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「真我」ってなに?

最近、よく聞く「宇宙と繋がる」ってどういうことでしょう?

頭のてっぺんからコードを伸ばして、宇宙と繋がって情報を取り入れること?

宇宙人の声を聞くこと?? チャネリングってやつ??笑

私たちの中にはどうしようもなく、この宇宙の根源である創造の力と繋がっている神聖な部分があります。

太陽の美しさや、木々の美しさ、圧倒的な自然の力を感じた時の「感動」を超える感情=至福が呼び起こされる、あの部分です。「至福」の経験が蓄積されて作られている「意識」の一部分です。年に一回くらい、なんだかゾクゾクぞわぞわして感動の涙が出てしまったー!!!というような時に動いている意識のところです。

なんとなくわかりますか?笑

その「意識」の部分はいつもこの宇宙の創造の根源(俗にいう神と言われる部分)と繋がっています。(それはどうやら私の実体験として本当のことのようです。こういったことは鵜呑みにして信じるのではなく、体感して腑に落としていくということが大切。)

だからそこから考え出される思考はいつも普遍的に正しいというか、素晴らしい成果をもたらしてくれるアイディアです。

いつも意識のその部分で思考し行動できればいいのですが、概念でがんじがらめの私たちは、意識の「その部分」が蜘蛛の巣で隠されていてなかなか見えてきません。

「その部分」というのをヨガでは「真我」と呼んでいます。

それが本当の本当の私自身です。


「消費税上がっちゃってどうしよう。」「病気になっちゃってどうしよう。」

「仕事しなきゃ。」「家事しなきゃ」「社会人として認められなきゃ。」

いろんなことを考える「私」がいますが、これらは「消費税」「病気」「終身雇用制度」「非正規雇用」「家族」「専業主婦」「社会人」「社会的信用」という概念をもとに思考している私です。ついついこれを私だと思い込んで落ち込んだり、感情を揺り動かしたりしてしまいますが、この感情はそれぞれの「概念」につきまとっている感情と言ってもいいほど、私そのものと無関係でもあります。

その感情の中で「私」っていうのは尾ひれのようにその思考におまけとしてくっついているおまけみたいな存在です。

でもついつい、この概念に関係して揺れ動く感情を自分自身だと思って、ハラハラしたりがっかりしたり自分ってダメだなって思ったり、してしまうのが私たちの心で起こっている事実です。

そのことに氣がついてあげて、その蜘蛛の巣の奥にある、「本当の私」である部分を見つけてあげることが宇宙と繋がることです。

だから、ヨガでいう「宇宙と繋がって生きる」ということも、新しく自分の外側にコードをつなげるようなことではないんです。

自分自身の内側をとことん観てあげて分析していった先に浮かび上がってくる、本当の私=真我に繋がることでしかないのです。

「真我」という意識はもともとこの宇宙を作り出した意識とおんなじ素材でできています。私たちの「意識」が「宇宙意識」から分離して生まれたということは、瞑想を通して体感としてだんだんだんだん理解されて行きます。一度でも深い瞑想に入って「自分自身の細胞の一粒一粒、粒子の一粒一粒は、この宇宙の一粒一粒であるという体験」をしてしまうと、いつもは鈍感で過ぎて氣が付いていないだけで、実際は常にそうであるのだということが理解されて来ます。

このように瞑想という意識状態で体感され理解されるところによると「真我」は「宇宙意識」と繋がった存在なので、「その意識を掴む」=「宇宙意識と繋がる」と同じことになります。

その意識を掴むことが全てのキーのようです。

なんだかふわふわした夢みたいな話のようですが、ヨガってのは実はそのためにあります。「その意識」を掴むために一歩一歩修行をしてきたたくさんの人たちが、実際の体験をもとにその目的に到達しやすいようにまとめてくれた方法がヨガなのです。

だからヨギはその意識を掴むためにアウェアネスを育てる練習をします。

多分、美容体操だと思ってヨガを始めたあなたも、健康体操だと思って始めたあなたも、真我に近い部分で「私はヨガをしなければならない」と思ってヨガを選んだのかもしれません。

だからいつもそこに意識を置いて練習に向かい合いましょう。


「そこ」ってどこ?? 笑

自分だと思っている「概念」や「想念」を外していったところで浮かび上がってくる、私そのものであろうところです。

そこと対話できるように練習をして行きましょうね!






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