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24日目(他の子どもとの関わりの始まりと公園遊びの社会学)

公園のママ友との会話

「なかなかほかの子と一緒に遊ぶのが難しくて」

こんな話をよくする。我が家はその点わりと苦労せず、むしろ図々しく誰にでも話しかけに行くのでひやひやするほうである。ただ、うちの子のようなパターンはどうやら少ないようである。前者と後者の違いは何だろう。

第2子以降はわりかし物怖じしない

「二人目だとわりかしどんどんいっちゃうよねー」

こんな会話もよくする。確かに、我が家もその傾向はありだ(ただし、第一子も物怖じはしなかったが。第ニ子はそれに輪をかけている)。第一子と第ニ子以降の違いは一体何だろう。

第一子と第2子の決定的な違い

「下の子は上の子を見て育つよねー」

こんな会話もよく耳にする。そう、子どもにとってのロールモデルは子どもが一番だ。お兄ちゃんお姉ちゃんは一番のロールモデルとなり、下の子がとにかく真似をする。そうこうしているうちにいろいろなことを覚えていく場合がとても多いと感じる。下の子は長子に比べると親の手はかけられないが、第一子と親、あるいは第一子と他の子どものかかわりが、第ニ子以降の成長に大きく関わっていると考えられる。他の子と関わるお兄ちゃんとお姉ちゃんを見て、第2子以降は他者との関わりを学んでいくようである。

コミュニケーション能力を発達させるには3人以上必要である

いまの話から想像すると、第ニ子は、自分に近い自分以外の他者同士の関わりを見て、コミュニケーションの仕方を学ぶことができることになる。そうなると、第一子はどうやってコミュケーションを学んだらよいのだろう。身近にロールモデルがいないのであれば、コミュニケーションを学ぶのは難しいように感じる。

公園に来る親子のパターン

公園によく見かけるパターンは、おおよそ母と子、次に父と子である。たまに父母と子とうパターンも見られるが多くはない。特に、小さい子を連れてくる場合はほとんど母と子である。0~2歳くらいの子を公園に連れてくるのであれば、母一人、子一人。そうなると、母は子ども以外に話す相手がいない場合が多い。おそらく、家庭でも母一人子一人で過ごすことが多いだろう。そうなると、子どもは会話を聞く機会がとても少ない。コミュニケーションの仕方を知る機会が少なく、他者との関わり方が分からないのは当然だ。(父一人子一人のパターンも確かにあり得るし、それでも構わないが、今回は実際の様子に即して書くことにする)

カギは母が誰かと話すこと

母が孤独であればあるほど子どもはコミュニケーションの仕方を知る機会が減る、これは考えてみれは当然のことだ。だが、じゃあどうすればよいかを考えるのは容易ではない。なぜなら、物理的に、話す相手がいないからだ。自分の親しい知人が同じくらいの子どもを持っていて、近くに住んでいて、同じ時間に公園に行ったり、家を行き来したりできる、そんなことはまずないからだ。しかし、考えてほしい。母と最も多く会話する可能性があるのはだれかというを。それは父だ。おそらく、ここまで仮説でしか話をしていないが、母と父との会話こそ、長子のコミュニケーション力を高めるのではないか。私の知る限りでは、長子だがあまり物怖じせず、しっかり言葉を話せるタイプの子は、夫婦仲が良いことが多い。

おばあちゃん

可能なら、おばあちゃんもとても頼りになるはずだ。特に母が自分の母と良好な関係を築けている場合は、祖母と母の会話で子どもがコミュニケーションを学ぶことが多い。しかもおばあちゃんは話が好きだ。子どもに話しかけてくれることも非常に多い。

それでも話し相手がいなければ

そうはいっても実際問題やはり夫婦で話をする時間も短い場合が多いように感じる。特に共働きであればお互い多忙な毎日に追われる。とても落ち着いて会話をする時間がない場合も多い。ならば、ある程度覚悟して話し相手を作るしかない。公共の子育て支援施設や以前書いた子育てシェアの家に通ってみるのも手だ。

アクティブブックダイアローグという読書会

私たちCreativeChildCareは、アクティブブックダイアローグという読書会を開いています。読書を通し、人が対話をし、子育てをする人やそれを助けたい人が少しずつ繋がれる場を作りたいと考えています。近々イベントを開催するのでもし興味があったら参加してみてください。私たち親や子どもが少しでも幸せになれるような場にしていきたいと考えています。

子育て読書会のご案内

正解のない子育てのモヤモヤ、みんなで本を読んで対話し、シェアして少し軽くしませんか?

日時:5月2日(日)10時から11時半まで(開場9時半)

場所:岩作集会所(長久手市岩作中島79-8。駐車場あり)

内容:『子どもの心のコーチング』菅原裕子を、みんなで読んで対話する会です。(アクティブブックダイアローグ®️【http://www.abd-abd.com】という読書会で、本も予習もいりません。)お気軽にどうぞ!

子ども同伴OK:読書会の間、お子さんを隣室でスタッフ(保育士資格者含む)が見守ります。小さいお子さんは抱っこでもOKです。

参加される方は以下のGoogleフォームに代表者お名前、電話番号、参加人数(大人、子ども)をご入力ください!

https://forms.gle/6uatcnB5UMRPLiEv6

備考:入場時の手指消毒、検温、大人の方はマスクの着用をお願いします。少しでも体調に不安がある場合は、参加をご遠慮ください。子どもたちが楽しく過ごすために、ある程度の「密」は欠かせないと考えています。ご承知のうえ、参加を決めてもらえたら嬉しいです。
読書と対話で子育てシェア会(オンライン)

○正解のない子育てのモヤモヤ、みんなで本を読んで対話し、シェアして少し軽くしませんか?

○悩みを共有できる仲間とゆるく繋がってコミュニティを作りませんか

○子育てや教育、福祉やまちづくりなどに興味がある方が対象ですが、どなたでも大歓迎です。多様な立場からの話が対話を広げ、考えを深めます。

日時:5月8日(土)20:30から22:00まで(20:15からzoomのルームを開いています。早めに入ってお話することもできます。)

場所:zoom(参加者にはU R Lをお送りします)

内容: 「子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害 (杉山登志郎/講談社現代新書)を、みんなで読んで対話する会です(アクティブブックダイアローグ®️【http://www.abd-abd.com】という読書会)。今回はオンラインなので各自、ご自分の読むパートを事前にサマライズ(簡単なまとめ)していただきます。サマライズの方法は、メールでおしらせします。対話のみの参加、見学者として参加も可です。その場合、本は必要ありません。

参加:読書会に参加される方は以下のGoogleフォームにお名前、メールアドレス、読書と対話/対話のみ/見学のみ/を、選んでご入力ください。

https://forms.gle/FZquhq9XECTPPqXX8

必要なもの:読書して対話される方は、事前に書籍をご用意ください。書籍は以下でもご購入できます。(https://www.amazon.co.jp/dp/4065131332/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_J07YGAVB33RW3W7AAX67)早めにご購入されることをおすすめします。その他に関してはメールで直接おしらせします。

備考:安心安全の場にしたいため、参加される方にはこちらから事前に質問させていただく場合がございます。ご了承ください。また、入室はどなたも20:30までにはお願いします。途中退出はご遠慮ください。見学者は顔出し無し、ミュートOKです。


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