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嗚呼、職人の絶望俳句

"番台が
女子学生で
まごついた"

職人という仕事は、絶望的なまでに若い女性との関わりが少ない。
それゆえに、ごくまれに女性とふれあう機会があったときなどはあたふたしてしまう。

銭湯の番台など、予想外な場所で出くわすと、不意をつかれて一瞬頭が真っ白になる。

京都には、たまに女子学生のアルバイトと思われる人物が番台に立つ銭湯があるのだ。

女子に対して好印象を与えようとするのが男の性分というもの。
だが、そんな対応が出来るはずもなく、まごまごしながら小銭を渡すだけという惨敗に終わる。

それでも、銭湯の番台に若い女性がいるというのはいいものだ。

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