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第0話:発症した瞬間に世界が壊れた

初めまして。

はしもとです。

本記事では、
僕が統合失調症になってしまうまでの経緯、
一番最初に発症してから回復と重症化を何度も繰り返してきた8年間の経験、
その間にあった2度の入院や2年間のニート生活、
病気を抱えながらの苦しいサラリーマン生活、

そして克服してFXトレーダー兼フリーライターとなった今に至るまでのストーリーを一つ一つ書いていきます。

この記事が、
読んでくれている方にとって困難を乗り越えるヒントになれば幸いです。

できるだけ当時の状況や感情を思い出しながらリアルに書いていこうと思っていますので、結構暗くネガティブな表現が出てくることもあります。
もしも読み進めていく中で気分が悪くなってしまったときは、一旦読むのをやめて楽しいお笑い番組なんかを見にいくことをお勧めします♪♪

また、
読む方の想像力に対して極力邪魔にならないようあえて画像無し文章のみの構成にしてあります。
飽きたら鼻くそほじりながらでも、お尻掻きながらポテチ食べながらだら~っと読み進めていただけると幸いです♪♪


それでは早速本題に入ります。

第0話ということで
僕のストーリーの中で一番のとっておきの闇の部分からの始まりです。
人生のハイライトならぬ、人生のハイダークって感じですね!笑


当時の僕は25歳で、5月、北海道は雪解けが終わり少しずつ暖かくなってくる頃です。

その日は、
3kgの鉄アレーを右手に持って、
実家の自分の部屋の壁という壁をボッコボコに破壊していました。

経験がある人なら分かると思いますが、部屋の壁って、案外脆いんですよね。石膏ボードみたいな壁板は白いクッキーかなんかみたいに簡単に壊れました。壁板の奥には断熱材っぽい黄色のスポンジみたいなのも入っていて、あぁ、これがあるから北海道の家は暖かいんだなぁ、なんて考えつつ僕の四方を取り囲む白いクッキー壁を黙々と壊しまくっていました。

その時既に
チューハイ数本とウィスキーをストレートで200mlくらい飲んでいたかと思います。

部屋には何故か赤色青色オレンジ色の3種類のペンキが置いてあって、部屋の壁や窓のブラインドカーテンにはそのペンキで前衛アート的な汚しが施されていました。
確かペンキで文字も書いていたと思います。
「お前らのせいだ」
「知ってるぞ」
とか書いてたような気がします。

そして内容はもはやほとんど覚えていませんが、めちゃくちゃ叫んだり喚いたりもしていました。3kgの鉄アレーで破壊活動に勤しみながら。気が済むまでひたすら。

当時の母親曰く、1時間くらい破壊活動を行っていたらしいのですが、僕の体感としては10~15分くらいの出来事でした。

今考えるとかなり狂気に満ちた行動だったなぁって思うのですが、
当時のあの瞬間の僕の感情を一言で言うと、
「無」でした。

部屋の壁が壊れていくことに何の感情も沸かず、
家族の事も一切気にせずめちゃくちゃに喚き散らして、
左の手首から血を流している事にも何とも思わなくて、
あの時は痛覚もほぼ無かったですね。

その間の家族はというと、
多分僕の部屋の前で何か声掛けをしていたんだと思いますが、僕は全く聞き入れる気もありませんでした。
というかその頃、自分がここまで追い詰められた根本原因は全て家族にあると思っていたので、家族に対しては恨みつらみの感情しかなかったですね。

そして、
ひとしきり暴れた後気が済んだ僕は自分の部屋を出たのですが、そこでまさか待っていたのは警察官とのご対面でした。
僕は一瞬ビックリしましたがすぐに状況を把握しました。
母親が警察を呼んだのです。

僕は冷静に(?)「別に誰かに暴力ふるっている訳じゃないし、警察の人にお世話になることなんて何も無いですよ」ってな感じで対応していたと思います。そして「明日自分で病院に行くからもう帰ってください」って言って帰ってもらいました。

そして帰ってもらった後は、
家族とも会話せずに自室に戻ってお酒を飲んで適当に寝ました。

この時をきっかけに、僕はさらに自分の家族に対しての憎悪の念を膨らませました。
「何で警察呼んだ?今回もやっぱり自分達が良ければそれでいいんだ。ふぅん、僕の存在を犠牲にして一番簡単な解決方法を取ったんだね。」みたいな・・・笑

次の日の午前中、僕は隣駅の方にある精神病院へ電話をして特別に当日診察の予約を入れさせてもらいました。そしてその病院へ行って診察を受け、お医者さんに「入院しよっか」って言われたので「はい、します。」って返して、当日即日入院することになりました。

これが1回目の入院前夜のエピソードです♪

さて、
そろそろ話が長くなってしまったのでこの辺で終わりにしましょう。


あ、これを読んでいる方に一つだけお願いがあります。

当時の僕は、家族や知人、警察官などに対してめちゃくちゃ憎悪の念を抱いていましたが、今だからこそ経験談としてはっきり言えます。
「人を恨む気持ちは百害あって一利なし」
です。

どうか、ご自身の心の中に闇の炎を焚きつけないようにしてくださいね。
心の闇が、光を作り出してくれるその日まで。

あなたの中に
柳のように穏やかでしなやかに、決して折れない心が育つことを願っています。


それではまた次回お会いできれば嬉しいです♪♪

ここまでお読みいただきありがとうございました。


P.S.
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