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高校の卒業式の思い出

卒業式の当日は天気は快晴でした。私は北海道の学校でしたので雪はまだ残ってましたので冬と春の境目の季節の卒業式でした。
その時の私は学生服を皆の前で着て歩くのはもう人生で最後になると何だか寂しい気持ちでした。
卒業証書で順番に名前を呼ばれた時はドキドキしていて周りが見えなくなるぐらいでしたが校長先生から無事に卒業証書を受け取りました。父兄の方々もいたので私以外の生徒も緊張していたと思います。
卒業式ソングは「想い出がいっぱい」を歌いました。放課後に毎日練習してきた歌は全員と一緒に同じ歌を歌うのはもう最後になると思うと力精一杯歌いました。
卒業式の後は各々の教室に行き担任の先生との最後のホームルームになりました。
自分の席に着いて担任の先生からは皆勤賞、精勤賞、奨励賞の発表がありました。
私は精勤賞と奨励賞を受け取りました。精勤賞の記念品はフォトアルバムを受け取りました。
普段は人前で涙を見せる先生ではなかったのですが、この日だけは先生は涙を流していました。先生は「入学した時の皆の顔は幼い感じだったけど今は大人の顔付きになったね。皆で次会う時は同窓会の時で数年後~何十年後になるけど全員揃って会うのは今日が最後だろう」と言ってました。
教室を後にし全員で並んで玄関を出ると在校生達、先生方々、父兄の方々がいて見送って貰いました。
私は友人と茶道部に入っていたので2人で部活の後輩と顧問の先生2人に挨拶をしました。後輩達からは「お世話になりました。またお茶を飲みにきて下さいね。」と書いた手紙を頂きました。顧問の先生2人からは「お疲れ様。4月からも頑張ってね」と言われました。
私と茶道部の友人は4月から地方の学校へ進学しました。他の友人は地元で就職しました。卒業式の後は寂しいようなホッとしたような気持ちもありましたが、4月から通う学校での新生活も楽しみにしていました。
高校の卒業式も昨日あった事のように思えるのですが時が経つのは早いです。

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