少子化の遠因を探ると見えてくるもの
恋愛の価値が低下して久しい。最初に非恋愛気質の男性として「草食男子」という言葉が出てきたのは2006年である。その主な原因は男性ホルモン値の低下であり、それはストレスによってもたらされると考えられている。
そのストレスを招く原因の一つが長時間労働である。2021年のデータでみると、週に49時間以上働く男性の割合が10%代の国の出生率は平均1.7だった。一方、日本の男性の長時間労働の割合は22%で、2021年の出生率は1,30だった。2023年は1.20と少子化に拍車がかかっ