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#155 高原で夕食 / 自分の人生にやりたいことを増やす

20年ほど前の夏、満天の星を見て感動した。
空いっぱいにものすごい数の星が一面に光っていて、
「宝石のような」「降ってきそうな」という言葉がぴったりの星空。

それを思い出して
友人と2人、高原へ星を見に行った。


星空を見ながら夕食をとろうと
車にアウトドアのテーブルやイス、食料など積み込んで
明るいうちに出発。

到着したのは夕方5時半頃。

車から降り立ち、高台からの眺めに「きれ〜い」と声を上げる。
目の前に山の稜線が幾重にもなだらかにつらなり、
遠くの方に目をやると
街や小さな山が広がっている。

うーん、気持ちいい。
星空まだ見ていないけど、もう来てよかったと思う。


景色が一望できる高台の特等席に
友人の木のテーブルと椅子をセットする。


5時40分頃

景色の次に私が感動したのがこのテーブル。

けっこう大きなテーブルだが、
折りたたみ式でテントのように
細長い収納袋に入れてコンパクトに持ち運びできる。

脚と台の骨組みを広げた上に、スノコ状の天板になる部分を置く。
そのスノコが、お寿司を巻く「巻きす」のようにクルクルと巻いてあるのを
カラカラカラと広げるだけなのだ。

2人でわいわい組み立てながら、
景色やらテーブルのおかげで楽しい気分がさらに盛り上がった。



向こうの空に、不思議な形の雲を友人が発見した。
麦わら帽子を逆さにしたような、
ジブリ映画に出てくるようなすごい雲
自然って不思議だ。


暗くなると動きにくいので、すぐに夕食の準備に取りかかる。

メニューは、パスタとスープとサラダ。

無印良品のレトルトの『3種チーズのカルボナーラ』と
お湯をかけて食べる『5種野菜のミネストローネ』
パスタは家で茹でて、ほぐれやすいようにオリーブオイルを回しかけて
持ってきた。


友人がウォータータンクに水をたっぷり入れて持ってきてくれた。
その水を鍋で沸かし、パスタソースを温める。

その間にトングでお皿にパスタを盛り、
ガラス容器にスープの素を入れる。

登山の時は軽い紙皿やアウトドア向きの食器を使うが、
今日は車なので重くても大丈夫。
景色のいい戸外で、室内で食べるように食事したいという
贅沢な気分になれる憧れを叶えようと
普段の食器を使うことにした。


パスタの用意をしている間に、
友人がスープにするお湯を携帯用湯沸かしで沸かしてくれる。


6時過ぎ


友人が作ったトマトのサラダとにんじん&りんごのサラダと、
私の持ってきたベビーリーフを一緒に小皿に盛って
ベビーリーフにはバジルペーストをかけた。

スープを熱々のお湯でとき、パスタにとろ〜っとソースをかける。

水筒から冷たいルイボスティーを
グラスにつぐ。
氷と一緒に入れてきたのでよく冷えている。

これで今日の夕食のできあがりだ。


6時20分頃



テーブルの上の白いランタンは無印良品のもので、
ふだん室内でインテリアとして少し温かい明るさが欲しい時に、
また非常用に使っているが、戸外で使うのは初めて。

小さめなので戸外でどれほど使えるかと思ったが、
後で暗くなった時、とても良い仕事をしてくれた。


6時20分頃


街の暑さはなんだったんだろうと思うほどの涼しさ。
さわやかに風が通って心地いい。
むしむしせずに最高の気候だ。
まさに避暑。


楽しみの食事と、素晴らしい景色と、
なんて至福の時間なんだろう。

目的の星を見るまでにもうこんなに感動がたくさん。

楽しさと嬉しさと。

自然の癒しの力の大きさに、
こんな風に食事がいただけることに感謝だ。



パスタソースもミネストローネも無印良品の安定の美味しさ。
和えるだけ、混ぜるだけで1から作ったかのような
美味しい食事ができる。

こちらはまた別の記事で紹介するとして、
友人手作りのサラダのことを。

にんじんとりんごの千切りを手作りドレッシングで和えたそう。
オリーブオイルとゆず酢と塩だとか。

トマトのサラダは、プチトマトに玉ねぎとオリーブのみじん切りを
やはり手作りドレッシングで和えたもの。
両方ともとても美味しい。


やりたいなと思ったことは、
あれこれと自分のやりたい気持ちを止める考えが浮かばないうちに
できるだけやってみている。

今日なら、
アウトドアの食事に陶器やガラスの食器を使う。

自分がしたいことができて大満足。


やってもやらなくても
同じように時間は過ぎていくなら、

小さいことでいいから、
自分の人生に自分のやりたいことを増やしていこうと
思っている。




🌱お読みいただき、ありがとうございました( ͡° ͜ʖ ͡°)



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