BRAVIS International ブランド戦略チーム

ブラビス・インターナショナルは、商品ブランド開発や企業ブランディング、パッケージデザイ…

BRAVIS International ブランド戦略チーム

ブラビス・インターナショナルは、商品ブランド開発や企業ブランディング、パッケージデザインなど総合的にブランド戦略を手がけています。noteでは、戦略チームのコンサルタントが、トレンドと背景にある生活者意識のレポートや世の中のブランディング施策を独自視点で考察した記事を発信します。

マガジン

  • 生活者のこころを掴む

    ブランディングを行う上で欠かせない生活者のこころについて分析した記事を集めました! デザイナー、クリエイター、マーケティング担当の方、商品開発担当の方などの参考になると嬉しいです。

  • ブランディング

    ブランディングについての記事をまとめたマガジンです。

最近の記事

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【ブランド考察】 愛されるブランドに不可欠な12のブランドアーキタイプ

 昨年話題になったCMキャラクターといえば、 『ゼスプリ』のキウイブラザーズ。 その愛くるしい動きと、一度見たら忘れない独特のキャラクター性。 フルーツというカテゴリーにおいて、キャラクターを作る事例はこれまでも例が少なく、非常に難しいチャレンジであったことが想像されます。 無機質なフルーツに性格を与え、まるで生きているかのような鮮明なイメージを作り上げることで、多くの情報が溢れる中でも人々の記憶に残るキャラクターになっています。 この事例は、ブランディングの観点から見

    • "こころを動かすアイデア発想法"社内メンバーに聞いてみました!【後編】

      今回は、以前の記事"こころを動かすアイデア発想法"の後編として社内メンバーへのインタビューを行いました! ↓前回の記事はこちらから 私たちがブランドづくりで目指しているのは、ブランディングを通してクライアントのブランドの想いを形にし、生活者にとっての価値を生み出すこと。 そして、生活者にとって唯一無二の存在となること。 そのために必要な人々のこころを掴むアイデアの発想法、ブランディングを行う際に心がけていることについて、2名のメンバーに聞いてみました! 「アイデアを考

      • 【2022年の生活者トレンドまとめ】キーワードは深める消費!?

          2022年も残すところ1週間ちょっととなりました。 今回の記事では今年の生活者の行動を"本能マップ"を用いて読み解き、 生活者にどんな本能が隠れていたのかを振り返っていきたいと思います! 本能マップとは?? 上の図は、本能マップを用いて2022年に生活者の心を動かしたモノやコト、トキを分類してみたものです。 下寄りは「変わりたくない」という本能、上寄りは「変わりたい」という本能です。 また、右寄りは「外向き」の本能、左寄りは、「内向き」の本能となっています。 特に

        • "こころを動かすアイデア発想法"社内メンバーに聞いてみました!【前編】

          弊社は食品や飲料といった消費財のプロダクトブランディングのご依頼をいただくことが多いですが、最近はZ世代やミレニアル世代に向けたプロジェクトが増えてきた印象があります。 Z世代やミレニアル世代はInstagramやTik tokに馴染みのある世代として、 「自分の好きなモノや情報を上手にカスタマイズし、自分のライフスタイルをつくる」という感覚に非常に長けています。 雑多に溢れかえる情報に対して非常に鋭い見極め力を持ち、 "自分に合うか"、"自分の価値観に合ったブランドか"

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        記事

          「欲しい!」を引き出すアイデア開発

          「いつも飲んでいる飲料の不満点はありますか?」 「毎日使っているボディーソープはなぜそのブランドを選んでいますか?」 と聞かれても、その理由をすぐに明確に答えられる人はなかなか少ないのでは ないでしょうか。 しかしながら、商品開発やパッケージ開発をしていると、つい消費者の不満点に論理的な理由を求めて探そうとしてしまったり、明確な言葉でその理由を解明しようとしてしまう、ということも多いはずです。 認知心理学者のダニエル・カーネマンによると、 人間には"ファスト思考"と"

          「欲しい!」を引き出すアイデア開発

          従業員が参加したくなるインナーブランディングの秘訣。それは、インナーブランディング自体をブランド化することにあった。

          コロナを契機に在宅勤務が普及したことで、従業員の帰属意識の低下が顕著になり、一体感が希薄化している。ここ数年で、そんな課題感を抱く企業が急増しています。 特に大企業の場合、 ”自分が所属する会社が、グループ全体として何を目指しているのか、   従業員が理解していない” ”自部門以外の事業への知識・興味が低い” といった大きな組織故の問題意識を持たれています。 そのため、全員が一つになれる旗印をつくるべく、理念やスローガンなどを再構築したり、理念を伝えるための社内報やブラ

          従業員が参加したくなるインナーブランディングの秘訣。それは、インナーブランディング自体をブランド化することにあった。

          ニューノーマル市場のブランド分析 ~フードデリバリーサービス編~

          新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、私たちの暮らし、そして消費は一変しました。マスクは花粉症やインフルエンザのシーズンに限らず、通年で購入し補充するものになりましたし、雑貨店やショッピングモールなどでも、自宅のワーキングスペースの環境を向上させるアイテム類が目立つようになりました。 このようなニューノーマルな時代に誕生し、急速に成長している様々なカテゴリーの市場を、ブランディングの観点で分析・解体し、背景にある世の中の潮流や人々のインサイトを考察してみようと、フードデリバリ

          ニューノーマル市場のブランド分析 ~フードデリバリーサービス編~

          多様性が重要視される今、「インナーブランディング」を見直す必要性

          最近では多様性、インクルーシブ社会などの言葉が飛び交い、学校の校則が見直されるようになったり、個人の多様なあり方が従来よりも尊重されるようになったりと社会の既存のルールの見直しが行われる流れが生まれてきています。 ルールの改定や自由化の中でも、特に話題に上がった事例として『スターバックス』のドレスコードの自由化は記憶に新しいのではないでしょうか。 制服を代表とした「きまり」の自由化・多様化は一見、組織の立場からすると 意識統一や一貫性を大事にしていくインナーブランディング

          多様性が重要視される今、「インナーブランディング」を見直す必要性

          「ブランドの人柄や声色」が絆を深める

          コロナ禍での生活環境は、なかなか希望の光が見えない状況が続いています。 気兼ねなく自由に外食をしたり、お酒を飲んだり、マスク無しで外出が出来るようになるのに後どれくらいかかるのだろうか。そんな想いを悶々と抱えながら毎日を過ごしている人も多いと思います。 内閣府が2021年6月に発表した『新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査』でも、「仕事の満足度」や「生活の楽しさ・おもしろさの満足度」といった項目で、感染症拡大後に満足度のポイントが下がっ

          「ブランドの人柄や声色」が絆を深める

          「異ノベーション」を生み出す出会い~コラボレーションによるブランドの飛躍事例~

          ▼Bravis Trend Report 異なる世界との出会いが、ブランドを進化させるマーケティング活動を活性化させる手段のひとつに、他ジャンルの業界やブランドとのコラボレーションがあります。 「普段接点のない人たちにも存在を広めたい」 「今までにない新しいシーンを創造したい」 そうした新たな可能性を広げる異業種コラボレーションですが、話題性のあるブランドとただやみくもにコラボレーションをすればいい、というものではありません。 効果的に機能せず不発に終わってしまうだけ

          「異ノベーション」を生み出す出会い~コラボレーションによるブランドの飛躍事例~

          ペットボトルのラベルを40%減らすことは消費者メリットになるのか? ~SDGsブランディングのヒントを事例から探る~

          ▼Bravis Trend Report ブラビス・インターナショナルは、戦略立案、コンセプト策定、クリエイティブ開発等、国内外の様々なクライアントのブランディング業務を多岐にわたってサポートしています。 リブランディングを行ったり、新規ブランドを立ち上げ、市場を創造して行く際、今の消費者が「どんな生活をしているのか」「何を求めているか」に対して常にアンテナを立てておくことが大切です。 『Bravis Trend Report(ブラビス・トレンド・レポート)』は、統計デー

          ペットボトルのラベルを40%減らすことは消費者メリットになるのか? ~SDGsブランディングのヒントを事例から探る~