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Devika yoga / Tantra yoga

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ヨガ哲学を暮らしの中で実践するために 24歳の頃、インドのスワミに教えてもらった知恵。 心ってなんだろう? 身体ってなんだろう? 魂ってなんだろう? 実践とプラクティスに溢れ…
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#瞑想

瞑想ってなぁに?

ヨガにおける瞑想 インドでは瞑想のことをディヤーナとかディアンと言い、英語のメディテーションとは少し違ったニュアンスを持ちます。ヨガをやると学ぶのはディヤーナ。瞑想状態のことです。脳波がシータ波になった状態。それがさらに深く入ると、呼吸が止まり、身体機能が止まったような状態になり、究極の私服の状態に入ります。無我の境地。私はこれを完全なベジタリアンとして何年か生きていた20代の頃、瞑想やヨガのトレーニングを毎日して、一日8時間以上、瞑想のトレーニングをする10日間の合宿の中

ヨガって何かを確認しよう

1、ヨガってなんだっけ?いきなり結論ですが、ヨガのアサナは心身の毒を出し、つまり(ブロック)を取り、肉体的、エネルギー的にスムーズなカラダを作り、「瞑想しやすいカラダと心を育むためのもの」です。 ではなぜ瞑想をするのでしょう? 瞑想は、肉体と思考を完全に休め、「意識」と言う領域に栄養を与え、育てていくものです。食べ物やエネルギーを摂取して体が成長していくように、「意識」はそちらに「意識」を注ぐことで育っていきます。まずは「意識」という領域があることに気づくこと、まずそれが

瞑想をはじめてみよう。

1、どんな風に意識は育っていくの?ヨガのアサナ(体操)や瞑想をするとき、慣れないうちはあれこれとマインドが動きます。 「足が痛いなぁ」「背中がかゆいなぁ」「お腹が減ったなぁ」「漫画の続きが読みたいなぁ」「今日は仕事で失敗しちゃったなぁ」「どうしたらあの人は私のことを好きになってくれるのかしら?」「どうしたらお金を手に入れられるかなぁ」etc… マインドが動いている時、それに伴って「体」が動きます。顔をかいたり、背中をかいたり。頭が下を向いたり。お尻をもぞもぞ動かしたり。大

自分と向き合う事。3ヶ月コースが終了して

外側に向かって何かを始める前にまず大切なこと。自分と向き合うこと。 私は7歳の頃にバレエという表現方法と出会って以来、身体表現、身体ワークという修練、実験、遊びの世界から人生が広がってきている。 「自分と向き合う」なんて思ってもこなかったけれど,身体の面白さを探求する中で、1ヶ月間、ヨガのコースに参加するとか、ダンスの先生に弟子入りして3ヶ月間住み込みでダンスを学ぶとか,瞑想の合宿に参加して10日間沈黙を守る中で暮らし、瞑想三昧の日々を送るとか、集中して身体と向き合うこと

哲学とアサナを同時に進めていくことの意味

1、自分と向き合う前に「ヨガ哲学なんて難しそうでまだ私には早いから〜!!とりあえずアサナだけでいいです〜!」 よく聞くセリフなのですが、これはなかなかの勘違い。ヨガ哲学って、「考えることって難しそう。」「意識とかよくわからない。」「生きる意味なんて考えてこなかった。」そんな人にほど優しい。なんだ、そんなカンタンなことだったのか。「私が悩んでいる理由」「私が何と無く不幸続き、苦労続きな理由」「私がいつも何やってるんだかわからなくなってしまう理由」「自分と向き合っても向き合って

毎日1時間の瞑想がもたらしてくれたこと

私たち家族は今、20:30から21:30まで毎日一時間の瞑想の時間を取っています。 もっと言うと毎朝5:00~6:30まではヨガのアーサナとプラナヤマの時間を取っています。アサナはコロナの自粛期間に始まり半年くらい、瞑想は8月から1ヶ月ほど続いています。 1、朝5時のアサナが始まって変わったことアサナが始まってからの変化としては夕ご飯の時間がぐっと早くなったこと。遅くなるとしてもたくさん食べなくなったこと。 私は基本的に目覚ましを使わない派なので、自然にすっと起きたい。

なぜボディアウェアネスなの?

1、人間は肉体を持って産まれた知性 なぜヨガではまずカラダから始めるのでしょう? ヨガはカラダではないところを発見していくツールなのになぜカラダ? 肉体なんて人間の動物的な部分、瞑想には必要なさそう。 そんな風に感じる人もいるかもしれません。 今世、私たちは肉体を持った人間として生まれてきました。 どんなに清らかで軽い天使や精霊のような存在になりたくても,氣分はそうだったとしても(笑!)私たちはもれなく物質である「肉体」を持っています。 もしあなたが今この記事を読んで

ヨガで目指すところは?

・暮らしの中で実践するとは あなたの心が内側のカラダであるように、世界はあなたの外側のカラダです。 家はあなたの外側のかカラダとも言えます。肉体にあなたそのものが現れているように、家にもあなたの全てが現れていると言っても過言ではありません。 そう言った姿勢で周りの世界を観察してみてください。 ヨガの教えの第一歩である、ヤマニヤマ( 生活のガイド )を自分なりに実行するためには、現代生活、現代社会、地球規模で起きている現象に目を向け、世界全体を自分のカラダとして、自分の生活

哲学は体験を言葉にしたもの

最近、チェンマイに住んでいる仏教研究家の友人のヨガ哲学の授業を受けています。 彼女は3月から、アーユルヴェーダ、マインドフルネス、ヨガ哲学、とそれぞれ8日間の集中講座を開催しています。それぞれが繋がっていて絡まっていて本当に面白い。 授業を受けていて思うのは、自分が今まで練習の中で発見してきた現象に言葉をもらっているということ。 私の最初のヨガの先生は布一枚とステッキを持って暮らしているスワミでした。普通の人とは全然違う氣配をまとっていて、宇宙チューニングで生きていて、

シャバアサナで本当に死ぬこと。

アサナのクラス。 毎日やっていると本当に面白い。 毎日新しい自分にチェックインして、動く。 朝なの時間、集中して動くことは 人生の3日くらいの波を丁寧に味わうようなこと。 感情を超えて、現象と丁寧に向き合うことができるから、 日常生活で言ったら3日分くらいの時間を過ごしているような気がする。 いや、多分今日は3日分だった。 それが1年分のような深いときもあるし、1ヶ月のようなときもある。 いい先生のクラスに参加した時など、 アサナの中で意識が飛んで、一生分

ヨガって何か新しいことを始めること?

ヨガって何か新しいことを始めることだと思う方がいるかもしれません。 新しい健康法、新しい運動、新しい美容法を生活に取り入れること。 実はそうではありません。 ヨガはただ自分自身を宇宙の法と照らし合わせて 仕事や生活、家事や育児、 経済活動。 今までやってきた全てのことと向き合うこと。 今までとやることは変わらず、 ただ自分自身と向き合い 自分自身にとっての「自分」とはなにかを改めて問い直し そして、自分の人生と向き合い直すことです。 今まで本当の自分と向き

今やっていることがこれからの私を作る。

1、カルマって?ヨガの経典は、この「世界」は「生物のカルマ」のために現されているものだといいます。 確かに私たち一人一人が「想像したこと」「考えたこと」「作って来たもの」でこの世界はできています。この政治システムも、消費システムも、家の構造も、畑のあり方も、農協も、スーパーも、発電所も、漏れなく私たち一人一人の行動や選択の結果です。 過去に私たちやご先祖様が積み上げて来たことで、今のやり方やこれからのあり方ができています。 経典では、それだけでなく、「過去生」を含む「過

「真我」ってなに?

最近、よく聞く「宇宙と繋がる」ってどういうことでしょう? 頭のてっぺんからコードを伸ばして、宇宙と繋がって情報を取り入れること? 宇宙人の声を聞くこと?? チャネリングってやつ??笑 私たちの中にはどうしようもなく、この宇宙の根源である創造の力と繋がっている神聖な部分があります。 太陽の美しさや、木々の美しさ、圧倒的な自然の力を感じた時の「感動」を超える感情=至福が呼び起こされる、あの部分です。「至福」の経験が蓄積されて作られている「意識」の一部分です。年に一回くらい

ヨガの道の進み方

ヨガのアサナではチャクラに強く働きかける方法と身体的なバランスを整えるアサナがあります。もちろん身体的なバランスにアプローチするアサナもチャクラに穏やかに働きかけますが、チャクラの活性化を目的に作られているものよりは穏やかです。 私は朝のオンラインクラスでは身体的、そしてエネルギーのバランスを全体的に整えること、ムラダラチャクラを活性化するアサナとプラナヤマを中心に組んでいます。そしてほぼ毎日同じメニューを繰り返し繰り返ししつこくやっています。 そこにはちゃんと理由があり