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岩松勇人プロデュース@ビジネス本研究所:MIND OVER MONEY マインドオーバーマネー クラウディアハモンド メンタリストDaiGo氏絶賛

【MIND OVER MONEY マインドオーバーマネー】はこんなあなたのための書籍です。

●お金に固執してしまう人
●貧乏な状態から脱出したい人
●お金を貯められるようになりたい人
●いつも衝動買いをしてしまう人
●お金に対する価値観を養いたい人

【MIND OVER MONEY マインドオーバーマネー の目次】

Prologue 100万ポンドを燃やした夜
Chapter1 人とお金の関係はいつから始まるのか?
Chapter2 お金への愛着について
Chapter3 心の会計と銀行の会計
Chapter4 一度つかんだら離さないワケ
Chapter5 価格に適正はあるか?
Chapter6 お金でやる気は引き出せる?
Chapter7 賞金とお礼
Chapter8 お金はいくらあっても困らない
Chapter9 貧困がもらたすもの
Chapter10 お金のダークサイド
Chapter11 お金と善意と幸福と
Chapter12 お金が貯まる心の持ち方
Chapter13 お金を使う喜び

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【要約】
今回は、ビジネス本研究所の
視聴者様からリクエストいただきました
「MIND OVER MONEY」
という本を解説します。

この本は、
193個の心理学の研究をもとにして、
どのようにお金で損してしまうのか
お金とどう付き合うべきなのかが
多数紹介されています。

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本書で登場する私たち人間の
行動心理を理解していくことで、
お金を使いたくなってしまった時に、
「いや、ちょっと待てよ」
と心にブレーキをかけることができます。

自制心を強く保てるようになりますし、
まとまった資金を準備できますし、
人生の選択肢を増やすことができます。

この本の結論は、

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「心理とお金の関係を理解し、
 お金に支配されない人生を歩もう」
という内容です。

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193の心理とお金の関係を学べるので、
人生をよりよくしていきたい人は
もちろんのこと、エンタメとしても
十分楽しめる内容になっています。

今回は、
貯金の鬼だった私の経験を活かして、
なるべくたくさんのポイントを
広く浅く紹介したいと思い、
5つにまとめてお届けします。

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それでは順に解説していきます。

まず1つ目のポイント

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1 相対思考で商品価値を評価

相対思考とは、
どれくらいお買い得かを実際の差額ではなく、
支払う金額の何パーセントお得か
で考えることです。

例えば、ホテルで宿泊する時に、
オプションでシャンパンが
つけられるとします。

1泊5000円のホテルで
3000円のシャンパンが提供された場合、
ホテル代金の60%に当たる
シャンパンを買うことには
ためらいがあります。

では、1泊5万円の高級ホテルへ
宿泊した場合の3000円の
シャンパンならどうでしょうか。
シャンパンの代金は、宿泊代金
と比較するとわずか6%

価格も品種も同じシャンパンですが、
高級ホテルでの3000円のシャンパン
なら、お買い得と感じて、
「高級ホテル宿泊記念ということで」
と言い訳をかまして購入して
しまいそうですよね。

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つまり、買い物の金額が大きくなると
それに付随するコストに無頓着になります。

大きな金額の買い物をするときには、
パーセントではなく差額で考えるようにして
相対思考の罠によって損しないようにしましょう。

ちなみに私は社会人なりたての頃、
高級フランス料理店へ行き、
コースメニューの一環だと勘違いし、
ウェイターが勧めてきたオプションの
ドンペリを小さなグラス2杯分注文してしまいました。

おちょこみたいな小さなグラスだったのに
二人分で8000円請求されてしまった
苦い経験があります。

あなたも気をつけてくださいね。

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2 心の会計

心の会計とは
「心の中にある目的別・性格別の財布に
 配分されたお金をそれぞれ独立して
 使い会計すること」です。

具体的に説明すると、
私たちの心の中には「日用必需品」
「お出かけ」「文化・教育」「小さな贅沢」
などの財布があるそうです。

買い物が高いか安いかを判断するときは、
すべての商品と比較するのではなく、
同じ財布の中の商品のみと比較して
高いか安いかを決めます。

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例えば、家で缶ビールを飲むときには
300円の生ビールを高いと思い、
200円の発泡酒で我慢するサラリーマン。

しかし、居酒屋で飲むときには500円の
生ビールをためらいもなく注文します。

家で飲むビールは「日用必需品」の財布から、
居酒屋のビールは「お出かけ」の財布から
お金が出るためこのような違いが生じます。

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お祭りや花火大会の屋台で買う「たこ焼き」、
旅行先で食べる「スイーツ」なども普段なら
割高で買わない値段でも買ってしまいます。

「日用必需品」の財布と
「お出かけ」の財布は別物だからです。
観光地や花火大会などで使う
「お出かけ」の財布は口が緩いので要注意です。

私も自宅では200円で焼きそばが作れるのに、
屋台の500円の焼きそば買ってしまいます。
気をつけます。

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3 損失回避にお金を使うな

損失回避とは
「少しでも損をすると思うと、
 損を避けるために得を後回しにしてしまうこと」

人間は誰でも得をしたいと思うが、
それ以上に損をしないことに一生懸命になります。

損をしたくない思いは、
得をしたい思いの倍以上も強いそうです。

例えば、
「宝くじは買わなきゃ当たらない」
というような考えを持っている人。

これは裏を返せば、買い続けないと
将来、高額当選する可能性を
失っているというような考え方です。

これはもう損失回避という心理に
ドップリと浸かっているような状態です。

つまり何が言いたいのかというと、
損失回避を避けるために一生宝くじを
買い続けなければならなくなるということです。

こう言ってしまうと、
「いや、私は宝くじではなく
 夢を買ってるんだ!」という人が
出てきそうですが、目を覚ました方がいいです。

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ギャンブルの還元率で見てみると、
パチンコが80%前後
競馬、競輪、競艇が75%前後
宝くじ 46%
なんと、100万円分購入しても、
平均して46万円しか返ってこないんです。

100万円分宝くじを買ったら、
54万円分損するんだ!
という損失回避の方が健全ですね!

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4 感謝の気持ちはお金で表現するな

友人の好意にお金で感謝してはいけません。
なぜなら、友人間の好意と感謝のやりとりが
金銭取引になり友人を助けたという
満足感が失われてしまうからです。

例えば、あなたの引っ越しを友人が
手伝ってくれたととします。

あなたは1日中手伝ってくれた友人に
感謝の気持ちを伝えるために、
わずかなお金を手渡すかもしれません。

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わずかなお金をもらった友人は
「引っ越し業者だったらいくらもらえただろう?」
「時給換算するといくらだろう?」
と考えてしまいます。

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あなたを助けた満足感は失われ、
損をした気持ちになります。

友人の好意にお金を渡して感謝するのではなく、
感謝の言葉をしっかり伝えたり、
一緒にランチに行きおごったりする方が
お互いにとってハッピーになるはずです。

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5 物よりも経験にお金を使え

幸福度をあげるためにはモノではなく
経験を買う方がいいそうです。

経験はすぐに終わってしまうけど、
モノは長持ちするから良いと考える人も
多いと思います。

しかし、モノを買って得られる幸福度は
急速にしぼんでいくことが分かっています。
経験は記憶として残り、思い出として
楽しむことができます。

また、経験がもたらす喜びはそれが
起こるずっと前から始まるという研究もあります。

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楽しそうな経験が待っていると、
「どこに旅行に行こうか?何をしようか?」
と計画する時間も楽しいですよね。

また、こうした経験は
ビジネスになる可能性もあります。

Noteというプラットホームでは、
有料記事という仕組みがあって、
自分の経験を販売できる時代になりました。

物を所有してもお金が出て行くばかりで、
自分の気持ちが満たされるのも一瞬です。

あなたがやってみたいこと、
あなたが興味があることに
お金を使ってみてはいかがでしょうか。

それでは最後におさらいしましょう。

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1 相対思考で商品価値を評価

相対思考とは、
どれくらいお買い得かを実際の差額ではなく、
支払う金額の何パーセントお得か
で考えることです。

買い物の金額が大きくなると
それに付随するコストに無頓着になります。

2 心の会計

私たちの心の中には「日用必需品」
「お出かけ」「文化・教育」「小さな贅沢」
などの財布があります。

買い物が高いか安いかを判断するときは、
日常必需品として考えてみましょう。
自制心を保てるかもしれません。


3 損失回避にお金を使うな

損失回避とは
「少しでも損をすると思うと、
 損を避けるために得を後回しにしてしまう」こと。

ギャンブルなど起こる確率が低い損失は、
むしろ考えない方が損失回避につながります。


4 感謝の気持ちはお金で表現するな

友人の好意にお金で感謝してはいけません。
友人間の好意と感謝のやりとりが
金銭取引になってしまうと、
友人を助けたという満足感が失われます。


5 物よりも経験にお金を使え

モノを買って得られる幸福度は
急速にしぼんでいくことが分かっています。
経験は記憶として残り、思い出として
楽しむことができます。

物欲はキリがないので、
経験にお金を使った方がメリットが大きいですね!

著者について
クラウディア・ハモンド (CLAUDIA HAMMOND)
作家であり、キャスターであり、心理学者。BBC ラジオ4で心理学をテーマに語り、『All in the Mind』『Mind Changers』では司会を務める。これまでに『Emotional rollercoaster』『TIME WARPED』の2冊の著書があり、邦訳もされている『TIME WARPED』(『脳の中の時間旅行』インターシフト刊)は英国心理学会2013 年ブックアワード(ポピュラーサイエンス部門)を受賞した。その他、過去に英国心理学会Public Engagement & Media 賞、Mind's Making a Difference 賞、性格・社会心理学会Media Achievement 賞、英国神経科学協会Public Understanding of Neuroscience 賞を受賞するなど、多数の受賞歴もある。ボストン大学ロンドン留学コースでは非常勤講師も務めている。

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