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モネ×俺たちの菅波“1300万人の奇跡”みたいな本当の話。

「納得いきませんねぇ……」は、何に対して?

先週の朝ドラ『おかえりモネ』で、ついにモネと菅波先生が4ヵ月ぶりの再会を果たした。しかも、モネの下宿先の銭湯に併設されたコインランドリーで。この一週間じれったくてムギュムギュしていたから、やっとだよーと胸を撫で下ろしたのも束の間、冒頭の発言である。

「東京は人口1300万人ですよ。そう簡単に会えるはずがない。しかし会っている。なぜなら、思いがけずお互いの生活圏が近かったから。ならば、この4ヵ月という空白は説明がつかない。普通もっと早く会うでしょ?………」(以下、割愛)

納得いかない理由をグダグダ考える菅波先生が「ザ・菅波」で(そして髪がボサボサ)、最高だった。

初恋は実らないのが朝ドラの定番だ。でもモネ(恋にまだ気づいていないようだけど、わりとダイレクトに告白したような金曜日でしたね)と菅波先生は、くっついてほしいなあ。坂口健太郎さんといえば、朝ドラ『とと姉ちゃん』で演じた星野が主人公と惹かれあいながら二度も別れることになったし、今回こそは! という個人的な願望が強い。

宇田川が恋のライバルじゃないよね?

あの声、誰が演じているのだろうか。大家の菜津(マイコさん)の話によると、30代のはず。もうちょっと年齢が上のような声だったけど、顔出しがあるのか気になるところ。


***

さて、そんな1300万人の奇跡をドラマで観て思い出したことをひとつ。ここからは現実のお話である。

先日、ピアニスト・小曽根真さんのコンサートに連れて行ってもらった。今年3月に60歳の節目を迎えた小曽根さんが、クラシック×ジャズで綴るソロ公演。場所は地域の文化会館だった。世界的ピアニストがこのホールでコンサートを!? いや、ホール自体は素敵でリニューアル・オープンしたばかりなのだが、規模は大きくない。なんとまあ贅沢なコンサートだろう。


チケットを片手に、薄暗いなかシートを探す。

「あった、あった」
「どっちに座る?」

そんな会話をし、一瞬自分たちの後ろに座っている人が視界に入った。それは以前の職でお世話になった人で、滅多に会う機会のない人だった。

こんなことあるの?
大きくないとはいえ、座席500以上あるホールでこんなことあるの? 知っている人の取った席が、自分の真後ろだったって。

いや待って、見間違いかもしれない。暗がりだし。

困った。

こういうとき、皆さんならどうしますか?
声を掛けますか?

向こうはおひとりのよう。こちらに気づいているのかいないのか分からない。お互いの会話が丸聞こえの距離。楽しみにしていたコンサートで、正直これ、開演までの会話を後ろから聞かれているかもと思うと変な汗が出る。逆を考えれば、向こうもそんなのは嫌だろう。本当にその人なのかどうかの確信も持てないし。だから声を掛けずにいた。


違う意味で不安の中、コンサートは開演した。初めて生で聴く小曽根さんの奏でる音色に、圧倒されたり心地よくなったり。素晴らしい演奏に、何度も何度も熱く拍手した。ブラボー!!!

MCの途中、小曽根さんはずっと来たかった地だと言い、地震のこと、ご親族のゆかりの地であることなどを話された。客席には“相棒”(小曽根さんはそう呼んでいた)である神野三鈴さんもいらっしゃっていた。


アンコールの際、後ろから聞き覚えのある声がする。

やはりそうだったのか。

その人が「素晴らしかったですよね! 私、実はチケットを取っていた家族が急に行けなくなって、代わりに来たんですけどね!!」と、興奮したうわずった声で隣の人に話しかけているのが聞こえた。


偶然の連鎖って凄くない? 本来なら来るはずではなかったのか。人の話をこっそり聞いて(聞こえたんだもん)、これまたびっくりした。


音楽の余韻に浸りながら、そのまま声を掛けずに帰路に着いた。

世間は狭いのか、それとも自分は違う時空を彷徨っているのか。奇妙な偶然。不思議なことはあるものだ。

***

ところで、週末もまだまだ実家から届いた夏野菜がたんまりあります。日にちが経ったので、キュウリは炒めてサンドイッチに。昔何かの雑誌についていたレシピを参考にしました。

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再びのゴーヤーサラダは、「作ったよ!」とコメントくださった方の真似っこをして、玉ねぎスライスも入れてみました。美味しい! 

昨夜は7月31日だからライブ配信を観てしまいました。ログインするのに2時間近く。配信を1時間遅らせてくれたので参加できたけど、いやー、サーバーダウンはつらいですね。その分を今日取り戻さねば。働きます(笑)。


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