岩下こうし

みんな個性的ですごいなぁ

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最近の記事

小此木さくらと竜殺しのおじさん

ヒスクリフの首根っこを掴んだまま、わたしはドラゴンスレイヤーの中へと落ちていった。 落ちていくなぁ・・・・ どう考えてもドラゴンスレイヤーのコックピットに落ちたとしたらおかしな距離をおかしな感覚で落ちていく。 ちょっとテレポートの感覚に似ている気がしないでもない。 「あれ、見てよ!」 と声を上げたのはヒスクリフ。 わたしより先に落ちているヒースには何か見えているらしい。 やがてそれはわたしにも見えた。 なんかこうボロボロの服を着て髪も髭も伸ばし放題のおじさんが一人で山ほどの武

    • ドラゴンスレイヤーズ

      《あらすじ》 竜を支配するという杖の購入に失敗した騎士アラム。魔術師の杖と薔薇の剣を交換した男の子と女の子。竜人と戦い、大陸の危機を直感し王国を捨てた王。王国を征服したもののドラゴンを見て撤退した帝国騎士団。王は自らドラゴン退治を志し、帝国はドラゴン討伐を黒騎士に託した。帝国に編入された魔術王国の魔術師は皇帝の依頼を受け、薔薇の剣を送った幼馴染帝国の剣と大司教ラズエルを皇帝から借り、王は竜を神と崇めるリザードマン種にドラゴン討伐の許可を得た。彼らはドラゴンに戦いを挑み、負傷し

      • 小此木さくらとドラゴン伝説

        灰白から銀白へと変わりさらにその色を変じようとしている巨人が震えている。 背中を丸め、うずくまるように膝をついた巨人の背中がはじけ、虹色の煙を帯びた銃士が弾丸のごとく射出される。 トマトがつぶれるような音を聞いて、レイ・カリーニンに顔をしかめた。 東方教会の本部に安置されていた聖戦士ドラゴンスレイヤー。 三メートルを超えるオリハルコンの巨人はやはり聖人の血によって出現した聖なる慰霊碑「槍の大樹」に縛り付けておくべきだったのだという考えがレイ・カリーニンの頭をよぎる。 だが伝説

        • まおう

          「あー、負けた。負けた」 吉音はビールのプルタップに指をかけて舌打ちする。 今日の流れなら絶対にとれると確信していたのに、まさかの万車券を超えが10万車券にまで成り上がるとは・・・ テーブルを叩いて、腹の中をうねる悔しさを冷やすために苦い液体をのどの奥に流し込む。 流し込まれた液体は一瞬、ひやっと腹を冷やすが吉音が枝豆に手を伸ばしたころには逆にかっかと頭を叩いてくる。 「惜しかったなぁ」 最終コーナーまでは予想通りの大穴だったのだ。 それがまさか差し替えされるとは・・・ 「ま

        小此木さくらと竜殺しのおじさん

          雄渾

          「ここがいい」 「確かにここならコウヤ様も満足なさるでしょう。戦が起これば必ず主戦場となることは確実ですからね」 「この島国で唯一、大会戦の許される平原の係争の要地。征夷の殿も必ず満足なされるはずだ」 「見るだけで退屈と言われるかもしれませんが」 「そのときには黄泉から炎馬を駆って駆けあがって参られるでしょう。そういう人でした」 「黄泉の鬼より地上の戦ですか。コウヤ様らしいですね」 「北の鬼も黄泉渡りしている。退屈ではなかろう」 「それよりもつれあいとなって黄泉を乱しておらぬ

          小此木さくらとニート竜人たち

          黒髪に銀の混じった髪がべったりと額に沈み込んでいるような感覚がある。 竜の巣でのテレポートという難行を繰り返した報いである。 それどころか、足元さえおぼつかない。 膝まで地面に埋め込まれて、さらに背中に冷水を浴びせられ、際限なくウォッカを飲んだ報いの二日酔いにさいなまれているような、朦朧としたというにはつらすぎる状態だ。 「大丈夫ですか?」 そう声をかけてくる少女の声さえ歪んで聞こえる。 ただし彼には、その声がこの苦行を強いた少女小此木さくらのものではないことさえわからない。

          小此木さくらとニート竜人たち

          小此木さくらとドラゴンスレイヤー

          「ぐばぅべげぼっ・・・」 黒髪に銀白色の髪をはねさせたマーガスさんが膝をついて咳き込んでいる。 黒鵜くんの指示のもとにみんなで作った多重魔方陣という魔力収束と魔力備蓄それに魔力補給をいっしょにやってくれる便利な二十六芒星の効果だ。 マーガスさんが意識を取り戻したのを見て、のどかが祈るように手を合わせて涙ぐみ、そんなのどかの様子にクラスのみんなが肩を叩きあう。 そして 「それじゃ、マーガスさんもよみがえったことだし、ロボット捕まえに行こう!」 とこぶしを突き上げたラブやんにみん

          小此木さくらとドラゴンスレイヤー

          フォローしている人が投稿したら

          通知を見て、ふと思う。 わたしも投稿してみようかと・・・ やるときもあるけれど、やれないときもある。 今日はやれる日だったみたい。

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          一週間に一回の目標は泡と消え

          てしまいました。 コロナ陽性で熱出したりしていたので、仕方ないとも言えますが熱があるときは眠れなくて、動けていたけれど、 食べれなくてつらい間はがんばれていたけれど、 体が急速回復モードに入ってしまうと動くのがつらくなりました。 コロナあけて、元気になるつもりが とんでもない「ダルさ」という「体の休むべし」指令に大敗北です。 無理に食べると吐いちゃうし、外を歩けば息が切れる。 くるしい一週間が過ぎ サポステ就職集中講座に戻ろうとするもまだ咳とか出るしの一週間が

          一週間に一回の目標は泡と消え

          胸がどきどきするのは

          不安だからじゃなくて「新しい経験のための準備」をしているから。 そんなスタンフォード大学の授業的プラス思考を実行して、がんばっていくぞと、サポステの就職集中講座に通っていたらぶっ倒れました。 コロナウイルス陽性でした。 お腹が痛くなったり、喉が渇いたりという反応は「体が新しい経験を受け入れるために起こす良い反応」という信仰が間違っていることもあるという珍しい例かもしれません。 もともと「現象は代えられない」けれど「解釈は変えられる」。 そしてできるなら「自分に良い結

          胸がどきどきするのは

          サポステでゾッとした。

          ことをnoteしてから、これも逃げなのかなぁと思う。 わたしは逃げずに立ち向かうと言う事が苦手らしい。 というのはわたしの意見で、他の人から見れば上手なのかもしれない。 立ち向かうことも、見方によっては逃げることになる。 「とりあえずやってみる!」も「これ以上、調べたり考えたりするのは嫌だ。きつい」という逃げだし、「あきらめずに頑張る」も「行動を変えることが怖いし、習慣化している今が楽」と逃げているとも言える。 なるほどわたしは、逃げることに意識を向けることが上手ら

          サポステでゾッとした。

          ~を理由に逃げているのが残念と言われ、

          サポステというものがあります。 不登校やひきこもり、ニートを支援して社会復帰(まあ、就職)させてあげようというところです。 サポステでは「あなたならできる」と「オリエンテーション」と「パソコン教室」と「ボランティア活動」と「職業体験」と「面接訓練」、「心理相談」なんかをやっているようです。 わたしはサポステの紹介で、「正社員チャレンジプログラム」に参加したものの、一か月の訓練後に体調を崩して、元に戻るという情けない状態になりました。 個人的には「チャレンジしただけでも

          ~を理由に逃げているのが残念と言われ、

          少しづつ、一週間に一回でも

          続けるのは、難しい。 もう一度やるのは、もっと難しい。 無理をせずに、がんばっている? 無理をして頑張っているのだと、そう言えるように、心を開きたい。

          少しづつ、一週間に一回でも

          朝起きれなかった。 だから、「今日はゆっくり寝てもいい日」にしようと寝ることを決めた。 きゅっと「悪い子」という叱り声が聞こえた気がした。

          朝起きれなかった。 だから、「今日はゆっくり寝てもいい日」にしようと寝ることを決めた。 きゅっと「悪い子」という叱り声が聞こえた気がした。

          小此木さくらと司馬くんの作戦

          「へも、洞窟の中じゃどれだけ時間が経ったかもわはんなあいなふぁ」 「ほうはねぇ、はむられるというはおういひね」 「ほれはおもひろいほえれおからもっとたのひみひあ」 「何でこんなことに・・・」 よくはわからないけれど魔法的な何かによって湧き出てくるオレンジジュースっぽいやつが入ったコップをおいて、もぐもぐとローストビーフみたいな肉と梨みたいな果物をほおばるのに忙しいわたしたちから離れて、直哉が膝を抱えている。 「ドラゴン族の逃亡者・・・・。悪くない。そう思わないかい。直哉くん」

          小此木さくらと司馬くんの作戦

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          行ってみるととてもきちんとページを作っていることに驚く。 自分がいかにのろのろしているのかということが、わかってしまった。 わかってしまったけれど、すぐに追いつけるはずもなく、今日はこれだけでもと書いてみるだけ。 もう一回、はじめよう。

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