【支援の視点―能登と東北】④住民が決める復興計画
※文化時報2024年4月19日号の掲載記事です。画像は女川町役場提供。
東日本大震災で津波被害を受けた宮城県女川町は、防潮堤を設けることなく、海辺の町としての姿を再生させた。住民主導で復興計画をまとめ、「復興のトップランナー」と称された取り組みは、昨年ようやく完了した。一方、能登半島地震で被害の大きかった石川県珠洲市でも、須須(すず)神社の猿女(さるめ)貞信宮司が、住民と共に復興を考えようとしている。信仰心のあついといわれる奥能登で、宗教者はどのように行動すべきだろうか。