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『シュガーマンのマーケティング30の法則』チェックリスト。どうぞご利用ください。

文化総合研究基盤では、この本の内容を、「情報発信の質のチェックリスト」「相手とのコミュニケーションの内容を振り返るためのチェックリスト」として、「自分への問いかけ」で自然に発想が湧いてくるようにまとめました。 

是非、活用してもらえたら嬉しいです。

[感想]この本で述べられている内容のいくつかは、「同じこと」を別の切り口で語っていて、同一トピックのダブりがいくつもある。きっと、もっとシンプルにまとめることもできると思います。

が、

それこそが、この本を読む上で読者を飽きさせないための「仕組み」の実践なのだと思う。やはり、著者は一流のマーケッターなのだ。この本は飽きることなく一気に読み進めることができました。

※以下の( 考: )のマークは、自分(文化研究総合基盤の中の人)がその章を読みながら思ったこと、感じたこと、考えたこと(部分的に、また総合的に)や、自分なりの理解・解釈・要約です。


[チェックリスト] 
01:一貫性の流れにのる
・顧客が購入を決定した時に、オプションを提示できないだろうか
考:商品やサービスに付けられるオプションを増やせないだろうか。そのオプションの提示の仕方は「余計なお節介」になっていないだろうか。相手が抵抗感を感じない自然な提示の流れは作れているだろうか
 
02:適切なアピールポイント(共感マップ・ペルソナモデリング)
・顧客が興味を示すのはどんな理由からだろうか?
考:見込み顧客に「何かあった時」トリガーが入るように種を撒いておけないだろうか「何かあった時」とはどんな(状況・状態になった)時だろうか
 
03:顧客の特徴(考:A/Bスプリットテスト→いくつか試して検証する)
・様々なアピールポイントを実際にテストをして検証しているだろうか。
その中でとくに効果のあるモノ(コト)は何だろうか。
 
04:欠点は最初に開示しよう(私:誠実さ、信頼性を高めることに繋がる)
・最初に開示しておくべき欠点があるとすれば、それは何だろうか。
 
05:抵抗感の払拭
・顧客が感じる抵抗感をなくすにはどうしたら良いか考えよう。
考:「説得」している時点で、コミュニケーションは失敗。(孫子曰く、百戦百勝は善の善なるものにあらざるなり。)「説得」することなく「納得」「共感」してもらえるにはどうしたら良いか。


考:共感とは、何の疑念も抵抗感もない、相手の価値観にシンデレラフィットする納得感のこと。
 
06:巻き込みとオーナーシップ
・顧客がすでに、それを所有しているような表現をするなら、どのような表現だろうか。「感覚」「気持ち」に訴えるためにどうしたら良いだろうか。
 
07:誠実さ
・言行の一致。(私:こちらの全てに、ポリシーや理念が行き渡っていること。)自分のメッセージに「嘘になってしまうこと」や言動に「矛盾」はないだろうか。相手から見て「嘘や矛盾」、疑念、抵抗感が発生するポイントがあるなら、それはどこだろうか。どんな理由だろうか。
    
08:ストーリー
・商品やサービスを顧客が使っていたら、それまでとは何が変わるのだろうか。どう感じるだろうか。
・それらのうちで顧客に響きそうなストーリーはどんなモノだろうか。
 
09:権威
・何か権威的なモノ・コト・ヒトとリンクさせられないだろうか。
 
10:お買い得感
・競合する製品・サービスとの正直な比較したらどうだろうか。比較するポイントはどこだろうか(何だろうか)。
・「どれだけ節約できるのか」とか、単に「値引き」したことを強調できるだろうか。
 
11:感覚
・人は感覚で欲しくなって購入を決める。その後でその感覚の正当化できる論理武装をする。論理(理屈)ではなく、感覚的、感情的に表現したらどんなふうになるだろうか。

考:論理(理屈)による説得「意外」のメッセージで伝えるならどんな風になるだろうか。

考: 例:ディズニーランドのスタッフ募集広告のキャッチコピー「魔法を手伝ってください」
 
12:理屈による正当化
・「感覚的に納得」してもらえたなら、その納得感を高める論理はどんなものだろうか。
 
13:強欲
・その製品やサービスの本来の使用価値「以外」の価値や意義、有用性があるとしたら、それはどんなことだろうか。
 
14:信頼性・信憑性
・メッセージに「信頼性・信憑性」に欠ける部分があるとすれば、それはどこだろうか。それはなぜだろうか。
 
15: 満足の確約
・相手に対する「満足の確約」のためにできることは何だろうか。
・もしも満足してもらえない時、どのように対応したら良いのだろうか。
例: ・全額返金  ・送料無料でサイズ交換  ・不良品の交換 など
 
16:リンキング
・相手がすでによく知っているモノ・コト・ヒトにリンクさせられないだろうか。分かりやすい例えは何だろうか。
・相手の理解、や親やすさに繋がるリンクは何だろうか。 
・逆に、相手はどんなことにリンクさせて自分の製品・サービスを見ているだろうか
例:「これは車のビタミン剤です」
 
17:帰属欲求
・人の中にある、その商品やサービスを実際に使っている人々の「仲間入りがしたい欲求」に答えられないだろうか。
 
18:収集欲求
・相手は「同じような何か」を求めていないだろうか。
・相手の収集衝動を調べられることは何だろうか。
 
19:切迫感の煽りは要注意!
・露骨に「切迫感を煽る」と逆効果になりやすいので充分に注意する。
・押しつけ感なく「切迫」を感じてもらう表現は何だろうか。どう伝えたら良いだろうか。
 
20:限定(私:希少性)
・限定品、オリジナル品、希少品としてアピールできるポイントはあるだろうか。その希少性が高いことの正当な理由は何だろうか。
・それを相手が入手し使用することと、どんな繋がりがあるだろうか。
 
21:単純明快
・製品・サービス、伝えるためのメッセージで省ける点はないだろうか。
・メッセージが難解になっていないだろうか。
考:最終的な「だから何?」が明快なメッセージになっているだろうか。
考:広げすぎない・絞りすぎない
   → 相手が自分の選択に満足できる選択肢の数になっているだろうか。
 
22:罪悪感 (私:あまりこの表現が好きではないので「返報性」に変換)
 (考: 例:米国ハーレ・クリシュナ教団の「花プレゼント」で寄付を増やした事例)
 
23:具体性
・具体的な事実をありのまま伝えて、アピールに繋がることは何だろうか。
 
24:親近感
・相手にもっと「親近感」を感じてもらうためにできることはどんなことだろうか。
 
25:パターンニング(ミラーリング)私:相手との同調 と 成功例のパクリ
・メッセージに「頷きタグ」を適度に入れる。「〜でしょう?」「〜ですよね(だよね)?」「〜ではありませんか?」など
・うまくいっていることでパターン化できることはないだろうか。
・相手の呼吸、話し方、仕草、服装、のコミュニケーションスタイルやテンションなど、同調可能なパターンはあるだろうか。それはどのようなものだろうか。
・パターンに独自の「何か」を混ぜたらどうなるだろうか。
 
26:期待感(相手から自分への信頼感に基づいて)
・相手が期待していることで、自分が「その期待に答える」ことができる何かはあるだろうか。お互いの信頼感が増すような、「期待への答え方」は何だろうか。どんなことだろうか。
 
27:好奇心
・相手の好奇心を刺激するモノ・コト・ヒトは何だろうか。


28:市場とのマッチング
考:自分が提供する製品(商品)・サービスと市場とのマッチングは何で確認できるだろうか
考:さらに精度の高い指標があるなら何だろうか。どんなものだろうか。
 
29:考えさせる力(私:好奇心ともリンクした内容)
・1〜10まで説明することで、メッセージがつまらない内容になっていないだろうか
・相手の想像力が湧き上がるような表現はどのようなものだろうか
・相手が自然と考えたり想像したりする「なぞなぞ」を演出できないだろうか 考:例えば、先述の「頷きタグ」もこれにリンクしている。
 
考:西野亮廣ハック:
あたかも相手が自発的に「思いついた」ように感じられる仕組みはできないだろうか。あたかも相手が「自分で答えに辿り着いた」ように感じてもらうにはどうしたら良いだろうか。
考:いくつかの選択肢を提示するのもそのひとつ。
考: 例:成長期のユニクロのフリース→大した長所もないが色だけはたくさんある。 商品は一種類だが、色の選択肢の中から選んだ満足感には充分な価値がある。

30:正直さ
・あらゆる心理的トリガーも最も効果的なものの1つ。自分を振り返って「誠実さ」「正直さ」に反することがないだろうか。もしあるとすればどんなことだろうか。
・相手への「思いやり」があるだろうか。

実際の本の内容が気になった方はぜひ読んでみてください。読んでるだけでたくさんのアイデアが溢れてくるタイプの本です。

文化総合研究基盤はあなたの「ジブン革命」を応援します!

それでは、また。

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