7つの事例から考える誤った科学の教訓 ~禍いの科学 正義が愚行に変わる時~2024年14冊
誰もが何かを発見したと思ったとき、
自分にとって都合が良くなる様なデータを抽出してしまうもの。
それが恐ろしい悲劇を招くよ~
っていうお話です。
感じた事としては、
誤りというか間違いを認める心を持たないと、
取り返しのつかない事になるってことですね。
7つ?の事例を用いてそれを伝えてます。
殺虫剤DDT:マラリアの増加
アヘン:薬物依存の蔓延
ロボトミー手術:精神疾患に誤った外科手術
マーガリン:心臓病増加
優生学:劣勢には不妊治療を
ビタミン剤:ビタミンの過剰摂取による健康被害
窒素肥料:環境汚染へ
個人的にはロボトミー手術と優生学は、
特に恐怖を感じましたね~
精神科医がこうすれば精神疾患治ると、
安易な外科手術を繰り返し・・・・悲劇。
優生学は、ヒトラーにつながるけど、恐ろしい・・・
先入観ってのは危険です。
どんなものにも表と裏がある。
裏を検証せずに表だけで突き進むと、
大変な事が起こる!ってことですね。
本としてはボリュームもあるし、
過去事例とそれがもたらした事が多いので、
ちょっと疲れる本です。
本を読みなれてる僕でも少し疲れた。
ただ自分の人生に生きる教訓は、
なにかしら得られる本だと思います!
みんな正義だと思ってるんですよ。
その正義が誰かを傷つける。
今のSNS時代の発信みたいですね~
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