか、どこが句読点かもわからない。いや、むしろ句読点だらけだ、と言うのです。
そのときはこの言葉をあまり重く受け止めていなかったのですが、フランス語がうまく話せるようになるにつれて「言葉をたべる」「句読点ばかり」の感覚がわかってきました。
あたりまえのようで、私が全然してこなかったコミュニケーションの基本に気づきました。
長くなってしまったのでまた朝に続きを載せます📕。
小象さん、今日は早めにおふとんに入って、ゆっくり休んでくださいね🌛。
Bonne nuit et ne faites pas trop de rêves 😉.
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