2022年3月の記事一覧
長い目で見れば(3月21日~3月27日)
3月21日(月)曇りのち晴れ最近の目標は、もっぱら住む街と仲良くなること。この街には、Instagramで話題になったり、POPEYEやHanakoに載るようなお店はない。でも、誰かが丁寧に編集してくれた情報を受け取るよりも、自ら足を運んで見つける方がずっとわくわくする。
だからのんびり読書するのに、みんなが「おいしい」と口を揃えるカフェではなく、敢えて、「家の近くにある」を第一条件にくつろげる
現実は怖いし、怖くない(3月7日〜3月13日)
3月7日(月)晴れ今朝は、出発予定時刻10分前に起きた彼がコーヒーを淹れてくれた(5分で身だしなみを整え、残りの5分はコーヒーを淹れる時間に充ててくれたということだ)。昨晩、鼻をぐじゅぐじゅさせながら寝言のように話した「どうやら花粉にはコーヒーが効くらしい!」という言葉を信じてのことだった。するとどうだっかというと、なんと今日はくしゃみひとつしなかった。コーヒーが効いたのか、彼の心遣いが効いたの
ただの生活にこそ(2月28日〜3月6日)
2月28日(月)晴れ朝から何となく体がだる重く、さらには気圧の乱高下で夕方過ぎから激しい頭痛に襲われた。
こんな日に限って、仕事終わりに本業以外の打ち合わせが入っている。しかし打ち合わせが始まるやいなや、痛みのことなんて忘れていた。具合が悪いときこそ働いた方がいいことも、稀にある。
やっぱり言葉のお仕事は楽しい。誠実な人と作り上げるのならば尚更。「なんだかんだ、私は働くことが大好きだ」と思えた
わかるまでは、揺らいでいよう(2月21日〜27日)
2月21日(月)曇り時々雨朝一番の便で岡山に帰る。高松空港に着陸する直前、もうタイヤも出ているだろうタイミングで機体が急上昇した。あと数分で彼に会える!と秒刻みで着陸を待っていた矢先の出来事で、それまで存在していなかった死への恐怖に突然襲われる。飛行機に乗ってふわりと体が浮くたびに、「今死んでも悔いはないだろうか?」と滅多に考えないビッグクエスチョンが頭に浮かぶ。何も成し遂げていなくってもいいから
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