沖縄のしりしり器でにんじんしりしりー。
「しりしり器」をご存知だろうか。
沖縄で”にんじんしりしりー”や”パパイヤしりしりー”を食べたことがある人は、たいていこの「しりしり器」が欲しくなるだろう。近年はテレビで取り上げられることが多いので、知名度は格段に上がっているはずだ。
こちらは、わが家の使い古したスターライオンの「しりしり器」。
むかしむかし、沖縄土産にと買って帰ったもの。しりしり器の国内生産の9割は新潟県産であるという話を、当時何かの情報誌で読んだと記憶している。他は台湾製が多かったような。
……全然沖縄土産になってない!!(笑)
しかしその頃は沖縄にしか売っていなかったので、現地のスーパーで購入。安い台湾製のものもあったが、国産のものがないかと何店舗かハシゴしたのだった。
これは普通のスライサーとは異なる。
あくまでも、“しりしりー”を作るためのものと自分は理解している。
ただの千切りや細切りでは、“しりしりー”の味のしみ具合とふんわりとした食感は絶対に出ないのだ(ぶんぶんどー調べ)。
なぜ今、沖縄料理を熱く語っているかと言うと、今夜いよいよ『Dr.コトー診療所2004特別編』の最終夜だからだ。どこまでもドラマ脳目線でごめんなさい。
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さあ、にんじんしりしりーをレッツクッキング。
自己流です。にんじんの甘みがクセになり、いくらでも食べられます!
1人にんじん1本分平気で食べられるので、2人分と思ってください。
〇材料
にんじん 中2本
卵 2個
顆粒だし(かつお) 適量
塩 適量
醤油 少量
油 適量(オリーブオイルでもいいと思います)
〇作り方
① しりしりし器を使って、とにかくしりしりする!(しりしりしたにんじんの山ができる)
★ここで要注意!!
※勢いよくしりしりしすぎて、指をざっくりいくことがあります(これは本当に気を付けないと取り返しがつかないぐらい大変です)
※しりしりしていると、台所のタイル壁や床ににんじんが飛び散っていることがよくあるので、お片付けを忘れずに。
② 油をしいたフライパンでにんじんを炒める(弱火)。
③ にんじんがしんなりしたら、顆粒だしと水を少し(分量外)入れてさらに炒める。
④ 塩と少量の醤油で好みの味に。
⑤ 溶き卵を入れてまわし炒める。
わが家では、かつおだしと塩、少しの醤油で味付け。醤油を入れるか否かは好みが分かれるところ。
かつおだしの代わりにシーチキンを入れる人も。なんといっても沖縄は、シーチキン消費量日本一なので!
それを思い知ったのは現地のスーパーだった。いつも沖縄旅の土産は、共同売店やご当地スーパーで購入。そのとき店のお中元・お歳暮(贈答品)売り場で、全部シーチキン缶の箱を見た。詰め合わせではなく、ぜーーーーんぶシーチキン缶っていう箱。目が釘付けになってしまった(笑)。あれ、忘れられない。
というわけで、はい、シーチキンの入っていない方の“にんじんしりしりー”が完成。
今夜はオリオンビールと一緒に楽しんで、沖縄の風を感じることにしよう。そして、島の優しさと厳しさと、剛利&剛洋親子の絆に涙しよう(全部知っているのに、予告CMだけですでに泣けた……)。
アマゾンではスターライオン印は売り切れなので、こちらを貼っておきます。
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