第4回 「できるリーダー」と誰でも言われるようになるためのコツ ~マネジメントには周到な準備が大切~
こんにちは。
第4回目のテーマは、「マネジメントには周到な準備が大切」の続きです。繰り返しになりますが、マネジメントの成功の8割くらいはこの事前の準備で決まるのではないかと私は思っています。
3、最初の3か月程度で成すことをスケジュールに落とし込む
着任してから成すべきことを事前にスケジュールに落とし込んでおきます。
できれば1週間、1か月、3か月くらいのスパンで、着任後の自分の姿を想像しながら、できれば具体的な項目に落とし込んでおくことが理想です。ただし業務の中身は着任してみないとわからないところが多いので、自分の取るべきアクションを軸に考えてみると良いです。
私の例でご説明します。私は最初に課長になったときは、いきなり30名ほほどの部下がいるチームを任されました。
着任前に自分が描いたスケジュールはざっと以下の通りでした。
①着任後、1週間
・全チーム員を集めて所信表明演説をする
・部門計画を読み込む
・全員の顔と名前を覚え、どのような業務を担当しているのか理解する
②着任後1か月以内
・チーム員全員との1on1を実施する
・1か月を経て感じた気づきをメモに興しておく
・何が自チームや職場における主要課題なのかを掌握する
③着任後3か月
・部門目標を達成するために必要なアクションを考える
・6か月、1年先の到達イメージとゴールを描いておく
着任後100日の過ごし方で、その先の自分のチーム運営のあり方が決まるといっても過言ではありません。また、最初にチーム員や職場の周囲に植えつけた印象はなかなか変わるものではありません。一度、ネガティブなイメージを持たれると取り返すのは難しいとも言えます。だからこそ、マネジメントには着任前の周到な準備が必要なのです。これらのことを是非、実践してみてください。
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