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フランス映画

昨年の秋に知り合った画家さんから、私の小説の感想をいただいた。

大きく場面が展開するのではなく、半径数メートルの範囲で物語が進んでいき、途中予想外のおもしろい人物の登場の仕方、そして最後まで主人公とキーになる人物とは何かあるというわけではない。淡々としているというか、フランス映画みたいでものすごく楽しかった。
(中編小説「アンテロープの窓」)

普段、あまり本を読まない人からの感想はありがたい。
そしてフランス映画みたい、なんて最高の褒め言葉だった。
さすが海外でも活躍している画家さん。
とても勇気をいただきました。
ありがとうございます。

この本を書いたのはもう15年前です。
当時の私と今の私はだいぶ違うけれど、あの頃目指していたものがやっと近づいてきたという感覚があります。

あの時にわからなかったことが今はわかるようになり、もちろんまた新たに課題は見つかっているのだけれども、
あの頃絶望的に思えた想い達を、どんどん形にしていける時期が来ました。

年齢を重ねる、なんて綺麗な言葉より、
年をとって楽になったこと一杯あるなあ! とう気持ち。

昨日、書き下ろしが入稿になり、ほっとしている今日。
この作品も近々公開したいと思います。
ずっと楽しくいいエネルギーで書けたお話です。
コラボでもあるので、多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいな。

並行して、とても細かい感情の動きを書いた話も浮かんできて書いていましたが、それも年内に形にしたいと思っています。

次々とお話が浮かぶ今、忙しさに負けてそのままにならないように、どんどん発信していきます!

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