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地域に根差したコミュニティeスポーツイベントのお手本|沼津eスポーツ秋祭

沼津eスポーツ秋祭とは

 静岡県沼津市で開催された、沼津eスポーツコミュニティ主催の合同ゲームイベントです。この団体は沼津市を中心にゲームイベントを開いているコミュニティの方が作った連合団体であり、周辺地域のコミュニティの方も集まって大きな団体を作っています。
 イベント内容は多岐にわたり、ぷよぷよeスポーツやTHE KING OF FIGHTERSⅩⅤ、バーチャファイターeスポーツなど国内で30年近い歴史を持った対戦ゲームや、リーグオブレジェンドやロケットリーグのような海外でも人気であり、高額賞金が出るeスポーツ代表のようなゲームブースが出展していました。
 また、ミスタードリラーや太鼓の達人など1人用モードがメインのゲームブースやスポンサー企業のブースなど多種多様なブースもあります。
 公式イベントではまず成立できない夢のような空間が沼津にはありました。

ぷよぷよeスポーツブース

 本イベントの中心人物であるお茶県さんが主催をされている「しずぷよ」が運営しているブースです。
 ぷよぷよeスポーツの大会と体験会を行っており、大会参加者だけで28名、そこにブース運営スタッフや体験会参加者を含めると50名近い参加者がいたと思われます。
 もちろん、イベント最大のブースであり、会場を盛り上げる中心的な役割を果たしていました。
 対戦の模様はプロジェクターで大々的に映されており、予選からハイレベルな試合が観戦できます。
 ブロック予選を終えてTOP8に入ってからはメインステージにて1試合ずつ実況付きで試合が行われ、多くの参加者が決勝トーナメントを見守りました。
 優勝はSAKI選手。プロの貫録を見せつける形での優勝です。

KOF15ブース

 KOF15のブースでも大会と対戦会が行われていました。定期的に対戦会を開いているコミュニティ団体ではありませんでしたが、現地に12名のプレイヤーが集まりダブルエリミネーションの大会が開催されました。
 4つの対戦台が用意されており、大会進行と体験会が同時並行で行われています。
 また、大会観戦用の大型モニターが静岡県eスポーツ連合より貸し出されており、モニター前にも椅子があるので、大会の観戦が可能でした。
 大会終了後には、参加者が集まって雑談をし、連絡先の交換や次回のイベント開催の要望などの交流会が始まります。
 沼津には格ゲーができるゲーセンが無くなっており、このようなイベントの需要があるのだと思います。KOF15単独や格ゲーのみで年数回の対戦会があっても良いのかなって思いました。

ミスタードリラーブース

 今年も配信付きで行われて人気のブースです。去年と同様に常時待ち時間があり、人が途切れないブースでした。
 ルールはミスタードリラーの簡単なコースをクリアすること。僕はクリアできませんでしたが、クリアした人も多く(20名以上)たくさんの人が訪れたブースです。
 また、コースクリア者向けに難易度の高いコースへチャレンジする企画も行われており、そちらをクリアできるとお菓子がプレゼントされました。
 気軽に参加できるブースのためゲストの来場が多く、対戦ゲームではないブースの中で最も盛り上がったと思います。

高校eスポーツ部のブース

 今年も飛龍高校がロケットリーグ、誠恵高校がリーグオブレジェンドの体験会ブースを設置しておりました。今回はロケットリーグの勉強がしたかったので、飛龍高校のブースを重点的に見学しております。
 飛龍高校は他校との練習試合をプロジェクターで視聴できる企画を実施していました。複雑な操作をしながらシュートやセービングを決める様は見ているだけでも楽しかったです。
 飛龍高校では文化祭でスマブラSPの大会を開いており、大会進行や実況などもeスポーツ部の皆さんで行っています。ロケットリーグやリーグオブレジェンドのプレイヤーとして練習をしながら、大会やイベントの運営をされているそうです。
 どちらの部活もできたばかりであり、2年生が中心になってイベントの設営や運営が行われていました。

株式会社平山ブース

 面白かった企業ブースがあったので紹介します。
 入社するとeスポーツ大会への出場時や機材購入時に、会社から金銭的なサポートが受けられます。
 正社員でなくてもサポートを受けられるそうです。
 3のランクがあり、ランクが上がると大会出場時の交通費支給に加えて宿泊費の支給もあります。

まとめ

 すべてのブースを回れなかったので、しっかり確認できたブースのみを記載しました。(KOF15のブースが面白すぎて、気が付いたらほとんどのブースが終了間際でした。)
 メインステージでも芸人さんのステージや協賛企業、高校の紹介イベントがあり、静岡県eスポーツ連合の活動報告などもあり、見たいブースをすべて見れなかったのが心残りです。
 多種多様なブースがあり、コミュニティ同士が上手く共存しながら今後も継続してほしいと思います。
 他の地域でも1回のイベントにガッツリ予算をかけるのではなく、小規模低クオリティで良いから定期開催を目指し、地元のゲームコミュニティを巻き込む方が結果的に上手く行く可能性が高いです。
 来年もあればまた参加したいと思います。


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