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りかを
2024年8月21日 19:28
夜中、ガシャンという音で飛び起きた。半分開いてるふすまの向こう、父母の寝室に行くと父が母のベッド横に倒れていた。 呼びかけに返事はしてるから、ただの転倒だろう。手伝って起こすと「トイレ、トイレ」と言っている。腕にズル剥けの出血があるが、パジャマが吸っている。支えてやれば歩けてトイレに行けた。 その後ケガの手当てをして寝かせた。何ヶ所か打ち身もあるだろうが、骨折はなさそう?もう明日でいい。
2024年6月12日 11:31
父は良くなってきているように見える。硬膜下血腫は吸収されているのだろうか? 「老衰宣告」医師の予約日。 着替えなど手伝い、朝食もそこそこに、妹とふたり、なんとか予約時間より30分前に連れて行った。 前回は前日にお願いしたけれど、今回は1か月前からの予約だから、そんなに待たされないだろうと思っていたのは勘違い。 先にM R I検査。恐ろしく混んでいる。40分待っても呼ばれない。通りが
2024年5月23日 18:14
次の受診まで服薬だけで1か月。 妹とスケジュールをやりくりして 交代で泊まることにした。母がひとりで父の世話をしながら家事をこなすのは無理だ。転んだ父を起こそうとして一緒に倒れるか、精神的に追い詰められるか、どちらかが目に見えていた。 父は鎮痛剤を切らさず飲んで頭痛を抑えていれば、寝たきりというわけではなく、身の回りのことはゆっくりと、小さな失敗はしながらもだいたい出来た。言葉を交わし意
2024年5月5日 15:58
救急当番医は、大学病院ではこの年齢の慢性硬膜下血腫の手術をしてくれない、地域基幹病院の名をあげ、そちらの方がいいからと紹介状を書いてくれた。鎮痛剤ももらい、迎えの妹の車で帰った。 夜間も自分の状況を分かっていない父は、よろよろと布団から起き上がりトイレへ行く。転倒リスクは高い。前立腺癌は緩解しているが、ずっと頻尿だ。 そのたびに横で寝ている母、あるいは隣室で扉を開けて寝ている私が、付き添
2024年4月16日 14:28
数年前から父の物忘れはゆっくりと進んでいた。 物忘れを診てもらおうという誘いには全く乗らず、自分はどこも悪くない、と頑固に言い張っていた。 アルツハイマーだろうから受診したところで、物忘れが良くなることはない。無理にあるいは騙すように言いくるめて受診しても、無理強いされたことはまだ覚えていそうな段階だ。 家長気質の強い父と、ずっと離れて暮らしていた長女の私。関係を悪くして言うことを聞か