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【結論】エネルギッシュな文体こそが、一番読まれる小説だ。


精神削って書いたなら「読まれる小説」であって欲しい。


推敲を重ねて、練りに練って、読まれない。

悲しい・・・。


イメージを重ねて、一気に書いて、みんなに読まれる。

これこそ理想!


この文章が気になるから、直す。

冒頭は、作品の命だから、とことん凝る。

直せば直すほど、「機械」的になって読まれない。


コレを伝えたい!

冒頭から、一番伝えたいことを 思いっきりぶつける!

書き直し無し、一発書きのエネルギッシュな文体は

「人間」的だから、読みたくなる。


小説執筆は「書道」だ。

完成形をイメージして、

一気に最後まで筆を走らせる。

墨が跳ねたって、バランスが崩れたって、

構わない。

もし、完成形と違うなら、

白紙に戻して、最初から最後まで

もう一度、いや、何度でも

納得いくまで、

一気に最後まで筆を走らせる。


一球入魂で書いた作品は、評価される。


エネルギッシュだからこそ。

作者の「人間」らしさが、溢れてるからこそ。

つい、読んでしまう。

読まずには、いられなくなる。

最初から最後まで一気に書き上げているからこそ

読者も、つられて、一気読みしてしまう。


あーでもない、こうでもない。

頭をひねらせて、

脳で拵えた文章は、機械的で、

味がない。

今の時代、言葉を組み立てるだけなら、AIでも真似できる。


機械化、自動化、AI化、システム化。

どんどん加速するIT革命。

小説や漫画、アニメ、映画、絵画、イラスト。

あらゆる芸術も、デザインも

機械で創れる時代。


そんな現代だからこそ

「人間らしさ」を包み隠さず、出していこう。

放っていこう。


誤字脱字だけ、直して、

あとは、推敲しない。


つい作品に滲み出た「人間らしさ」に

恥ずかしくなって

書き直したくなる。削りたくなる。気持ちは分かる。


でも、

読まれなかったら、意味がない。

推敲しまくった「機械的」な作品は、AI作品の劣化版。


エネルギッシュに、一気に書き上げたもの。

たとえ、真夜中に書いた「黒歴史」みたいな文章でも、

読み返して、他人に見せたくない文章でも、


今、消そうとしている文章こそ

読者が求めている、読みたいと思っている。

「面白い」と思ってくれる。

人の感動を誘ってくれる、名文だ。


「人間らしさ」が出せたなら、

恥ずかしい文章が書けたなら、

それは誇っていい。

読まれる文章が、今、ここにある、と。


【結論】エネルギッシュな文体こそが、一番読まれる小説だ。







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