見出し画像

奥出雲再訪の旅【後編】

ども、ゆさっちです。
奥出雲再訪後、中国山地を西へ西へと進んでいます。
前編は芸備げいび線と姫新きしん線を乗りついで、津山つやままでやってまいりました。

駅にはこんなポスターが

津山は食肉の産地で、当時流通しなかったホルモン等を使った独自の食肉文化が育ったのだとか。
それを楽しみに、ここに一夜の宿をとりました。

さて、うかがったお店はこちら。

さあじゃんじゃんいきましょう。
まずは「そずり焼き」。

「そずり」とは岡山弁で「削る」という意味。
牛の骨についたすね肉を削り取って使うのでこの名がついたとか。
弾力がありますが、不快な固さではなく、噛みしめていると味わい深いのです。(*´∀`*)

お次は「よめなかせ」
なんとも意味深なネーミングであります。(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡❀.

これの正体は牛の大動脈を塩コショウで炒めたもの。
食感はイカ焼きに似ていますが、それよりも弾力が強いです。
これもビールが進みますね。
名前のとおりの効果があったかは言わぬが花。(´∀`; )

お次は「干し肉」
牛のモモ肉を数日干したもので、旨さが凝縮しています。

噛みしめるとほとばしる旨さがたまらんです。
ビールおかわりです。

シメは「ホルモンうどん」
ホルモンの食感、そしてその旨味をうどんが吸い込んでいて、絶品です。
津山にきたら必食ですよ(* ˃ ᵕ ˂ )b

いやあ堪能しました。
このお店は値段もリーズナブル、他にもいろいろいただきました。
お品書きを載せておきますね。

この日はそのまま駅前の宿でぐっすり。
翌朝は快晴、旅の最終日です。

今日の第一走者は佐用さよ行の普通列車です。

昨日の芸備線と違って、日曜の朝の列車は貸切でした。

昨日までの山あいを進む光景とは変わって、田園風景の中を進みます。
田植えの済んだ田んぼが水鏡になって、青空を映します。

佐用に到着しました。
奥には智頭急行ちずきゅうこうの車輛が停まっていますね。

ここからの列車はキハ127(122?)系、雰囲気も少し近郊っぽくなってきます。

終点、姫路ひめじが近づき、久々に見る都市の光景が広がり、新幹線の高架も寄り添ってきます。

姫路に到着です。
個々からは新幹線で帰るのが順当なのですが、もう少し旅の余韻にひたりましょう。
向かったのは山陽電鉄の山陽姫路さんようひめじ駅です。

この山陽姫路駅から愛知県の名古屋鉄道の豊橋とよはしまで、改札口を出ることなく行くことができるのです。
ローカル線をたっぷり味わったあとは、都市の鉄道の利便性も対比として味わいたかったのです。
では改札口を通りますよ。
お付き合いください。

やってきたのは直通特急大阪梅田おおさかうめだ行です。
これは阪神の車輛ですね。

列車の中は激混み、かろうじて座れましたが、撮影できる雰囲気ではございません。(´-﹏-`;)
しかし、これまでの鉄道と違うのはスピード感、標準軌を走る直通特急は多くの駅を通過し、どんどんスピードを上げていきます。
途中、車窓から明石海峡大橋を眺め、JRの新快速との激闘に胸を熱くいたしました。(まあ、正直かなう相手ではありません、あちらは130km/h)
さて梅田のひとつ手前、尼崎あまがさきで準急大和西大寺やまとさいだいじ行に乗換です。
ご覧のとおり、近鉄の車輛で運行です。

大阪難波おおさかなんばで乗換です。

そしてここから名古屋まで、特急「ひのとり」でまいります。

流石、ひのとりのプレミアムシート、深く腰掛けて、リクライニングを倒すとそれだけで疲れが取れていくようです。(´∀`; )

列車は、大阪線、名古屋線と快走。
この路線は、前回近鉄の旅でゆっくり通ったところ、車窓を眺めていると、想い出がまた蘇ります。
名古屋からは私鉄リレーのアンカー、名古屋鉄道の「パノラマカー」特急豊橋行です。

なんとか、最前列の席を確保できました。
あとは行き交う列車を眺めながら、今回の旅の想い出を反芻し、想いに耽ります。

豊橋からは「ひかり656号」で帰途につきました。
停車駅は新横浜、品川、東京。
実質豊橋に停まる「のぞみ」です。

グリーン席を奮発して、快適なシートに身を任せ、缶ビールを傾け、今回の旅程を振り返ります。
どれもいつまでも残り続けていてほしい、魅力ある路線であることを再確認しました。
でも同時に、それが困難な選択肢であることも改めて身にしみて感じました。
「次に奥出雲を訪ねるとき、まだこの路線たちは残っているのかな。」
そんなことを感じつつ、いつもより少しだけ苦く感じるビールを、喉に流し込みました。
(了)

CAMERA
SONY α1
Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
iPhone12 Pro Max
---
♥️スキ!ボタンは、誰でも押せます!
noteにユーザー登録してなくてもOKなんです。このページの「ハートのボタン」をポチッとして頂けると、筆者はとても喜びます!どうぞよろしくおねがいします♬
旅のこぼれ話は、旅先から直接ツイートしています。
こちらもフォローいただけると嬉しいです。ヾ(*´∀`*)ノ
@broiler1966


この記事が参加している募集

ご当地グルメ

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?